ブログ・アビット

埼玉県新白岡の学習塾、アビット新白岡校の日常と教室長の日常をお送りします。

『一点集中力』レポ(1)

2016-10-20 | 勉強に役立つ書籍

◆◇◆『一点集中力』伊藤真〔いとう・まこと〕著(サンマーク出版)より◆◇◆

何かを成し遂げる人は、みな「一点集中力」を持っている!

はじめは、私が共感した、もしくは紹介したい内容の要約です。
次にアビット新白岡校からの補足となります。

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「短期集中力」と「長期集中力」の両輪が大事

「一点集中力」には、「短期」と「長期」の二種類がある。

「短期集中力」は・・・。

入試のために勉強する。
明日のプレゼンのため、企画書をつくる。
司法試験のために1年間勉強することも入るかもしれない。

しかし、このレベルの集中力を長く継続するのは無理だろう。

エネルギーを集中する「短期集中力」とは別に・・・。
継続しながらコツコツ目標に向かっていく「長期集中力」も必要だ。

一芸に秀でた人は・・・。

ここぞというときに爆発する「短期集中力」。
一生かけて続けていく「長期集中力」。
この両方のバランスがとれているのだろう。

目の前の課題を突破する「短期集中力」。
自分の夢や使命をかなえる「長期集中力」。

両方のバランスをとることができると、人生が飛躍的に進む。
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「集中力が切れた」と言う子どもは、たまにいますね。
「集中力」というもの自体は、実体がなく・・・。
あまり論議することではない気がします。

ただし「集中力が切れた」のは・・・。
「集中力の前提がない」とは言えそうです。

私が考える集中力の前提とは、「時間の感覚」と「想像力」です。
この2つがないということです。

「時間の感覚」があれば・・・。

● 「〇〇時までに仕上げよう」
● 「〇〇時までに帰ろう」
● 「残り〇〇時間だな」

・・・となります。

できない子どもは、時間が無限にあると思っているかのようです★
だから、お喋りしたり、ボーっとしたり、ダラダラやったり。
時間を無駄に使っています。

結果的に、「集中力が切れた」状態になります。

また、「想像力」があれば・・・。

● 「これができると成績が上がるぞ」
● 「学年順位で〇〇位を取りたい」
● 「〇〇高校に合格したいな」

・・・となります。

できない子どもは、近い未来のことすら想像できません★

想像力がないので・・・。
目の前のことをやらないと、できないと、どうなるのか。
それがわかりません。

だから今、楽なことだけを考えて・・・。
目の前のことへの取り組みが悪くなります。

結果的に、「集中力が切れた」状態になります。

「集中力が切れた」に逃げないで・・・。
「時間の感覚」と「想像力」を身につけましょう☆

「諸君の精力と思考とを、自分の使命に集中させよ! なすべきことを、とことんまでやりぬけ。あらゆる改善をし、あらゆることに精通し、なすべき仕事を完璧にマスターせよ!」
 (アンドリュー・カーネギー  Andrew Carnegie スコットランド生まれのアメリカの実業家)
 
・・・次回へ続く。

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一点集中力
伊藤 真
サンマーク出版

 

コメント
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