Spirit In The Sky ~院長のひとりごと~

宮城県白石市にある『川井はり・きゅう接骨院』のブログです。院長の私が時にはマジメに時には楽しく日記を書いていきます。

桜の木に桃はならない

2012-04-30 20:12:49 | Spring Tune
【Spring Tune】

■Just Us / I Can't Grow Peaches on a Cherry Tree




今日で4月もおしまい。
春の曲も、そろそろさよならですね。
結構、いっぱいネタは仕込んでいたんですけどねえ

最後はやっぱり桜で行きますか。

何とも変なタイトルのこの曲。
Just Usはチップ・テイラーとアル・ゴーゴニのデュオ。
チップ・テイラーはトロッグスの大ヒット曲「Wild Things」の作者として有名ですね。
昨年だったか来日してましたよね。、

アル・ゴーゴニは1960年代初めからセッション・ギタリストとしても知られていた人ですが、
こちらもソングライターとして有名曲を書いています。

その二人が、1965年 Just Us というデュオを組んで、シングル・リリースしたのが
「I Can't Peaches On A Cherry Tree」
この曲がスマッシュヒットとなり、翌年同タイトルのアルバムまで出しています。

日本ではアルバムは出ていないと思いますが、件のシングルは出ていたはずです。
そのタイトルが「桜の木に桃はならない」という、そのまんまだったかと。
昔、ミニコミ誌でこの国内盤シングルのジャケを見た記憶があります。
多分ね...曖昧な記憶ですが。
曲はいかにも60年代っぽいフォークソングです。
聴き込むと、それなりにいいですけどね。

70年代に入るとSSWとしてアルバムリリースをするも、出す度カット盤の憂き目にあう
カット盤の帝王(?)頑張れチップ・テイラー(笑)。
一方、バリー・マンやB.J.トーマスの傑作のプロデューサーとして名を上げていく
アル・ゴーゴニ。
まあ、どっちがいいとかの話ではありませんが。

では、散りゆく桜に想いを馳せながら




お花見~恋は桃色

2012-04-29 18:51:18 | Spring Tune
先週、とてもお天気の良かった日の昼休みのこと。
近くのコンビニまで行ったついでに、ふと川沿いに足を伸ばしました。
歩いて数分のところに、僕がこの町で一番素敵だと思っている場所があります。
そして今、この季節が最もいいんです。
なぜなら最高のお花見スポットなのです。

ちょうど、まさに満開でした。



小川に(実はお堀なんですが)張り出した桜が実にいい感じです。



近づいてみると、この淡い色が上品でなんとも言えません。



いつもなら桜の後に咲き始める山吹の花が咲き始めていました。



ほら、鯉ものんびり泳いでいますよ。



ほんの数分でしたが、とっても充実した時間でした。

で、僕が歩きながら口ずさんでいたのは、こんな歌でした。


リヴォン・ヘルムを悼む

2012-04-23 22:37:01 | R.I.P.
友人からのメールでリヴォンが亡くなっていたことを知りました。
ショックで何も言えねえ・・・
ジョーク抜きでほんとにそんな心境。

喉頭がんの手術をした後から、痩せていく姿を見て感じていた不安は
悪いことに現実になってしまった。

何かアルバムを出そうか・・・
いや、必要ないや。
だって、The Bandは全部脳内プレーヤーで再生出来るもの。
しばらくは聴かなくていい。

RCOオールスターズの来日に間に合わなかったのが、生涯の悔い。
でも、83年の再編ライブを観れたのが唯一の救い。
暑かったよな、あの夏。

もう一度だけ、あの南部魂のこもった歌を聴きたかったよ、リヴォン。

リヴォンの口述本『ザ・バンド:軌跡』(音楽之友社)を
貪るように読んだのは、いつのことだっけ?
もう一度読み返したいけど、あの本はどこへ?

ああ、思考回路が滅茶苦茶でまとまらない!

名唱数あれど、あまりへヴィーなものではなく、
明るい曲で見送ろう。

ありがとう、そしてさよなら、リヴォン



R.I.P.

Coat For The Spring

2012-04-21 21:28:34 | Spring Tune
【Spring Tune】

■Gallagher & Lyle / Coat For The Spring




ようやく春らしくなったなあ、と思っていたら
昨日、今日と寒いんです。
昨日は雨だし(穀雨でしたね)。嫌ですね。
でも、咲き出した桜は長持ちするのかな?

外に出る時には、春用のコートでも羽織りたい気分です。

ということで、本日の登場はイギリスの生んだ
名ソングライター&フォーク・デュオ、ギャラガー&ライル。
G&Lは、音楽好きな方ですと、古くはあのアップルの専属ライター
として知られているかも。
メリー・ホプキンにも曲を提供しています。
アート・ガーファンクルがヒットさせた「Breakaway」も
この二人のオリジナルです。
ちょっと突っ込むと、元フェイセスの故ロニー・レインのバンド
スリム・チャンスの重要なメンバーでもありました。
とにかく色んなところに出てくる人達なんで、詳しくはこちらを。

彼らの1972年のデビューアルバム(S/T)から
B面ラストに収められた「Coat For The Spring」

地味だけど名曲です(苦笑)
つーか、この人達のような音楽は聴き手を選びます。
ピンとこない人には、ただの地味なフォーク。
我々のような英国の土の香りがするフォークロックが
好きでたまらない連中には神様みたいな存在です。
所謂「イギリスのアメリカ」が好きな人には、もうたまりません。
イギリスのフォークロック3枚だけ選べ、と言われたら
とりあえずこの人達の2ndは必ず選びます。
あとの2枚は、それから考えます(笑)。

そんな彼らが、久々に今年の春から活動を再開したようです。
これはうかうかしていられませんね。

ああ、それにしても寒ぶ!







春の雨

2012-04-11 22:32:53 | Spring Tune
【Spring Tune】

■Silvetti / Spring Rain




ようやく春らしくなってきたかなあ?
なーんて思っていたら、今日は午後から雨
春の雨だけど、やっぱり寒いです。
「春雨じゃ、濡れ行こう」とは言えませんでした。

春の雨と言えば、そのまんまですが「Spring Rain」
ちょー有名な曲ですね。
と言っても、お若い方には電気グルーヴのヒット曲「シャングリラ」で
思い切りサンプリングされたことで知られているのかな?
あるいは、クラブのダンスクラシックとしてでしょうか?

70年代派には、ディスコクラシックですよね。
サルソウルって言うんですか?
あんまり詳しくありませんが。
イントロがとっても印象的なんで、すぐ覚えちゃいます。
達郎さんもお好きなようで、先日のSSBでも流れていました。

ジャケがいいですよね。
僕なんか完全にジャケ買いでしたもんね
タイトル曲ばかり有名になってますが、このアルバム 内容もいいですよ。

Silvetti(Bebu Silvetti)は、アルゼンチン出身の男性ピアニスト。
その後プロデューサーとして活躍しましたが、2003年に若くして亡くなっています。

ちなみに、この人よほど雨がお好きなのか「Summer Rain」「Autumn Rain」「Winter Rain」
と季節ごとに雨の曲を出しています。
あんまりヒットしてないみたいですが。




Let It Grow

2012-04-06 22:44:08 | Spring Tune
【Spring Tune】

■Let It Grow / Eric Clapton




はあ、今日も寒かったなあ。
「肌寒い」と言うより「寒い!」
いつになったら、春が来ることやら...

そんな心細い想いを歌に託した(?)訳じゃないけど、
妙に今の気分にピッタリなのがこの曲かな。

1974年リリースの名盤(ということになるのでしょうね)通称「よんろくいち」
スタジオの住所をそのままタイトルにしたという、何とも安直な...
いやー、でも受けたんですよね、これが。
「クラプトンが帰ってきた!」って。
売れたんじゃないですか?日本じゃ特に。
僕も持っているくらいですから(笑)
某友人なんて、日本盤、米盤、英盤と3種の神器のように揃えてましたからねえ
みんな大好き461って感じでしょうか?

大ヒットした「I Shot The Sheriff」やエルモア・ジェイムス、ロバート・ジョンスンなど
カヴァーものの出来が良いアルバムですが、オリジナルできらっと光るのが「Let It Grow」
春を待ちわびるかのような内容の歌なのですが、妙に物悲しいクラプトン節。
きっと、パティのこと想いながら作ったんだろうなあ、なんて勝手に想像してますけど。
いずれにせよ、こりゃー、日本人好みですわ。泣かせますよね。

名曲ですね、やっぱり。
でも、実は個人的にこのアルバムで好きなのは、Cowboyのカヴァー「Please Be With Me」
だったりするところが、なんともはや。


春の嵐

2012-04-04 22:45:24 | 今日の1曲
まさに「春の嵐」でした。

風速20数メートル?
とにかく、一晩中風といろんなものが転がるような音で
まともに眠れませんでした。
台風みたいだった。
今日もその余波が続き、午前中は強い風に雨や雪!まで飛んでくる始末。
電車はほぼ1日止まったまんまでした。

朝、仕事へ来ると「んっ!?」景色が違うぞ。
いつも駐車場へ車を止めて、実家の庭を抜けて仕事場へ向かうのですが、
あるべきものが無い!
いつも門扉をガラガラと開けている、その門が無い!



えっ!門は?
なんと、こんな姿に...



昨晩の強風で基礎のところで柱が折れてしまい倒壊状態に。



あーあ

瞬間最大風速は想像を超えていたのでは?


ということで(?)、春の嵐の歌を聴きましょう。
毎年アップしてるだろー、って?
まあ、いいじゃないですか。
こんな美しい歌はそう無いですからね。



4月になれば彼女は

2012-04-01 15:53:13 | Spring Tune
【Spring Tune】

■April Come She Will / Simon & Garfunkel




4月になれば・・・
そう思っていましたが、どうもそうはいかないみたい。
今日も肌寒く、時折雨まじりの空です。
何だかいいことないし。
春はまだ...

せめて気分だけでも春らしく。
そう思って、今年の春の曲初っ端はS&Gです。

66年リリース、彼らの人気を不動のものにした名盤2ndアルバムからの1曲。
この2分足らずの小曲。
4月から8月までの半年間にわたる女性の心の移り変わりを歌ったもの。

「9月になれば、僕は思い出すだろう」
そう、恋人であった主人公は終わってしまった恋をさりげなく語ります。
(アメリカでは9月は新年度でもありますね)

ギターのバッキングだけの静かな曲ゆえに、切なさが残ります。
こういうのやらせると上手いですね、ポール・サイモンは。

April come she will
When streams are ripe and swelled with rain