やはり国の政策がうまいこといかず、目も当てられん状況のこのご時世。
ウィルスの対策と、経済を回さなあかんこととは、相反することで国としても大変なとこではあろうけど、同じ税金を使うとこがどうも切実な民間や現状と噛み合わないままで、前の政権から始まった「GoTo」も、キャンペーンとやらで大々的にやるも、結局は、「感染増加の一因」とまでは言わずとも拍車をかけるような現状だ。
春に「なんとか宣言」を出してからの直後は、だいぶ感染者の数は減った。
それから検査対象の人数自体も増えはしたけど、最近では感染者の数が過去最高を更新してたりで、どーにも先が見えないまま今年が終わりそうでもある。
それで結局、その「GoTo」も見直そうとかで、また宙ぶらりんになる様相だ。
いったい国はどうしたいのか。
経済を回すためなら感染者を増やしてもいい方針なのか。
矛盾するようなことをやってても、そら、感染者が減ることはないだろう。
給付金についても一応の条件に合いさえすればすぐ振り込んでくる、ということではあったし実際に困ってる事業者には「ないよりはマシ」の政策だったけど、だから不正も多くあったり。
なんにせよ、言わんこっちゃない、そうなるだろ、とも思うけど、それにしても、その「GoTo」も東京をはずすとかポイントがつくとか食事も4人以下でとかなんとかいろいろ考えようにも、利用者が増えて人の移動が増えるようなことをしてれば必然的に感染者の増加にもつながろう。
それで飲食業や観光業がだいぶ潤ったか、回復したか、といえば、それも「ないよりはマシだけど」という状況だし。
それで感染者も増えてるし。
そういう「アフターコロナ」としての政策を、収束もしてないのに見切り発車でやっちゃうからそういうことにもなるんではないか。
それでいて、今の政策が発足した時に始まった、縦割り行政の苦情なり意見なりを募集する「なんとか110番」とやらも、数が多すぎて処理できないから結局ストップ、とのこと(笑)。
ホント、いったい何をどうしたいんだか。
それも当初は大臣が会見で「寝る時間を削って全部見てますよ」なんても言ってたけど、んなもん、民間の視点から役所やら国やら行政に言いたいことは無限に出てくるわけで、それを続けて見ていって、さらに対応なんぞできるわけもない。
それでそこまでやってたことも今後どうなるのか。
それこそ、そういうのも宙ぶらりんになるんだろうし、タテでもヨコでもいいから、困ってる民間、このご時世をハッキリしっかり現実的にどうにかするのが国の仕事だろう。
いつも思うが、国のそういうもろもろのことって、誰がいったい発案して「それでいこう」としてるのか。
なんか、国のやることは空回りしてることが多い。
「何兆円の予算を投入して」なんて言いつつも、税金ばかり使ってこの結果だ。
それも彼ら自身のカネではないから安易にそういう効果がないようなこともできるんだろう。
いくら国の連中や考える人らが、民間の感覚や一般常識的な感覚がないと言っても(笑)、そうなるの、わからんのか。
こういうご時世だからこそ、効率や現実的な対応が求められるわけで、そんなカッコばかりとか目先のことだけでお粗末さも露骨に出るし、そうこうしてる間にも、切実に困ってる事業者はたくさんいる。