![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/03/a6/fc25ddf4dae616c9c02e75ad0ba12eee.jpg)
ー第9地区ーDISTRICT 9
ニール・ブロンカンプ監督 シャールト・コプリー(ヴィカス)デヴィッド・ジェームズ[俳優](クーバス大佐)ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン)ヴァネッサ・ハイウッド(タニア)
【解説】
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。突然地球に難民として降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロンカンプ。俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。そのオリジナリティーあふれる物語と、摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。
【あらすじ】
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
【感想】
結婚する前、夫とデートの時、映画を見ようということになって、二人の意見が折り合わず、別々に映画館へ入って、後でふたたび落ち合ったことがありました。
その時の映画が、私は「ああ、野麦峠」、夫は「エイリアン」の1作目でした。
私が感動の涙で映画館を出ると、夫は「気持ち悪るー」と言って出て来て、私の感動は吹っ飛んでしまいました。
この映画を見終わって、その時のことを思い出しました。
「昔だったら見てないわ」
案の定、夫は大喜び。
なんとか最後まで見たということは、私が成長したと言うこと?
無名の監督、俳優で、低予算。
アカデミー賞の作品賞にノミネートされただけあって、見所はたくさんありました。
宇宙船が不時着(?)した場所が、南アフリカのヨハネスブルグというのも、アパルトヘイトや人種差別やスラムを思い出させて秀逸です。
ニュースドキュメンタリー風に状況を観客に示すと言う手法も成功しているし、主人公が国連をもじったようなMNUという組織のちょっと空気の読めなさそうな職員ヴィカス(シャールト・コプリー)というのも大成功。
彼が、MNU幹部の上司の娘を嫁にしているという設定も面白かった。
この妻がすごくきれい。
ヴィカスが妻の元に帰りたがる気持ちがすごくわかりました。
もう一方の「エビ」と呼ばれているエイリアンの難民たち。
宇宙船が現れた時は、人間たちは厳戒態勢で宇宙船の中に入っていくんだけど、入ってみたら、弱ったエイリアンたちがたくさんいて、結局保護することになったのです。
その難民収容地区が「第9地区」というわけです。
☆ネタバレ
それから20年。
エイリアンたちは増え続けるが、いっこうに立ち去る気配がない。
どうやら、技術者たちは死んでしまっていて、残っているのは無知で粗暴な下っ端ばかりのようです。
スラムの真ん中に、さらにひどいスラムができてしまって、治安の悪さから、とうとうエイリアンたちを第10区に移動させることになりました。
その責任者にヴィカスが選ばれ、みごと昇進と言うわけです。
でも、初日から大変なことが起きました。
ヴィカスが見つけた液体が彼の顔にかかってしまい、ヴィカスの体に異変が起きたのです。
MNUはすぐにヴィカスを調べて、ヴィカスのDNAがエイリアンと同化しつつあることを確認しました。
ここから、私がヒンケツがおきそうになった実験室のシーン。
怖かったー。
ヴィカスの恐怖がもろに伝わって来ました。
「もう耐えられない!」と思ったところで、ヴィカスが脱出に成功。
ここからは、わりと気楽に楽しんでみることができました。
ほんと、ほっとしました。
ヴィカスは逃げ場がなく、第9地区に潜り込みます。
そして、エイリアンのクリストファーとその子供に出会います。
クリストファーは科学者で、人間の目を盗んで、20年かけて母船に戻る司令船を修理していました。
ヴィカスのかかった液体は、司令船も動かせる起動物質のようでした。
これがエイリアンの科学なのでしょうね。
それがあれば、ヴィカスの体も元通りにすると約束してくれました。
二人はMNU内部へ液体を取りにいくのです。
ヴィカス対人間。
ヴィカスも含めて人間描き方がえげつないです。
人間が嫌いになるわ。
唯一の救いがエイリアンのクリストファーなんて、私はちょっと嫌でした。
嫌だけど、このクリストファーはすごくいいやつで、子供思いだし、義理堅いし、ヴィカスのようないいかげんな人間にも友情を示してくれるのです。
この監督って、よほど人間嫌いなんじゃないかなあ?
ヴィカスを最後まで追いつめるクーバス大佐なんて、最悪でした。
レビューを読んだら、評判いいんです。
私は、まず汚さとグロさの見た目がダメでした。
クリストファーがかわいく見える?
あかん、見えません。
監督は南アフリカ出身のニール・ブロンカンプ。
公式サイトで見るとなかなかかわいいお顔です。
製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。
ブロンカンプ監督は、ジャクソン監督が見いだした新人監督だそうです。
ジャクソン監督は、スプラッター・ホラーがデビュー作なので、こういう作品を手がけるのは楽しかっただろうし、この映画の成功にも「我が意を得たり」と、喜んでいるでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/5f/1a6b1ef66447257c8beeba561bff7317.jpg)
映画を見終わってトイレに言ったら、「エイリアンお断り」のステッカーが貼ってあって、うんざりしました。
ほんとに、怖かったんだもの。
ニール・ブロンカンプ監督 シャールト・コプリー(ヴィカス)デヴィッド・ジェームズ[俳優](クーバス大佐)ジェイソン・コープ(クリストファー・ジョンソン)ヴァネッサ・ハイウッド(タニア)
【解説】
『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズのピーター・ジャクソンが製作を担当し、アメリカでスマッシュヒットを記録したSFムービー。突然地球に難民として降り立った正体不明の“彼ら”と共に暮らすことになる人間の困惑と、マイノリティーとして生きる“彼ら”とのドラマをしっかりと見せる。本作で監督と脚本を担当し、デビューを飾ったのは新人のニール・ブロンカンプ。俳優たちも無名ながらも迫真の演技を披露する。そのオリジナリティーあふれる物語と、摩訶(まか)不思議な“彼ら”の造形に目を奪われる。
【あらすじ】
ある日、ほかの惑星から正体不明の難民を乗せた謎の宇宙船が、突如南アフリカ上空に姿を現す。攻撃もしてこない彼らと人間は、共同生活をすることになる。彼らが最初に出現してから28年後、共同居住地区である第9区のスラム化により、超国家機関MNUは難民の強制収容所移住計画を立てるのだが……。
【感想】
結婚する前、夫とデートの時、映画を見ようということになって、二人の意見が折り合わず、別々に映画館へ入って、後でふたたび落ち合ったことがありました。
その時の映画が、私は「ああ、野麦峠」、夫は「エイリアン」の1作目でした。
私が感動の涙で映画館を出ると、夫は「気持ち悪るー」と言って出て来て、私の感動は吹っ飛んでしまいました。
この映画を見終わって、その時のことを思い出しました。
「昔だったら見てないわ」
案の定、夫は大喜び。
なんとか最後まで見たということは、私が成長したと言うこと?
無名の監督、俳優で、低予算。
アカデミー賞の作品賞にノミネートされただけあって、見所はたくさんありました。
宇宙船が不時着(?)した場所が、南アフリカのヨハネスブルグというのも、アパルトヘイトや人種差別やスラムを思い出させて秀逸です。
ニュースドキュメンタリー風に状況を観客に示すと言う手法も成功しているし、主人公が国連をもじったようなMNUという組織のちょっと空気の読めなさそうな職員ヴィカス(シャールト・コプリー)というのも大成功。
彼が、MNU幹部の上司の娘を嫁にしているという設定も面白かった。
この妻がすごくきれい。
ヴィカスが妻の元に帰りたがる気持ちがすごくわかりました。
もう一方の「エビ」と呼ばれているエイリアンの難民たち。
宇宙船が現れた時は、人間たちは厳戒態勢で宇宙船の中に入っていくんだけど、入ってみたら、弱ったエイリアンたちがたくさんいて、結局保護することになったのです。
その難民収容地区が「第9地区」というわけです。
☆ネタバレ
それから20年。
エイリアンたちは増え続けるが、いっこうに立ち去る気配がない。
どうやら、技術者たちは死んでしまっていて、残っているのは無知で粗暴な下っ端ばかりのようです。
スラムの真ん中に、さらにひどいスラムができてしまって、治安の悪さから、とうとうエイリアンたちを第10区に移動させることになりました。
その責任者にヴィカスが選ばれ、みごと昇進と言うわけです。
でも、初日から大変なことが起きました。
ヴィカスが見つけた液体が彼の顔にかかってしまい、ヴィカスの体に異変が起きたのです。
MNUはすぐにヴィカスを調べて、ヴィカスのDNAがエイリアンと同化しつつあることを確認しました。
ここから、私がヒンケツがおきそうになった実験室のシーン。
怖かったー。
ヴィカスの恐怖がもろに伝わって来ました。
「もう耐えられない!」と思ったところで、ヴィカスが脱出に成功。
ここからは、わりと気楽に楽しんでみることができました。
ほんと、ほっとしました。
ヴィカスは逃げ場がなく、第9地区に潜り込みます。
そして、エイリアンのクリストファーとその子供に出会います。
クリストファーは科学者で、人間の目を盗んで、20年かけて母船に戻る司令船を修理していました。
ヴィカスのかかった液体は、司令船も動かせる起動物質のようでした。
これがエイリアンの科学なのでしょうね。
それがあれば、ヴィカスの体も元通りにすると約束してくれました。
二人はMNU内部へ液体を取りにいくのです。
ヴィカス対人間。
ヴィカスも含めて人間描き方がえげつないです。
人間が嫌いになるわ。
唯一の救いがエイリアンのクリストファーなんて、私はちょっと嫌でした。
嫌だけど、このクリストファーはすごくいいやつで、子供思いだし、義理堅いし、ヴィカスのようないいかげんな人間にも友情を示してくれるのです。
この監督って、よほど人間嫌いなんじゃないかなあ?
ヴィカスを最後まで追いつめるクーバス大佐なんて、最悪でした。
レビューを読んだら、評判いいんです。
私は、まず汚さとグロさの見た目がダメでした。
クリストファーがかわいく見える?
あかん、見えません。
監督は南アフリカ出身のニール・ブロンカンプ。
公式サイトで見るとなかなかかわいいお顔です。
製作は「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソン。
ブロンカンプ監督は、ジャクソン監督が見いだした新人監督だそうです。
ジャクソン監督は、スプラッター・ホラーがデビュー作なので、こういう作品を手がけるのは楽しかっただろうし、この映画の成功にも「我が意を得たり」と、喜んでいるでしょうね。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/28/5f/1a6b1ef66447257c8beeba561bff7317.jpg)
映画を見終わってトイレに言ったら、「エイリアンお断り」のステッカーが貼ってあって、うんざりしました。
ほんとに、怖かったんだもの。
エイリアンVSプレデターよりおぞましいのかなぁ?(^^;案外あれは可愛かったんですが・・
明日これと「シャッターアイランド」で迷ってるんだけど、こちらの方が笑える(風刺効いてて)かなと思ってたんですが・・悩むわ
夫も、とても楽しみにしていましたが、「な~んや」とがっかりしていました。
この映画は、好きな人は好きだろうし、ダメな人はダメだと思う。
ご存知のように、私は変にこだわりのあるタイプなので、杏子さんは笑えるかもしれないよ。笑!!