川本ちょっとメモ

★所感は、「手ざわり生活実感的」に目線を低く心がけています。
★自分用メモは、新聞・Webなどのノート書きです。

「手ざわり生活実感的」に目線を低くして見る――年金運用(1) 株式投資もつまり、バクチの類

2016-01-10 19:03:17 | Weblog
<安倍内閣の大罪 年金シリーズ>
2016/01/10 年金運用(1)株式投資もつまり、バクチの類
2016/01/13 年金運用(2)1月年初に連続下げ相場
2016/01/16 年金運用(3止)東証続落 年金積立金5兆円目減りか
2016/01/23 安倍内閣の大罪 年金積立金を 「株高」 誘導に投入
               運用の株式比率は20%から50%へ(1)

2016/01/26 安倍内閣の大罪 年金積立金を 「株高」 誘導に投入
               運用の株式比率は20%から50%へ(2)

2016/02/06 安倍内閣の大罪 年金積立金を 「株高」 誘導に投入
               運用の株式比率は20%から50%へ(3)

2016/02/11 安倍内閣の大罪 年金積立金を 「株高」 誘導に投入
               運用の株式比率は20%から50%へ(4止)





商品相場で負けた体験

昔、商品相場に手を出したことがあります。そのころ、何社かの商品引の会社のセールスマンが集中的に会社に来たことがあります。そのころ私は叔父が経営する小会社の専務をしていました。叔父はオーナー社長で、出社時間は一定していません。いろんな人が自社ビルを訪ねてきます。日常業務のすべては私が預かっていて、セールスの応対も務めのうちでした。

何度通っても社長不在で会えないセールス達は、しだいに私をターゲットにするようになりました。商品取引など考えたこともなかった私は、ずっと断りつづけていました。ですが、ある時ついに、欲が出て魔が差しました。秋のこと、10月でした。セールスの勧めにしたがって、大豆を100万円買いました。それが12月に入ってから250万円にまでなりました。

そうするとセールスが、大豆は一段落なので、ゴムに乗り換えるよう勧めてきます。大豆を持ったままでは商品取引会社に手数料が入りません。勧めた銘柄が儲かっているものだから、しつこく銘柄乗り換えアドバイスをしてきます。乗り換える気はなかったのですが、セールスの根気に負けてゴムに乗り換えを承諾しました。

これが悪かった。乗り換えたのは12月20日ごろでした。取引の年末最終日まで1週間ほどのころでした。乗り換えたとたんに、ゴムが下がり始めました。信用取引をしていましたから、下がり始めると損害も早い。売ろうかどうしようか。そう迷っている間に取引所が年末閉会になりました。原資の100万円はまだいくらか残っている状態でした。

年明け。初日からゴムは下げ一方です。年明け初日を見て、2日目に半分売りました。売値は初日よりどんと下がっていたので、マイナス原資になりました。年明け3日目、残り半分を売りました。これで取引終了。大豆が上がっていたときは、100万円が2カ月後に250万円になりました。その250万円はゴムで400万円の損失になりました。

ゴムは買ってから下げ一方で、年末年始の取引所休場を挟んで10日間ほどで400万円もマイナスを生みました。原資100万円+大豆利益150万円ーゴム損失400万円=△150万円。150万円をセールスに渡して、私の欲魔体験が終わりました。


株式投資もつまり、バクチの類

その商品取引をしている間に、いろいろな商品の相場を見ていました。石油で1つ思ったことがありました。相場は産出国の増産・減産、石油メジャーの作戦なんかでコロッと変わります。政府や日銀や機関投資家のプロでも見込みをまちがうことが頻繁にあります。これは、外国為替市場でも同じ事情です。金融筋や証券筋が観測記事を流してくれるとは言え、当たらないことも多く、当たらなければ投資額が大きいほど、被害も大きい。つまり、バクチですよ、これは。知的バクチ、……でしょうか。

国内株はまだましです。株価の上下を司る条件が、国際商品や外国為替にくらべて、目に見えやすい。それでも、近年のリーマンショックでは、ドカン下げの遭遇ショックで取引市場も経済界も大病にかかりました。株式相場も商品相場も、基本的にバクチですよ。大きな下げ相場にぶつかれば、人材豊富で手づるも多く世界情勢に明るい機関投資家でもダウンです。

一言で言うなら相場はバクチだよ――と言うと、「そうやなあ」と賛成する人は多いんです。株式投資をしている人はたくさんいます。相場の上下が激しいとき、ビジネス街の街角のニュースインタビューで、外見はふつうの人が感想を話したり、解説したりします。大衆投資家という言葉があるように、相場への投資は一般大衆のするところです。

しかし、それでも相場投資をやらない人の方が、はるかに多い多数派です。100万円か200万円くらいで株買いできる人は、なんぼでもいます。なんでやらないのか。勝てる自信がありません。負けるのが怖い。投資しても負けるかもしれない、トラの子を無くしたらどうしよう――要するに、平均的庶民にとって、株式相場はバクチなんです。株はバクチ。株もギャンブル。この素朴な視点を大事にしています。

--------------------------------------------------------------------------------

<私のアピール>

安倍内閣はデモクラシー日本を食い破る強権内閣です。安倍総理退陣まで、国政で安倍自民党に“No”を ! 安倍内閣のお伴政党、安倍総理を支持するお伴政治家、安倍総理にすり寄る候補――次の参院選・衆院選で彼ら彼女らに“No”を !

2012年12月26日、安倍内閣が成立しました。アベノミクス効果で円安・株高が実現しました。 財政的負の側面では、日銀の過剰な国債購入、GPIFなどの過剰な株式買い入れがあります。 円安効果で輸出大企業が榮えました。同じ円安効果で、国民生活に直結している食品はじめ生活関連品が値上がりして、電気代などエネルギー費も値上がりしました。これはどういうことでしょうか? アベノミクスの円安・株高効果とは、多数派である国民大衆のなけなしの富が、少数の大企業や株投資家の財布に移動することを言っています。国家財政改善の一助として、消費税は5%から8%へ上がりました。アベノミクスが約束している大衆へのトリクルダウンはまだありません。今後も大衆の生活を潤すことはないでしょう。一方で安倍内閣の主導で、武器輸出、 原発輸出の動きが加速しています。

安倍内閣下で特定秘密保護法が成立しました。安保関連諸法が成立しました。内閣法制局長官と、自民党・高村副総裁と、公明党・北側副代表の三者で手を握って、憲法違反の集団的自衛権を合憲だと、押し通しました。NHKの経営委員や会長には、安倍首相の息のかかった人が座りました。政府を批判するテレビ番組には「公平でない」と圧力がかかりました。言論抑圧です。 政府に賛成する側に圧力はありません。

安倍首相は「戦後レジームからの脱却」をめざしています。安倍首相の抱く国家像は「明治維新リメーク型日本」です。それは、戦後70年の間平和な社会であり続けてきた日本を、捨てる道です。





コメント    この記事についてブログを書く
« 成長社会から持続社会へ / ... | トップ | 「手ざわり生活実感的」に目... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事