田口圭二のブログ

右脳開発とNLPのプロフェッショナル田口圭二の、きのう・きょう・・そして・・あさって

「今日の学び」

2009-05-29 13:59:03 | Weblog
毎日が学びの連続です。

その中でもホットな、今日の朝の学びです。

朝食用のパンを買いにすぐ近くのコンビニへ行きました。
お店の中でパンを作って、出来立てパンを販売しています。

陳列棚には、できたてのおいしそうなパンが並んでいます。

その中で、色、形、似たような、大きさだけが違うパンがありました。

レーズンパン!!!!!
大きいのが 220円
小さいのが 160円

小さい160円のパンを手に取りレジへ!!!

50歳位の苦虫をつぶしたようなレジ係りの男性。
「220円」
「・・・・」
「220円」
「えっ!!160円じゃないですか」

「220円」
「あれっ!! 向こうの値札には160円と書いてあるけど???
 私の見間違いかな?????」

苦虫男性。
黙って陳列棚へ向かう。
「こりゃ~、誰か値札ば間違えとる。こっちが220円で、こっちが160円。
 中身が違う。見りゃあ、分かる!!!!!!!!!!!!」
(よく見ると、小さい方がチーズパンで220円。 
大きい方がレーズンパンで160円。
大小ではなく、中身の違いで値段が違う、ということです)

「私は、レーズンが欲しいんですが」
「このくらい、見りゃあ~わかる」

「ちょっと待って下さい。違いを見分けられなかった私が悪いわけですか??」
「大体、見てわかる」
「・・・・・・・・・・・」

この出来事、約2分。

朝の2分が沢山のことを教えてくれました。
朝の2分から沢山のことを学びました。

思い込みの怖さ!!!!
観察力の鋭敏さ!!!!
冷静に対処することの大切さ!!!
言葉の大切さ!!!!
会話力の大切さ!!!
笑顔の大切さ!!!!

朝の160円で数万円?? それ以上???
お金には換算できない学び!!!!!!

苦虫おじさん、ありがとう!!!!

「小さい、っ」

2009-05-19 13:14:21 | Weblog
昨日、久しぶりに電車に乗って福岡まで行きました。
1時間の電車の旅です。

私が乗る駅は始発駅です。
通勤、通学の時間が終わったお昼前です。

電車の中はすいています。
2人掛けの車両です。
真ん中あたりの座席の窓側に座りました。
(進行方向の左側。右側の座席が空いています)

出発してから本を読み始めました。
2つ目の停車駅から少しずつ込み始めました。
3つ目の駅から私の隣の席に、おじさんがドスンと座りました。
そうですね。64、65歳位かな????

スーツにネクタイ姿、どっしりとした重役、社長さんタイプです。
書類バッグを膝の上に置いて、本を読み始めました。
(2人掛けの座席、わざわざ見なくとも周辺視野で見えます!!!)

集中しているのか?
おじさんの両足がだんだんと開いてきて
私の右の膝に当たり始めました。

私としては、全然知らない人の膝がくっついているのも
あまり気持ちのいいものではなかったので
右膝を左へとずらしました。

当然、そこには空間ができます。

そうすると、その空間を埋めようとして????
おじさんの足が更に開いて侵入してきます。

「んんん。自分の足がどこにあるか気づいてよ」
そんな気持ちです。
私としては、もうこれ以上動かせない!!!!!!
私の足元座席空間の相当な部分にまで侵入してきています。
動かしたくてもスペースがな~い!!!!

おじさん、相変わらず本を読んでいます。
そこで、いったいどんな内容の本を読んでいるんだろう?????
とチラッチラッと横目で覗いてみました。

「おおおおおおおお・・・・・!!!!!!!!」

それは!!!!!!!
それは!!!!!!!

「道徳の本」でした。

「いやあ・・・・。参りました」

しっている。
している。

小さい「っ」が有るか無いか。
書けば小さいことですが
実に大きな差です。

1時間の気づきの旅でした。

おじさん、気づきをありがとう!!!!!

「入院しました」

2009-05-16 10:34:09 | Weblog
友達の話しパート2です。

プルルン~~。
「はい。田口です」
「あっ、田口さん。 N男です」
「おおお。久し振り。元気ね?」
「いやあ~、んんん~、それが・・・。入院中なんですよ」
「えええ。そりゃあ、またどうして?」
「それがあ・・・、帯状発疹なんですよ・・・・」
「あらあ~。何でまたあ」
「んんん・・・ストレス・・・・・らしいんですよ・・・・・」

いつも元気で、明るく歯切れよく話す彼にしては
明らかに暗く、沈んだ声とテンポです。

A男君とは40数年来の付き合いです。

「ストレスなく、自由に生きる」 ことが彼の信念、価値観です。

高校卒業後から直ぐ、今で言うならば「フリーター」を40年続けています。
ここまで来ると、もう本物の「フリーター」という職業とも言えます。

半年、一年働いて(彼の場合は3食付きの住み込みが多い)
ぶらっと旅に出て、そしてまた、半年、一年働く。

そうしながら、お金を貯めて土地を買い
自分でコツコツと、そうです、全くの自分一人で、です。
(大工さんの手を借りずに、という意味です)
2年ほどかけてマイホームを建てました。

家の中には、デーンとエレクトーンがあります。
このエレクトーンのスピーカーがまたでっかい、
洋服ダンスくらいの大きさです。これが2個。
このでっかいスピーカーをガンガン鳴らしながらエレクトーンを弾くことが
彼のストレス発散と趣味の一つです。
(独学で弾いています。近所からの苦情が来ないほどの田舎であることをお伝えします)

それと家の中には、ステレオとテレビとラジカセコンポが山のように置いてあります。
粗大ゴミで出してあるのを、いただいて来るのだそうです。
なぜそんなに沢山あるかというと、どれが正常に動作するか分からないし
動作してもすぐに壊れる場合が多く、常に予備が必要である!!!!
経験上、そうした方がいいと学びましたよ。と彼の言葉です。

もう一つ、彼の最大の趣味は「車いじり」です。
40~50年前の、ボロボロのオールドカーを格安で手に入れて
一年くらいかけて動くようにする。
そして、その車でドライブをする(ほとんどの場合一人で)
車を見つけて、こつこつとリストアをする、そして完成させる、
このプロセスが彼にとっての「至上の幸福」だそうです。

そんなストレスなく40数年自由に生きてきた、つもりの彼が
ストレスで入院!!!!!!!

私にはよくわかります。
「ストレスなく自由に生きる」ことに、こだわり過ぎて
「ストレスなく自由に生きる」ことが、ストレスになっていた。
40年付き合っているとそう思います。

そんな彼です、勿論、そう勿論です、
自分の意志で「結婚」はしていません。

電話があった次の日、彼の大好きな車の本を買って、病院へお見舞いに行きました。
受付で聞いた病室を覗きますが、いません。
看護婦さんに聞くと、談話室ではないでしょうか、と教えてもらう。

談話室を覗くと、窓ぎわで椅子に座り、
ボンヤリと、肩が落ち、何だか寂しそうに
(私にはそう思えた)外の景色を眺めている
彼の後姿が見えました。

声をかけるのをためらい
しばらく彼の後姿を眺めていました。
「・・・・・・・・・・・・・・」


PS:私たちが、何らかの問題を持つ時はNLPの三要素でもある「柔軟性」が無くなったときです。
   柔軟性ばかりでも、また問題になります。
   大切なことはバランス感覚ではないでしょうか。
   人間関係、コミュニケーション、仕事、等など!!!!!!

「それで、あなたは・・・」

2009-05-14 09:49:53 | Weblog
今朝、ひょこっと
そう、20年ぶりくらいに思い出しました。

これは本当にあった、私のバンド仲間の話です。

彼はギター弾きです。
アメリカへ武者修行へと出かけました。

気楽な一人旅をぶらぶらと続けていたそうです。

そうして、ある小さな街に着きました。
大きくて真っ直ぐな道路が一本すっとあり
その両側にお店らしきものが点々と並んでいる。

まるで映画のセットのような
典型的なアメリカの小さな田舎町。

昼食のために立ち寄った食堂の隣に
一件の小さな楽器屋さんがあったそうです。

彼はギター弾きです。

昼食後、フラリッと楽器屋さんへ入りました。

だあ~れもいません。
「まあ、いいか」と思いながら店内を見ると
ギターが沢山あります。
田舎町の小さな店にしては不釣り合いのギターの数!!!!!

誰もいない店内で、その内の一本を手に取りポロンと弾き始めました。
「ホオ~、結構いい音じゃん!!!」と思い
更にポロンポロンと弾いていました。

すると、店の奥の方から口髭とあごひげを生やした
初老のおじさんが、ニコニコしながら出てきました。

店番のおじさんかなと思い
「ハイ」とだけ挨拶して弾き続けていると
そのおじさんが言います
「なかなか上手だね」
調子に乗って
「この弾き方はクラプトン」
「このフレーズはチェット・アトキンス」
「この音色はBBキング」
と説明を加えながら弾き続けます。

「そりゃあ~、凄い!!!!」
おじさんしきりに感心しながら聞いています。
そして、弾き終わりました。

おじさんが一言聞きます。
「なるほど、巧いもんだ。俺もよく聞いて知っている。
 それで次は、きみの、弾き方と、フレーズを聞かせてくれないか」

「?????????????」

愕然として、声も、ギターを弾く指も止まった。

その時、おじさんが棚からギターを取り出して弾き始めた。
そのテクニックが凄かったのなんのって!!!!!!!
日本でならば超一流の技!!!!!!

難しいフレーズをいとも簡単そうに
ニコニコと笑いながら弾くではないか!!

腰を抜かさんばかりの彼は、おずおずと下手な英語で聞いた。

「んん~、わしゃあ、○○と、○○と、○○とのバックバンドで長いことギターを
 弾いとった。だけどもう、ツアーには疲れた。 だから、こうして田舎に帰り楽器屋を始めた」

「・・・・・・・・・・・・・・」

友達はアメリカ武者修行で
また、田舎町の小さな楽器屋さんのおじさんから何を学んだんだろう

そして、二人はどうしているのかな???

今朝、ふと思い出した話です。

PS:一流と言われる人を真似ることをNLPではモデリングと言います
   何かを始める時には必要なスキルでもあり、考え方です。
   私たちは誰かを、何かをモデリングしながら成長していきます。
   そして、次には・・・・・・・・・・。

「華やかです」

2009-05-11 18:47:19 | Weblog
先日、バンド演奏の依頼で
1台の車に、我がRockin' Country Bandメンバー全員、
楽器やアンプなどの器材もぎっしり詰め込み
いつものように下手な親父ギャグの応酬をしながら
演奏をしに行きました。

初めてでした。
実際に目にしたのは。

色とりどりの華やかな衣装!!!
スカートの裾がフワ~ッと広がった???
どのように説明したらいいのかな???
んんん~~!!
そうそう、カーネーションの花を逆さまにしたような??
(この説明だけで終わりそうなので、適当に想像して下さい)

その、素敵な衣装を身にまとった女性と
その華やかな衣装に比べると相当に地味な服装!!!の男性。

ここは、海辺に面した国民休暇村の一室、大ホールです。
男女約100名のスクエアダンスグループが
いくつかの輪をつくって、軽快な音楽に合わせて
軽やかに、にこやかに、楽しそうに
踊っています。

年に一回、全国各地から集まって
こうして、踊りの輪を楽しんでいるとのことです。

さあ~て、私が書きたいことはこれからです。
男女約100名の年齢層のことです。

誰にも聞いていませんよ。
だから、推測です。
(メンバー全員の意見を集約しまして)
たぶん、たぶんです。
平均年齢で書きます。

68歳!!!!!

(だから、平均年齢です)

大ホールいっぱいに広がる
色とりどりのスカートの輪!!!
楽しそうな、顔・顔・顔!!!

いいですねえ~。

バックで演奏している私たちも
つい、笑顔をもらって演奏しています。

この踊りを、朝から夜まで、2日間にわたって行うとのことです。

凄い!!!
凄すぎ!!!

どこからそのエネルギーが来るんだろうか???
ついさっきまで私も、
「自分は若い、元気、エネルギー充満」と自負していましたが。

ダンサーの皆さんの前で、土下座して
「へへ~、恐れ入りました」と
云わなくちゃいけないかな、と・・・・・・・。

人間、心から楽しいと思うことには
すべてのことを忘れて
そのことだけに意識が集中できる。
そうすると体内にエネルギーが集まり、高まり
自分が持っているもの以上の力を発揮できる。

そのような、いつでも、誰でもが言っているような当たり前の言葉を
改めて実感させてもらった
楽しい、一日でした。

演奏が終わっての帰りの車内も
もちろん盛り上がりました。


「死んでなんかいないです」

2009-05-06 11:54:57 | Weblog
私の人生に多くの影響を与えて下さった
七田先生が亡くなられて10日過ぎました。

ある講師の話しです。

「確かに七田先生は亡くなられました。
 それは、肉体が亡くなっただけだと思います。
 先生の考え、思いは亡くなってはいません。
 私たちがしっかりと受け継いで伝えていきます。
 だから、先生はまだ生きています。
 私たちの心の中に・・・・・。

 親子もそうじゃないでしょうか。
 両親の教育、考え方をしっかりと受け継いで
 大きくなっていくし。

 もちろん、私も両親の影響を受けているのを実感します。

 だから、本当の死とは
 受け継いだ人の中から、
 影響を与えてくれた人の影響が無くなったときが
 ある人の本当の死を受け入れる、認める・・・。かな~!!!!

 でも、よく考えてみると、
 そこにいる自分は、影響を受けたからこそ
 新しい自分がそこに居れるわけだから・・・・・!!!
 ということは、

 まだ影響を受け継いでいるということなのかなあ~???」



なるほどねえ~~!!!!!
んんんんんん~~!!!!!

私がセミナーに拘るのは
「何かを受け継いで欲しいのかなあ」