酒×仲間=幸福

神田にある立飲み屋の店主のブログ。
主に営業案内等・・・

隠し砦の三悪人

2009-11-26 12:25:56 | 勝手に映画
前述の記事のタイトル元になる映画ですが、先ごろリメイク版のこの映画を鑑賞。

黒澤監督の代表作に上げられるこの作品を、リメイクからみてしまった事を激しく後悔・・・

というのも、随所に余計なエフェクトが入る。
斬激の効果音。

走る時の過剰な砂埃。

異様な出欠描写。

「椿三十郎」しか黒澤監督作品は見てないものの、氏のリアルに迫るこだわりは聞くエピソードから察しもつくところだが、現代技術を使うのはいいのだが、過剰すぎるとこうも嫌気が差すとは思わなかった。

年末に「隠し砦の三悪人」を見直すか「七人の侍」を見るかどちらにせよ口直しをはかる予定です。

エヴァンゲリオン劇場版 破

2009-07-17 10:50:19 | 勝手に映画
先週は方々からお勧めされた、エヴァンゲリオンを映画館に見に行った。

場所は渋谷。

公開からある程度たって、割と遅い時間さほど心配もせず向かえば何と・・・

「立ち見となります」

映画を立ち見なぞ、小学性低学年時代の「ゴジラ」以来のことである。
当然拒否、時間を潰し次の時間を確保。

さて、本編だが全くもってTV版とは内容を異にしている。
流石に細かく触れる事はしないが、その構成はマニア好みな描写やTV版以降ネットなどで転用されていたセリフ回しを狙ったようなセリフ。

全体的に特定の感覚を持った人たちを主眼に媚びた作りこみを感じる。

総体的にはTV版とは違う話であり、TV版とリンクさせる今後の展開に期待を持てる内容。

3作目は上映されれば本作より見たいと思うようないい意味のエンディングだった。

ウォンテッド

2008-09-30 12:29:37 | 勝手に映画
今週の日曜日は予てより期待していたwantedを鑑賞。

しょっぱなからマトリックス。
そしてファイトクラブを思わせる展開・・・

そして結末はやはりマトリックス・・・

最近はいろんな映像技法や表現技法の類似品を感じてしまう。
当時は斬新や革命的と謳われた技術も見慣れてしまえば廃れてしまう・・・

やはり映画は時代に合った「テーマ」とその内容に注力すべきと考えると時代を超えた名作と呼ばれるものはやはりその内容からも不変であるものだと思いますね。

あ~暫く映画館に行って鑑賞する気にはなれそうもないな~・・・

DVD爆破

2008-09-10 18:15:35 | 勝手に映画
昨日は待望のDVDプレーヤーを入手!

合わせて予てより噂のあった「新幹線大爆破」なる映画も入手!

後は酒を飲みながら鑑賞するのみ・・・

ストーリーは新幹線に爆弾を仕掛けたと連絡が、そしてその目的は単純な金銭目的であるが、集う仲間の人間模様や乗務員、乗客の心理描写また警察と鉄道会社の葛藤など、単に犯罪映画と括るには見るべき場面が多い様である・・・・?

そう、実はDVDを起動、しかしディスクを読み取らず四苦八苦(提供者さん)
そしてついに上映!しかし・・・・序盤から映像は飛ぶは止まるは挙句・・・・
スゴロクのように「ふり出し戻る」・・・

しかし、見てみたい衝動は止まらない!新幹線も止まれない!なぜなら「爆発」してしまうから!えぇ、そりゃ~もう、抵抗されればされるほど見たくなる!

そして、再び上映。
所々で漏れ出る鑑賞者の驚嘆の声。
ハラハラ、ドキドキ爆弾を乗せた新幹線と物語を見守りながら一同が願う!

「どうか、どうか1500人の人命のために止まらないで、新幹線!」
ではなく、
「どうか、どうか4人の好奇心のために止まらないで、DVD!」

途中途中ヒヤッとする展開は物語でなくやはりDVD・・・
しかし順調、ここで持ち主から更なる衝撃の事実が語られる・・・

「これ、2時間以上あるみたい・・・」
「まじで~!」

しかし、過酷な試練を乗り越えた猛者達である!
確認するまでもなく、暗黙の中に確固たる決意が!
「帰りません!見るまでは!」
地雷を感じるような歩の進み、銃撃地帯を通るような緊張感!
そんな覚悟を決めた兵士たちを見捨てる司令部ではございません!
時間は間もなく22:58分しかし誰も歩みを止める者も止まる者もいない・・・

俺たちに明日は要らない!それよりも生きている今が大切なんだ!
そして、時計は23:00丁度を示す・・・

そして遂に・・・・・・・・・止まった・・・・DVDが・・・・・
なんてKYな機械なんだろう・・・・

「何故、何故止めるんだおやっさん!」
「おめーの為じゃね~、オイラの都合さ・・・」

テンションダダ下がりである・・・
まるで、盛り上がっているボクシングのエンディングにタオルを投げ込まれるような・・・
まるで、ドーバの悲劇のような・・・
まるで、F亭のSPメニューが予想通りの売れ行きでなかったような・・・

だから、まだ「こだま109号」は爆発していない・・・
何故なら、DVDのやつが先に行っちまったからさ・・・



「恋しくて」

2008-09-03 15:29:12 | 勝手に映画
基本情報
1987年 アメリカ
監督:ハワード・イッチ

キャスト
エリック・ストルツ
メアリー・スチュアート・マスターソン
リー・トンプソン

ストーリー

古臭い青春映画ですが、非常に見せる映画だと思います。全体的に展開は予想できる範疇ですが、着飾る女性は虚構の愛情を自身のステータスのために受け入れステータスを自身のアイデンティティーとしていた。

そんな彼女に恋する青年は、ありがちな冴えない青年、そしてこれもお決まりな幼馴染の男勝りの女の子。

構成からトレンドドラマ全盛を思いださせる、全部詰め込みパックみたいな感じですが、それぞれの人生ではなく生き方の選択。

なぜ、一回目のタイトルにこれを選んだかは、もちろん個人的に好きなのですが、
「智に働けば角が立つ」(マドンナ的女の子)「情に棹させば流される」(主人公)「意地を通せば窮屈だ」(ヒロインの女の子)という次第です。

ねっ!太陽さん(今回も刺激してみました)

なんにせよ、どんな生き方にも苦労や悩みはつきもので間違いでもなくそんな住みにくい世の中でも人は人に恋をして、傷付きながら捜し求めて小さな気づきが確証に変わっていく。
住みにくくとも、そんなロマンは忘れたくありませんね!