神田川 「まる歩き」 しちゃいます!!

ー神田川水系、支流はもちろん、旧水路、廃水路、全部 「まる歩き」ー

本村橋

2017-02-17 08:45:43 | 善福寺川1

 青梅街道から善福寺川を越え、対岸の天祖神社方面へと至る道は、→ 「上荻窪村絵図」→ 「東京近傍図」に数本描かれていますが、主なものは八丁から分岐するもの(薬缶坂)、四面道から光明院西を抜けるもの(本町通り)、現西友前で分岐し白山神社前を通るもの(観音押出し)がありました。そのすべてが合流し、一本になって善福寺川を越えていましたが、そこに架かっていたのが本村(ほんむら)橋です。なお、薬缶坂の由来ですが、夜半、真っ赤に焼けた薬缶が転がっていた、との伝承が各地にありますが、野干(やかん 野狐などの野獣)の出没する坂の意との説もあります。

 

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    ・ 「陸地測量部発行の1/10000地形図(昭和4年測図) / 荻窪」と「同 / 上高井戸」を合成したものです。 区画整理によって本村橋前後の道路も大きく様変わりしましたが、同一場所、同一縮尺の「昭和12年修正」は→ こちらです。

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    ・ 神明橋  左岸方向のショットで、奥が薬缶坂、その先が青梅街道です。区画整理によって道は直線化され、新たに神明橋が架橋されました。 

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    ・ 善福寺川  神明橋から下流方向で、JR線と直交するため右カーブで南に向きを変えます。奥にチラッと写るのがJR線の鉄橋です。

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    ・ 置田橋  JR線の鉄橋の手前に架かる橋です。「杉並の川と橋」(杉並区郷土博物館 平成21年)によると、お北橋の表記もあったようです。