昭和41(1966)年10月 今から丁度50年前に
幸町1丁目―6-18 小学校跡地に
川口市最初の公共ホールとして「川口市民会館」が誕生しました
中央図書館も併設され 正に市民の文化の向上のためにと建設されました
以来 小中学生の音楽鑑賞や映画鑑賞また交響楽団や音楽家の演奏会
TVの歌謡ショー等に利用されていました
特に「ドリフターズの全員集合」が何回も来ていたのは有名な話です
また、開館5年後の昭和46(1971)年に川口市と鋳物工業協同組合の共催により
市民会館の利用を促す目的もあり
第1回「初午太鼓コンクール」が3月に開催されました 今ではリリアに会場を移して
いますが太鼓打ちにとっては「市民会館」はメッカのようでもありました
平成2年に川口駅西口前に「リリア」が完成したことにより
本格的なコンサート等は減少傾向にありましたが様々な団体が利用していたようです
そして東日本大震災の時の大地震で建物が損傷したことにより
全館閉鎖となっていしまいました
その後、市役所本庁舎の建て替え移転問題が持ち上がり
いろいろな候補地の中から この市民会館を取り壊し移転することが
決まったのは記憶に新しい事ですね
この夏から本格的な解体が始まりました
写真は8月7日から11月23日までの様子です
地上部はほとんど姿を消して来ましたが
地下部や基礎そして杭等はまだこれからしばらく期間を要するようです
中学生の時から北の空の風景だった「市民会館」の背中が
数年後は本庁舎として生まれ変わり、そしてそびえ立つのでしょうね