東京・築地 『酒の勝鬨』 ライフ酒(シュ)タイルブログ

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【蔵見学】神亀酒造さんへ行ってきました。

2015-02-16 19:07:38 | 食とのライフ酒タイル

こんにちは、スタッフ平田です!


先日の11日、埼玉県蓮田に位置する「神亀」「ひこ孫」醸造元の神亀酒造さんへお邪魔しました。


神亀酒造さんは1848年創業。1987年に、戦後日本で最初の全量純米蔵となった、


全国各地に根強いファンの方々を持たれる蔵元さんです。


造り真っ最中の貴重な蔵の中、早速その模様をご紹介したいと思います!





のぼり。色褪せ具合がとても格好良いです。












蒸し上がりはいつも、香りが変わるまで蒸されているそうです。

この日は朝4時に火を入れ、蒸し上がり迄に1時間半ほど位でした。

香ばしく、ほんのりと甘い香りが漂っていました。




梅津酒造のご子息、梅津史雅(うめつふみのり)君。

蔵入り前までは勝鬨スタッフとして一緒に働いていました。

神亀酒造さんで造りの勉強真っ最中。

以前会った時よりも、精悍な顔付きになっていました。












「神亀」は、かつて蔵の裏手にあった天神池に棲むという「神の使いの亀」に由来。

「ひこ孫」は、ひ孫の意。子・孫・ひ孫と3代に渡って熟成させた古酒を指し、

祖母のくらさんにひ孫を見せたいという想いから、名付けられました。

神亀は最低でも二年、ひこ孫は最低でも三年以上寝かせて出荷されます。




蒸米はコンベアーで流れ、手で解されていきます。




もと用の蒸米・阿波山田錦を頂きました。

ほんの少しひねったただけで、お餅のような状態に。

とっても滑らかな口当たりでした。




下で受け取り、




台に乗せ、クレーンで上に上げます。




上がったら、素早く麹室へ。




床揉みが始まります。












中央にいらっしゃる、小川原専務も加わります。
















空気が上にあがると種菌も上がってしまい、破精込み具合に影響する為

麹室に入る際は一瞬で扉を閉めます。

緊張感が走ります。








出麹が、とても綺麗に並びます。




専務曰く、ふくらみのある麹が理想。

握ると抵抗力があり、ぎゅっとスポンジの様に固まりました。

麹を頂くと、栗のような甘さでした。
















エアシューター等は使わず、人力で運ばれます。




その下にはタンクが。

安全面で蔵人が落ちない様に、ちゃんと板が敷かれています。








留添。








酒母室。




泡あり。7号酵母。フルーティーな香りが漂います。




槽。昭和製作所・佐瀬式。




自然の重みでゆっくり搾る為、優しく搾れます。

折り込んでいるので漏れてきませんが、高さの違いや米の吸い方等によって

崩壊の恐れもある為、蔵人の技術が問われます。




槽口。








ひこ孫 純米大吟醸タンク。




顔を近づけると、ツンと刺激臭が。




瓶詰場。








小川原専務が洗米機製造メーカーと一緒に設計・開発を行った洗米機。

綺麗に洗米されていきます。




蔵の目印、竹林。




巨大な貯蔵庫。




神亀カップ。




帰り際に専務から、神亀 上槽中汲とひこ孫の4合瓶2本を全員に振る舞われるサプライズが。

持ち帰る際に「良いのがある。」と、海外向けに作られているラッピング袋を頂きました!

持ち運びにも、ご贈答用にもなる優れ物。




中の部分はハート形!女性が喜びますね♪




小川原専務と、和酒仕入れ担当・堀口のツーショット。

貴重なお話を伺う事が出来て、とっても勉強になりました。




最後に皆で記念撮影!





造り真っ最中の蔵内を見学させて頂き、沢山貴重な体験をさせて頂きました。


「自動圧搾機等を入れたら楽だが、そうすると人は要らなくなる。」


「速醸をきちんと理解してから生もと、山廃を造ればまともな酒にもなる。」


次の世代の蔵人達の将来も見据え、請け負い、ちゃんと基本を学ばせる。


小川原専務は経営者として腰を据え、皆を見守られている、とても温かい方に感じられました。


始めから最後まで丁寧に案内して頂いた小川原専務はじめ、朝食をご用意してくださった奥様、


蔵人の皆さん、梅津君、朝早くから同行していただいた問屋・三源の小田さん、やまだや・山田さん、


皆様、本当にありがとうございました!



平田筆



~営業日のお知らせ~


誠に勝手ながら、2/28(土)は飲食店様向け・定番酒試飲会開催の為、店舗はお休みとなります。


ご迷惑お掛けしますが、ご理解の程お願い申し上げます。



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