写真は、171011、中3数学の授業です。
埼玉県白岡市・篠津中、第2回定期テストが迫りましたね。
171017です。
2週間前からテスト範囲に戻って勉強しています。
過去問より、二次方程式「点の動く問題」を解説しています。
問題「AB=BC=30cm、∠B=90度の直角二等辺三角形ABCの辺上を、点PはAからBまで、点QはBからCまで、どちらも毎秒3cmの速さで動きます。P、Qが同時に出発するとき、△PBQの面積が72㎠になるのは何秒後ですか」
△PBQの高さにあたる辺PBがありますが・・・。
これをどう表すかがポイントになります。
この辺PBは、時間が経つにつれて減っているのです。
「3cm/秒」と速さの単位があります。
これは、「速さ・時間・距離」の計算、考え方が必要になりますね。
辺の長さは、もちろん「距離」となりますよ。
まず、何をxとするのか書きます。
「x秒後に△PBQの面積が72㎠になるとする」
この場合、このように宣言してから式を作っていきます。
まず、△PBQの底辺は?
底辺BQの距離は、「速さ×時間」で出ますから・・・。
→ 3cm/秒×x秒=3x(cm)
次に、△PBQの高さは?
高さPBの距離は、全体の辺ABから、点Pが進んだ距離を引きます。
点Pが進んだ距離は、APとなります。
APの距離は、もちろん「3cm/秒×x秒」です。
その結果、点Pが進めば進むほど、高さPBは短くなりますよ。
→ 30cm-3cm/秒×x秒
=30-3x(cm)
長さが減るときの式は、このようになりますよ。
あとは、三角形の面積の式を作って解くだけです。
→ 3x×(30-3x)×1/2=72
3x(30-3x)=144
90x-9xの2乗=144
-9xの2乗+90x-144=0
9xの2乗-90x+144=0
xの2乗-10x+16=0
(x-8)(x-2)=0
x=8
x=2
二次方程式なので、答えが2つ出てきましたが・・・。
両方とも答えになるのでしょうか?
それとも、片方だけが答えになるのでしょうか?
文章問題の場合は、答え方にも気を付けてほしいです。
計算ができたら終わり、ではありませんよ。
各点が一辺を進む時間は、どのくらいでしょうか?
→ 30cm÷3cm/秒=10秒
だから、10秒以内のものだったら、答えになるわけです。
x秒の範囲は、「0≦x≦10」なので・・・。
両方とも答えとして問題に合っています。
答えは、「2秒後と8秒後」となります。
↑確認してみてくださいね。
中3の点が動く問題は、どうすれば理解しやすいでしょうか?
点が動く問題は、中2の一次関数で本格的に出てきますね。
中2のときにできるようにしておくと、中3でもラクだと思います。
それでは、中2の点が動く問題は、どうすれば理解しやすいか?
中1の比例・反比例でも、似たような問題が出ます。
中1のときにできるようにしておくと、中2でもラクかと。
では、中1の比例・反比例は、どうすれば理解しやすいか?
小6の比例・反比例はもちろんのこと・・・。
「速さ・時間・距離」の計算をできるようにしておくこと。
結局は、小学校の算数をできるようにしておくことです。
そうすると、中学校の数学ができるようになると思いますよ。
スタートは、小学校の算数を・・・。
小学校よりも詳しく勉強しておくことだと思っています。
算数や数学は、「続き物」なので・・・。
「今まで苦手だったけど、今年からは頑張るぞ~」
・・・これが、通用しにくいかと思います。
小学校の頃から、算数をしっかり勉強しておきましょう☆
----------------------------------------------------------------------