◆◇◆『子どもの才能は3歳、7歳、10歳で決まる!』林成之(はやし・なりゆき)著(幻冬舎新書)より◆◇◆
間違いだらけの早期教育が、子どもの頭を悪くする!
はじめは、注目すべき内容のまとめです。
次にアビットからの補足となります。
---------------------------------------------------------------------
①物事に興味を持ち、好きになる力をつける
脳の機能を十分に活かすには、さまざまな物事に興味を持って前向きに取り組む姿勢、何でもやってみたいと思う積極性、情報に接したときに「楽しそうだな、好きになれそうだな」とポジティブにとらえられる明るい性格を育むことが必要です。
もう一つ大切なのは、学校の先生など、指導者を好きになること。
みなさんは、嫌いな人の話はどうしても熱心に聞けない、頭に入りにくいと感じることはありませんか。
A10神経群は、嫌いな人が発する情報には「嫌いだ、面白くない、興味がない」といったレッテルをはってしまいます。
つまり、「先生を嫌いになると、その先生が教える教科も嫌いになる」のです。
嫌いなものは理解しにくくなり、考えづらくなり、覚えにくくなりますから、嫌いな先生の教科の成績がよいということはまずありません。
ですから、子どもが先生に叱られて帰ってきて先生の悪口を言い出した場合、お母さんは「そうね」と同調してはいけないのです。
「でも、先生にはこんなよいところがあるよね」などと言い聞かせ、子どもが先生のことを好きでいられるようにしてあげましょう。
---------------------------------------------------------------------
2002年度から、中学校の成績が絶対評価になりました。
中学校の成績は、学校の先生によって自由につけられている印象です。
埼玉県の中学生では・・・。
5段階の成績で「オール3以上」が、全生徒の約70%ということです。
休んでも、定期テストを受けなくても・・・。
なんと、「1」はつかないこともあります。
最低で「2」という感じです。
だから、「3」といっても学力的には普通ではなく・・・。
低いほうに幅が広いですね。
つまり「オール3」の価値は、あまりありません★
あるいは、やたらと細かい評価方法を作る場合もあるとか。
提出物を忘れずに出して、定期テストでよい点でも・・・。
「5」がつかないなども聞かれます。
「成績には、先生とのコミュニケーション能力が必要なのか?」
そう思ってしまうこともあるくらいです。
そんなことから、学校の先生に不満が出てくるかもしれません。
ただ、その気持ち、態度は、相手に伝わります。
相手を嫌うと、おそらく自分も嫌われることになります。
人間関係は、鏡のようになっています。
先生への不満を抑えて・・・。
成績がよくなる方向へ自分の行動を改良していくことでしょうか。
もしくは、北辰テストでよい偏差値【SS】が取れている場合。
学力そのものは高いと考えられますね。
学校の成績に一喜一憂しないという考え方もあります。
さて、もうひとつのパターンは・・・。
自分が、ある教科ができない。
そして、その教科の先生に不満がある場合です。
これは原則、私は認められないことが多いです。
自分ができないのを、他人のせいにしていると感じます。
理想を言うと、先生はどうでもいいのです。
子ども本人が何らかの方法で勉強して・・・。
その教科をできるようにすればよいのです。
そうしておけば、先生への不満は薄くなると思います。
できる子どもは、誰かへの不満を言うことは少ないですよ☆
「人間は自分に起こった問題を環境のせいにするくせを止めねばならぬ。そして自分の意思を再び訓練することを学ぶべきだ」
(アルベルト・シュヴァイツァー Albert Schweitzer フランスの神学者・哲学者・医者・オルガニスト・音楽学者)
・・・次回へ続く。
---------------------------------------------------------------------