080413の新聞に「推薦選抜 各地で廃止」の記事がありました。
「学力不足を不安視」とあります。
つまり、推薦入試で入学した子どもは、学力不足だと言っているわけです。
「各地で」というのは「全国的に」ということです。
この日の朝刊の1面ですから、最も重要なニュースとも言えますよね。
けっこうオドロキました★
現在、公立高校入試は、前期と後期に入試を分ける都道府県が多いです。
たとえば、埼玉県の2007年度入試では・・・。
前期で38.9%の合格、後期で61.1%の合格が決まっています。
前期入試とはなんでしょうか?
主に、校長か本人の推薦文と、調査書と面接で合否が決まります。
前期入試(推薦入試とも言う)は、1月末にあることが多いです。
後期入試とはなんでしょうか?
主に、調査書プラス、5教科の学力検査で合否が決まります。
後期入試(一般入試とも言う)は、2月末にあることが多いです。
近年の埼玉県では、前期入試に異変がありました。
以前は、調査書と面接で前期入試の合否が決まっていたのですが・・・。
ここ3年間は「総合問題A」と「総合問題B」が導入されています。
「学校の成績だけでは、学力が不安だ。だから実力を見たい」
そんな感じだと思います。
じゃあ、学校での勉強(知育の部分)って何なの?とも思いますが★
埼玉県の前期入試では、約半数の高校で・・・。
「総合問題A」か「総合問題B」の学力検査があります。
主に学力の高い高校8校は、「独自問題」を作っています。
でも、埼玉県の前期入試は、デメリットもみられるようです。
● 試験が複数・長期化する
● 中3の3学期の授業が成り立ちにくい
● 高校側の、問題作成の負担が大きい
・・・このような例が出ています。
和歌山県では、2007年度から前期入試(推薦入試)を取りやめました。
志望校のランクを下げて、「早く合格したい」という生徒が増えたからのようです。
これは、我が埼玉県でもありますが★(←悪いことではない)
そして、埼玉県では2009年度(平成21年度)入試で・・・。
現在のスタイルでの前期入試・後期入試は終了します。
現在のスタイルで受験するのは、今年度の中3が最後ですよね。
さて、埼玉県の前期入試は、なぜ廃止されるのでしょうか?
もう今回書いたネタでも理由はわかっていますが・・・。
次回、より深く掘り下げていきましょう。