上級韓国語 - ちょんげぐりの世界

韓国語の勉強もそろそろビジネスクラスへ乗り換えましょう。上級韓国語をめざして,古狸案先生の授業は随時更新中です。

漢字とハングルの温度差

2012-03-01 | 言葉の使い方

コンピュータ音痴の博士

まず,上の笑い話を読んでください。2年前のブログに書いたものです。

ここにも書きましたが,日本語では,まず「盲」の字はほとんど死語扱いですね。
いまでは,まず색맹〈色盲〉はNGです。色弱(색약)とか,色覚障害者(색각 장애자)と言い換えています。

韓国ではまだ맹장,맹장염が,幅を利かせていますが,日本ではひと昔前まではよく使われていた「盲腸」「盲腸炎」は「虫垂」「虫垂炎」と言い換えられています。

韓国で맹がまだおおっぴらに使われている理由を考えてみました。
おそらく韓国人は「盲」という漢字で考えずに,맹というハングルで考えているからだと思います。
「盲」と맹-漢字とハングルの温度差がここにあるのだと思います。

漢字の「盲」はダイレクトに目に飛び込んできます。
これに比べてハングルの맹から受けるイメージはそんなに差別的で暗いものではありません。
ですから韓国人は,맹イコール単にものが見えないこと,または日本語の「何々音痴」ぐらいにしか思わないのだと思います。

설맹〈雪盲〉〉→ 雪目(ゆきめ),雪眼炎(せつがんえん)
문맹〈文盲〉→ 字が読めない人
문맹률〈文盲率〉→ 識字率
미맹〈味盲〉→ 味音痴
컴맹〈com盲〉→ コンピュータ音痴

音痴 に関しても以下のブログをもう一度参照してみてください。
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