風倶楽部 絵本の会

風の吹くまま気の向くままに。月に1度吉祥寺で集まって絵本について語り合ったり作ったりしています。

第28回 絵本への道 その9

2018-09-17 15:09:25 | 議事録

次回のお知らせ
10月13日(土)18時半~ 吉祥寺MUKU にて
テーマ「たまごの絵本」もしくは「再生」

9月8日(土)

今回の参加者は日南田淳子さん、横田沙夜さん、やたみほの3人でしたが、展示用の絵本の話が進みました!

共同制作絵本『星のおじさん』
あらすじ:星のおじさんは聞こえてくる泣き声の主を探しに旅に出ますが、どこの星にも泣いている人はいません。星ごとに独特な「たまご」をもらうおじさん。星を渡り歩き、泣いていたのは生き物がいなくなった星そのものだったことが分かります。おじさんは持っていたたまごでその星を救います。

いかがでしょう?うまくまとまった感じがしませんか?展示参加者には「それぞれの星の外観」(1ページ)と「星の住人が笑っている姿」(見開き1枚=2ページ)を描いてもらいます。一年後の展示に向けて頑張ります!

絵本のテーマは「おじいちゃんおばあちゃん」。今月集まった絵本は少なめでしたが、私イチオシの絵本をご紹介します!

『おじいちゃんのゆめのしま』
作:ベンジー・デイヴィス
訳:小川 仁央
出版社:評論社
発行年:2016年
あらすじ:少年シドはある日、おじいちゃんの家で初めて屋根裏部屋に入りました。シーツに隠された壁のドアを開けると外は船のデッキになっていて、航海が始まります。たどりついた島のジャングルで二人は遊びますが、おじいちゃんはこのまま島に残ると言い、シドはおじいちゃんに別れを告げて一人家に帰りました。

ベンジー・デイビスの絵のタッチ、色使いが気に入って書店で手に取りました。
「大切な人との別れ」が描かれており、切なさを感じますが、絵本の中のおじいちゃんは前向きで明るく、男の子も自然に受け止めているところに二人の絆を感じました。

中川純子さんがオススメの絵本についてコメントを下さいました。ご紹介させて頂きます!

私てきなオススメは、手前に置いた『おじいさんのしごと』(山西ゲンイチ-講談社の創作絵本)です。
あらすじは…
ケンタくんのおじいさんは、しんでしまいました。
ケンタくんは、たくさん泣きましたが、少しずつ元気になっていきました。
一方のおじいさんは、天国への階段を登って、やっとこ雲の上にたどり着くと、そこには、ねこがいっぱい!!
ねこの天国へまちがって行ってしまったのです。
そこでは、みんな何かお仕事をしなくてはならなくて...
おじいさんがやっと見つけたお仕事が、最後にケンタくんと繋がるのが良いなぁと思い、可愛いイラストにほのぼのしました。

二冊ともおじいちゃんと孫の絆のお話ですね。
気になった方は是非読んでみて下さい。