マダムようの映画日記

毎日せっせと映画を見ているので、日記形式で記録していきたいと思います。ネタバレありです。コメントは事前承認が必要です。

ボブ・ディラン ノー・ディレクション・ホーム

2006-11-15 15:19:58 | 映画ーDVD
2005年 アメリカ/イギリス マーティン・スコセッシ監督 ボブ・ディラン 、ジョーン・バエズ 、アレン・ギンズバーグ 、アル・クーパー 、デイヴ・ヴァン・ロンク 、ロビー・ロバートソン 、メイヴィス・ステイプルズ 、ブルース・ラングホーン 、D・A・ペネベイカー

【解説】
アメリカ音楽シーンの生きる伝説、ボブ・ディラン初の本格的な自伝的長編ドキュメンタリー。音楽ドキュメンタリーの名手、マーティン・スコセッシ監督が10時間にわたるディランへのインタビューに成功、その人生と音楽についてディラン自らの言葉で語られていく。加えて、貴重な未発表映像やレア音源、ジョーン・バエズ、ピート・シーガーら友人たちのインタビューもふんだんに盛り込み、人間ボブ・ディランの深層に迫る計3時間30分に及ぶ充実の音楽ドキュメンタリー。

【感想】
面白かった。
私はいままで、たくさんでないにしても彼の曲を聴いてきたし、私なりのイメージもありました。
去年、「ボプ・ディランの頭の中」という作品も見たし、このあいだは「ラストワルツ」もみて感動したばかりでした。
でもこの作品は、思っていたのと少し違いました。
もっと、難しい、理屈っぽいものかと思っていました。

2枚組ディスクを一気に見てしまいました。
カリスマで神様のようにイメージしていたディランが生でインタビューに答えて、しかも誠実に語っているのを見るだけで感動しました。
本当の意味でドキュメンタリーでした。
彼を理解するのに、とてもわかりやすかったと思います。
時系列に自分自身の言葉で語られて、伝記というのにふさわしいと思いました。
しかも、退屈しません。
ジョーン・バエズが長く彼との関係を語っているのにも驚きました。
また、いろんな時代背景がニュース映像やドキュメンタリーフィルムで紹介され、私の知らないアメリカ史の裏側も見た気がしました。

ライブ映像もふんだんで、特典にはパフォーマンスもたくさん納められていました。
最後の方のくだらないインタビューに答えるボブは、とても痛々しい感じがしました。

ボブ・ディランを知らない若い世代にも見てもらいたい映画だと思いました。
いかに、自分たちの聞いている音楽が、彼の影響を受けているか。

ジョニー・キャッシュも出てきましたが、すごくかっこいい。
映画のホアキンより数段いい男でした。

さすがスコセッシ、素晴らしい。
彼は、音楽ドキュメンタリーの方が得意だし、自分でも好きなんじゃないかなあ。


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