誕生日の花、俳句など

毎日が日曜日の私が、その日、その日の出来事や、世間話のなかで、悲憤慷慨何でもあり、想いのままを、書き撲ています

友禅菊

2017-10-14 11:30:28 | 誕生日の花ケイスケ日記

友禅菊(キク科)花言葉は、調和;乙女の真心。キク科の多年草。原産は中国大陸で、日本には奈良時代に渡来。江戸時代に観賞用として改良された園芸品種がきわめて多い。梅.竹.蘭とともに四君子に挙げられ、秋を代表する花である。花の色は白.黄.赤など多くはないが、咲き方によって様々な種類が生み出された。大別すると管物.厚物.平物があり、嵯峨菊.伊勢菊.肥後菊.江戸菊.奥州菊などの系統を引くものが多い。独特の香りをもち、切花としても楽しむほか、「もってのほか」などは職位用にする。皇室の紋章に使われているのは六弁の花である。」「白菊の目に立て見る塵もなし 芭蕉」「山中や菊は手折らぬ湯の匂ひ 芭 蕉」「菊の香や奈良には古き仏達 芭 蕉」「菊の花咲くや石屋の石の間 芭 蕉」「黄菊白菊其の外の名はなくもがな 嵐 雪」「秋はまづ目にたつ菊のつぼみかな 去 来」「欄干にのぼるや菊の影法師 許 六」「あそばする牛さへ菊の匂いかな 北 枝」「菊畑や隣は紅の摘残り 千世女」「ものいわず客と亭主と白菊と 爽 太」「きくの香や世にかくらすむ女みこ 蝶夢」「村百戸菊なき門も見えぬかな 蕪 村」「手燭して色失へる黄菊かな 蕪 村」「菊を見つ且後架借る女かな 凡 菫}「菊や咲く我酒たちて五十日 白 雄」「菊咲いて朝梅干しの風味かな 一 茶」「白ぎくにとどく莨のけぶりかな 蒼 蜺」「白菊やしづかに時のうつり行 江 涯」「虫柱立ちいる幽か菊の上 高浜虚子」「有る程の菊ばげいれよ棺の中 夏目漱石」「昼酒をふはゆるせよすがれ菊 小沢壁童」「白菊のあしたゆうべに古色あり 飯田蛇忽」「丹精の菊みよと垣つくろはず 久保田万太郎」「嵯峨菊の暮光も天にぼぼりけり 水原秋櫻子」「菊の香のくらき仏に灯を献ず 杉田久女」「白じらと菊を映すや絹帽子 芥川龍之介」「菊咲けり陶淵明の菊咲けり 山口青邨」「黄白の菊や相和し相背く 相生垣瓜人」「母が活けし菊に小菊を挿しそへぬ 三橋鷹女」「捨菊をまはりから水漬しけり 中村草田男」「子を思ふ日ねもす捨菊見えてをり 石田波郷」「人に秘す墓参の菊の匂い立つ 殿村莬絲子」「白菊とわれ月光の底に冴ゆ 桂 信子」「白菊のあふれ咲くとき善人泣け 油布五線」「ストマイ幾本打ちて癒ゆるや菊の朝 角川源義」「白菊に遠い空から雨が来る 飯田龍太」「こころもち懸崖菊の鉢廻す 橋本美代子」「こののちの菊を託せる杖立つる 高田美恵女」「菜に混ぜて小菊商ふ嵯峨の口 飴山 実」「乱菊となり放題を抱き起す 倉橋羊村」「掛軸を替へむと菊の風通す 品川鈴子」「世に置きてゆく勲章も菊鉢も 吉川禮子」「白菊の在所に入れば波の音 山本洋子」「寺近く住みなりはひの菊作り 村上喜代子」「菊の鉢提げて菊の香のぼりくる 蓬田紀枝子」。(菊焚くやうしろに誰もゐなくなる ケイスケ)