kazさんの日々彩々2

どうして花は咲くのだろう?どうして小鳥はさえずるの?
やさしい想いや言葉にふれて、どうして人は泣くのかな?

さらば、今年よ!

2007年12月31日 | 「想」の彩り
というわけで、泣いたり笑ったりの一年も、あとは何事も無く終わりかと思いきや、
昨日になって、ある83才のお婆さんが亡くなられたという訃報が入り、
お通夜へと出掛けた。

亡くなられた方へのお悔やみは勿論のことだが、ご遺族の方々にしてみれば
この年の瀬の急なことなので、大変だろうなあと思った。
現に、他県にいらっしゃるご遺族の方々などは、通夜、葬儀共、
駆けつけたくても、すぐには飛行機などの予約が取れないといった
状況だと聞かされた・・。

今朝、そんな事をまた思い出しながらタバコを吹かしていたら、
カミさんの携帯にメールが来た。
それは、“昨日夕方5時、無事に赤ちゃんが生まれました!”という内容で
めでたく、これで二児の母親となった方からの喜びのメッセージだった。

同じ日の、一つの命の終幕と新たな命の誕生・・。不思議だなあと思う。
「あ~俺も、せっかく生まれて来た命。無駄に年取ってる場合じゃね~な~」、
などと思ったりもする・・。

ま、なにはともあれ、こうして今年も幕を閉じる。
来る年も、大いに笑って泣こうと思う!
照れ笑いもあるだろうし、嬉しさ一杯の笑いもあるだろう。
悔しさ、悲しみの思いで泣くこともあれば、感謝の思いで泣きもするだろう。

どなた様も“泣き笑い”の良い年をお迎え下さい!

笑って泣いて、泣いたら笑って!
そうでなきゃ、生きてる意味などござんせん。



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今年を振り返ってみて。

2007年12月29日 | 「想」の彩り
今年は大切なものを失い、そして、また得た年でもあった。

失ったものは・・
春先に、育ての母でもあった祖母が95才で亡くなった。
風邪をこじらせ、それから一月ほどしてからのことだった・・。
それからバタバタと、なんだかくだらぬお祭り騒ぎのように、
葬儀、四九日、初盆と続き、それらをこなして行く事だけで
精一杯で、祖母との別れを悲しむ間など自分には無かった。
“人を安らかにおくるという事”は、本当にこういう事なんだろうか?と
その間ずっと考え続けていた・・。

そんな最中に、ある縁を通して僕の前にいろんな人達が現れて来た。
そしてそれと同時に自分の前に新たな道が用意されていることに
気づいた。いや、その道は昔から用意されていたのだけれど、
歩く“時”というものを得られずにいただけの事だったのかもしれない。
二十歳位の頃から、横目でずっと見続けていた道だったのだ。

今、時を得て、その道を歩き始めた。
その道には、祖母を亡くし、妻子の他は家族と呼べる者はいなくなった僕の前に、
たくさんの父と母、祖父母と兄弟姉妹が待っていてくれた。

今年は大切な祖母を失った・・。
けれども、失ったことで、また、新たな大切なものに巡り会えた。

年末になって今年を振り返り、今しみじみと思う事は、
僕が今こうしていられる事への感謝・・。
そして、赤ん坊の頃から僕を大切に育ててくれた祖父母への感謝だ。
おじいちゃん、おばあちゃん、ありがとう!

今頃になって、感謝の涙があふれて来やがる・・。

四十路男の真冬の火遊び??

2007年12月27日 | 「食」の彩り
しかしなんだなあ・・。
人間、ず~っと狭い仕事場なんぞに引きこもり、
朝から晩までパソコンや机を相手に仕事ばかりしていると、
そのうち、いやでも「うぉ~~っ!思いっきり外で体を動かした~~い!」
という欲望が出てくるものなんだなあ・・。

というワケで、このクソ寒い冬の夜、ワシは久しぶりに
ダッチオーブンとランタンをごそごそと引っぱりだし、
外でアウトドアクッキングを楽しむことにしたのであった。

何を作ろうかと少し迷ったけれど、まあ、あまり面倒じゃないほうが
いいだろうと思い、“ニンジン・じゃがいも・タマゴごった煮
豚バラチャーシュー!”なる物に決めた。

外はもう真っ暗だったので、まずはランタンの灯りをセット!



ランタンは周りが明るくなるばかりか、冬の夜の闇にその灯りはとても
暖かく感じられてなかなかいいのだ。
(実際、電灯式以外のランタンは、その灯りに熱を持っているんですけどね。)

ランタンの灯りの元で、次にたき火をおこす!
火が無い事には、何も始まりませんから。

ダッチオーブンには、ザラメ・醤油・酒・塩などを合わせ入れ、
そこに豚バラブロック1本とニンニク・しょうがを適当量入れて
蓋をしっかりと閉め、あとはそのまま放っておくだけ。
じゃがいも、ニンジン、そしてあらかじめ茹でておいたタマゴは
しばらく時間が経ってから入れ、そのときアクもすくいます。

さて、出来上がるのをただ指をくわえて待っているのも、時間が勿体無いので、
小さなアウトドア用のイスを持ち出し、そこへ腰掛けてこれをチビリチビリと!



そうです。焼酎でござんす!(笑)
ランタンとたき火の灯りをボ~ッと眺めながら、心静かに一杯をいただくひと時は、
本当に至福の時です!神様に感謝しまくりたくなっちゃいます!

焼酎も何杯か進み、良い(酔い?)心持ちになってきたところで、
そろそろ蓋を開け中の様子を見てみることにします。

おぉ~~、湯気がもうもうと立ち上がり、浦島太郎状態だ!

もう火の通りは充分なようです。

早速豚バラを取り上げてみると、こんな感じ。


これをさらにアミに置き、おにぎりと一緒に軽く表面を焼きます。


皿の底に畑で採れたサニーレタスの葉を敷いて、
スライスしたチャーシューの周りに、じゃがいも、ニンジン、タマゴを
豪快に盛り付けたら、ハイ完成!



娘とカミさんは、ごはんのおかずに。
自分は尚も焼酎の肴としていただきました。

アウトドアでの料理作りは、冬場はムリ!と思っていましたが、さに有らん!
ランタンの灯りとたき火の炎、そしてお湯割りの焼酎で、
体はポカポカと温まる。
そうなって来ると、冷たい空気が逆に心地いい。

久しぶりに外で体を動かせ、気分はスッキリ!
四十路男の真冬の火遊びはとても楽しいものとなり、
良い“だれやめ”(鹿児島弁で“疲れを止める、取る”と言った意味。)ができたのでした~!

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サンタになりたい・・。

2007年12月24日 | 「想」の彩り
クリスマス、おめでとうございます!

老いも若きも、いろんな所でいろんな人と、クリスマスを迎えられているのでしょうね~。
今日それができることに、まずは神様に感謝せねば!です。

いろんな事情で、楽しみにしていたクリスマスを迎えられなくなったご家庭もたくさん有るだろうし、国によってはクリスマスどころではない所も有るという事も忘れちゃいかんよな~、と思っています。

さてさて、唐突ですが、ワシ、サンタさんに憧れてます。
いえいえ、幼稚園のクリスマス会のサンタさんの衣装をまた着たい!と言っているんじゃなくて、気持ちの上の願望として。

駄詩です・・。

サンタになりたい・・。

僕は、世界中の子供達のために、
あの大きな白い袋がいっぱいになるほどの
プレゼントを用意することはできない・・。
冬の夜、空を自由に駆け回ってくれる
トナカイ達だって、僕にはいない・・。

けれども!

背中に大きな白い袋は無くたって、
胸には、“小さな想い”を持てるんだ!
トナカイ達はいなくても、
自分のこの手とこの足が
きっと、誰かのために役に立つ!

サンタになりたい・・。

僕は、大切な人のために、
素敵なプレゼントが用意できるだけのお金を
ポケットに持たない・・。
クリスマスの夜、あの人に高価な物を贈り、
笑顔をつくってあげる事も、僕にはできない・・。

けれども!

ポケットに、たくさんのお金が無くたって、
胸には“人への想い”が持てるんだ!
高価な物など無くたって、
“想い”と“言葉”で
みんなの笑顔が見られるはずだ!

サンタになりたい・・。

いつだって、

どこにいたって、

誰にでも!

贈り物は、ただちっぽけな僕の“想い”。
そんな物しか無いのだけれど・・

もし君に、少しでも喜んでもらえたら嬉しいんだ・・。



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泣き虫サンタ

2007年12月17日 | 「冬」の彩り
というワケで、昨日、幼稚園のクリスマス会は予定通り行われ、
ついにサンタクロースに変身せねばならない時がやって来た。

早めにサンタさん用控室(?)に向かい、衣装を着替えて本番を待つ事に。
一人で狭い控室にいると、嫌でも多少の緊張感が
出て来てしまい、これは何だか、チャンピオンに
立ち向かい、そのベルトを奪おうとする試合前の
プロボクサーみたいな気分だなあ、などと考えたりしていた。

しばらくするとドアをノックして、挨拶のために、
幼稚園一のムードメーカーである、S先生が入ってきた。
先生は、白ヒゲをつけたサンタ姿の僕を見て、開口一番、「○○さん、まさかこんな形で、またお会いする事になろうとは思ってもいませんでした!」と、愛嬌たっぷりにそう言って下さった。
この先生は娘の幼稚園時代、年少の時の保母さんで、卒園してからも何かとお会いする機会が多く、馴染みなのだ。
「はい、自分だって、思ってもいませんでしたよ~。」と言って僕も笑い、
おかげですっかり緊張が溶けたような気がした。

その後、S先生から登場の仕方、子供達にプレゼントを渡す手順などの
ざっとした説明を受け、そのまままたしばらく一人で待機することになった。

会は進み、いよいよ出番の時が来た。子ども達が先生の合図に合わせて、
「サンタさ~~ん!」と呼んだ。が、ここですぐに登場してはならない事に
なっている。演出の一つなのだ。
先生がここで「おや~、やっぱり先生が昨日、急にサンタさんに
お願いしたのがいけなかったのかなあ?
サンタさん、今日は来れなかったのかしら?よし!もう一度元気な声で
呼んでみよう!」と、こうなるんですね~。(笑)

その先生の呼び掛けで、子ども達は一段と大きな声で、
「サンタさ~~~ん!!」と呼んだ。
ここで登場!!・・するハズだったのが、このサンタさんは間抜けにも
会場への入り口を間違いそうになり、大事なタイミングを逃してしまった。
すぐに先生が機転をきかせ、「きっと、もう近くまで来てくれてますよ~、
もう一度呼んでみましょう!」と時間を稼いでくれ、
子ども達はまたまた大声で「サンタさ~~~ん!!」と呼んだ。
歴代のサンタさん役の中で、3回もサンタさんコールを子供達に
言わせてしまったのは、自分くらいのもんじゃ無かんべか?

入り口もわかり、今度はバッチリのタイミングで
「○○幼稚園の良い子たち、メリークリスマ~ス!!」と言いながら、
(やっとの)登場!

ところが、歓声で迎えられるのかと思いきや、子供達は「ひゃ~!」とか、
「うわ~・・」とか言った感じで、ただただ驚いているだけだった。
思わずその時、「おやあ?どうしたのかな~?元気がないぞ~。」と言ってしまったのは、
今にしてみれば後悔・・。
その時には、わからなかったのだけれど、後で思うに、
子ども達にとって、サンタさんは本当に憧れの存在で、
そのサンタさんが突然目の前に現れたとなると、「キャ~!サンタさ~ん!」
などと言う、黄色い歓声をあげるどころではなく、ただビックリするしか無かったのだ。
おまけに身長180センチの、デカいサンタだったから尚更のことだったのかもしれない。

その後、子供達に向けて簡単な挨拶をし、いよいよ質問コーナーが始まった。
“きっと皆、まだビックリしたままだろうから、質問できる子はそんなに
いないだろう。”と、内心シメシメと思っていたら、
先生の「サンタさんに質問したい人~?」という呼び掛けに、
おそらく全員が手を上げてきた!!
(人生の中で、ワシ、この時ほど子供がコワイ!と思ったことは
アリマセンでしたね~。)

結局5人ほどの質問を受け、大体が予想してたような質問だったので、
まあ、何とか子供達のユメを壊さずに答えることはできたと思う。
予想外の質問としては、「アフガニスタンは貧しい国です。
そんな貧しい国にも、サンタさんはプレゼントを持って行くのですか?」なんて言うのが有って、それには少し驚かされたなあ・・。

「サンタさんはどこに住んでいるのですか?」という質問には、
わざとフィンランドとは答えず、考えていた例の“逃げの策”で応じてみた。
その策とは、その答えを逆に子供達に問いかけるというものだったので、
「みんなは、どこに住んでいると思うかなあ?」と聞いてみた。すると、
案の定、皆それぞれに、「フィンランド~!」「寒いところ~!」「雪が降っているところ~!」「北の国~!」などと、いっせいに答えて来た。(シメシメ!)。
頃合を見て、「ほ~、みんな良く知ってるね~!ハイ!全員正解です!」と答えて逃げた。(笑)

恐怖の質問コーナーを無事に終え、次は一人ひとりにプレゼントを渡す時間。
子供達が並んで、サンタさんの前に順番にやって来る。
一人ひとりにプレゼントを渡しながら、頭をなで、言葉をかけてあげる事になっており、
これはとっても楽しかった。気づいたことは、プレゼントをもらった時に「ありがとうございます!」と言える子は、年長さんよりも年少さんの方がはるかに多かったという事。
同じ子供とは言え、やっぱり年少さんの方が素直なんですかね~?

一通り園児たちへのプレゼントが終わったあと、次には園児達のお兄ちゃんやお姉ちゃん、
そして赤ちゃんなども父兄と一緒にプレゼントをもらいに並んで来た。
列のまん中当たりで、自分の娘がプレゼントをもらいに来たときゃ、苦笑い。

そのあと、子供達からのお礼という事で、年少・年中・年長さんの全員が、自分に向かって、こんな歌を唄ってくれた・・。
聞きながら、天使のような声で元気よく唄ってくれている子供たち一人ひとりの顔を見ているうちに、不覚にも、このサンタのおじさんは泣いてしまった・・。


『きみは愛されるため生まれた』

きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は愛で満ちている
きみは愛されるため生まれた
きみの生涯は愛で満ちている

永遠の神の愛はわれらの出会いの中で実を結ぶ
きみの存在が私にはどれほど大きな喜びでしょう

きみは愛されるため生まれた
今もこの愛受けている
きみは愛されるため生まれた
今もその愛受けている


最後の挨拶の時には、自分はもうサンタさんではなくなっていた。
ただの泣き虫なオジサンだった。
開き直り、子供達に、皆の歌声と姿を見ている内に泣いてしまったこと、
そして今日、皆に会えて本当に嬉しかったと思っていることを素直に話した。

退場の時間になり、先生の「サンタさん、ありがとう!さようなら~!」の
声に合わせて、子供達の中央に開けられている通路を歩き出したとき、
座っていた皆がいっせいに立ち上がり、「サンタさ~ん!」と言いながら、
自分のそばへ駆け寄り、握手を求めにきてくれた!

一人でもたくさんの子と握手を!と思ったけれど、
長くその場にいると、いよいよこの泣き虫サンタは、
声を上げて泣き出しかねないと思ったので、
「来年も来るよ~!元気でね~!」と言って部屋を出た。

○○幼稚園の子供たち、そして先生方、良い思い出をありがとう!
サンタさんはホントにうれしかったです。



『きみは愛されるため生まれた』は、
ここで聞く事ができます。

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