くつろぎ日記

ストーリーとセリフに注目したドラマレビューです。

華麗なる一族 第7話

2007-02-26 18:38:12 | 華麗なる一族

冒頭で大亀と大介、そして帝国製鉄の和島所長の対話があるんです。

突貫工事をしている鉄平の身・会社を心配しているのではなく

工事が完成したら困るという会話なんですね。

心配いらないというのは、その人員をごっそりと引き抜く。

そして念のため別の手も用意していると和島所長は

爽やかに言い切ったのでした。

神戸製鋼の倒産後、鉄平の処遇をどうするかと聞いていましたが

大介の答えがなく次のシーンでした。

この「別の手」って高炉に火を放ったということはないですよね?

あの爽やかな顔ですから違いますね。

ラストの爆発はとんでもないことになりました。

 

話戻して珍しく銀平が鉄平の会社にやってきて高炉を見ていました。

感動するんですね。

アニキは凄い!

食堂ではご馳走してくれと勝負をする玄さんとじゃんけん対決。

鉄平は勝ったけれどちゃんと食堂のオバちゃんにはツケと言っている。

くう~~~てっぺ~~かっけ~~!

銀平は鉄平を器が違うと思わざるを得ません。


大介は大同銀行の綿貫専務を抱きこみました。

二子は佐橋総理の甥と見合い。


そして今回のメインテーマの伏線。

それはつる之屋の女将の病状が思わしくなく鉄平を呼んでいるということ。

女将は祖父の敬介が心配していたことを告げます。

鉄平が銀行ではなく鉄作りの仕事を選んだことで

親子で衝突する日がくるのではと心配していたと。

鉄平は父ではなく敬介がそういう心配をすることに怪訝な顔です。

でも高炉作りが頓挫しそうになった時は

融資を都合してくれたということを女将に言うのです。

女将はそれを聞いて物凄く嬉しそうでした。

芙佐子は鉄平に思いがあることを告げていましたが

今は妻子がいる身ですから、「父のようには生きられない」と

去っていきました。

このあたりも清清しく、めっちゃかっこいい鉄平です。

 

もう一つのエピ。

万樹子の流産騒動。

大介は銀平の子ができたことを知っていたらどんなに喜んだか。

しかし勝手に流産されてしまって、形相も凄まじく詰め寄っていました。

「私にとっては息子はお前一人だ。

鉄平は私の邪魔ばかりする。じいさんを見てるようでおぞましい」

実はこのとき鉄平がやってきて大介の言葉を聞いてしまったのでした。

でも撤回しませんでしたね。

鉄平の悲しむ顔に妻早苗が優しく慰めるシーンにはほろっときます。

小さいときから父親に疎んじられてきた鉄平。

はっきりとその口から聞かされてこれで分かったけれど

しかしまだ現時点ではその理由が飲み込めていません。

こうしていると、いきなり工場の爆発音が聞こえました!



さあ、大変です!

走りだす鉄平。

それぞれの部屋から神戸製鋼の工場を見ている面々。

大介は呟きます。

「天は我に味方したか・・・」

ちょっとどこかで聞いた台詞にニガワラ

 

駆けつけた鉄平。救助活動にわらわらとしています。

けが人。やけどの様相に目を覆うばかりです。

本当、爆発の威力が凄まじく、なぜこんな惨状に・・?

見上げると玄さんが「自分に任せろ」と奥の部屋に引っ込んでいきました。

玄さんならと思い許したが直後に大爆発。

さらなる突風でした。

なんということ、玄さんが、玄さんが・・・・号泣


死者5名、重軽傷数百名という惨事。

入院患者をまわり、葬儀を行い鉄平はくたくた。

さらに心配なのは神戸製鋼のこと。

鉄平が大介のもとに出向き協力を仰ぐかもと頭を下げますが

無視するように「ああ」と言ったのみ。

唖然とする鉄平。

今こそというように相子は二子を閨閥に取り込もうとしました。

二子ももうここまできたら鉄平のために覚悟を決めたといいます。

四々彦には佐橋総理の甥と結婚すると告げました。

「あんなに嫌っていたのに・・・」

「女は時々ウソをつくんです。」

二子は泣かずにちゃんと言えました。

でも四々彦の顔をみることはできませんでした・・

二人がかわいそうでなりません。

 

つる乃屋の女将は芙佐子を枕元によびました。

これから手術です。

もしかしたら言えなくなってしまうかもしれない。

だから今話しておきたい。

芙佐子を産んだのは女将でした。父親は敬介。

薄々知っていたという芙佐子です。

そして鉄平に手紙を託されました。

しかしこの手術から女将が生還することはありませんでした。

 

焼け野原の工場を見ながら、「高炉は必ず完成させる!」

鉄平は益々の決意を固めました。

その頃、大介は大同銀行の大貫専務を抱きこみ、

大同銀行の極秘資料を受け取りました。

必ず副頭取にしてくれるという約束でしたが名刺の裏に

「ご高配多謝、お約束厳守 」というものでした。

これが確約ですか?

何とでも言い逃れできそうな予感。

しかし、大貫は喜んで提供したのです。

 

その夜芙佐子が鉄平のもとへ訪ねてきます。

女将が亡くなったと告げています。

そして預かった手紙を渡すのです。

芙佐子と自分との関係、そして、父親は敬介。

大介が鉄平の前に立ちはだかる日が来るかもしれない・・そんな時は

「自分の道を、自分の信じる道を貫け」と伝えてほしい。

なぜ敬介がそういったのか

それは鉄平さんの本当の父親は敬介さんだから・・・

これを聞いていた芙佐子、妻早苗、呆然とした顔。

鉄平は顔を歪ませ、『ウソだ!』手紙を叩きつけました。

                          

とうとう鉄平が知ってしまいました。

鉄平を愛する二人も同時に。

芙佐子とはかつて恋人同士だっただけに

かなり衝撃だったでしょう。(ううっ・・まずい

それにしても今週はあまりにも辛い回でした。

木村拓哉さまの苦悩の顔が物凄いです。

鬼気迫るとはこういう迫真の演技をいうのですね。


しかし、ストーリーが辛すぎます。

玄さんの死。

二子の婚約。

そして何より、鉄平の父敬介。

酷すぎて・・絶句。


銀平と鉄平はちゃんとした通い合う兄弟のようです。

父の寵愛をうける銀平が羨ましかった・・by鉄平

父の圧力から解放されてる兄さんが羨ましかった・・by銀平

兄弟ってこんなものよね。



14 コメント

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ちらしの裏ならぬ名刺の裏 (Eureka)
2007-02-26 19:45:14
あの名刺の裏に書かれた念書。
公式なものを残すとまずいと思って
あんな形にしたんでしょうが、
いくらでも解釈可能なあの言葉。
今後の名刺の使い方、きになります!
Eurekaさん♪ (かりん)
2007-02-26 23:08:44
こんばんは!

私も解釈の仕方でどうとでも受け取れそうな書き方が気になりました。
ちゃんとした言葉で念書を書くこともまずいわけですが、大介も信用できない気がします。
今後、どういう風に使われるか楽しみですね。

裁判にも出すでしょうか??
こんにちは! (みょうがの芯)
2007-02-27 10:33:33
何だか鉄平と銀平のシーンだけが温かかったですね。

原作に無い裁判、一体どんな結末になるのでしょうか?
おぉっ!!! (まこ)
2007-02-27 11:09:54
今回は、衝撃的な出来事が多過ぎて、
冒頭の悪巧みなど、全然覚えて無かったんですが、
あの事故はもしかして・・・ぞぞぉ~
大介は天が我に味方したような事言ってましたが、
もしそうだとしたらそんな神さまは信じらんないっ!
神さまは鉄平の頑張りを見て無かったの?
誰のために愛するのか・・・。 (キッド)
2007-02-27 14:00:26
かりん☆スー様。こんにちは。
鉄平中心のストーリー展開なので
初めてこの物語に接するのとは
違う軽いめまいのような感じに
つい気をとられてしまうのですが
とにかく、鉄平は家庭では良き夫
そして会社では理想的なリーダーになっています。
そのしわよせが芙佐子の傷心、
玄の死と悲しい結果になっているのですよね。
わけへだてなく愛することの難しさが
そこにあります。
ま、キッドは愛情音痴なところがあるので
大介、じいさんの子供だっていいじゃないか、
弟なんだから愛してやれ・・・と
ミもフタもない感想を持ってしまったりも
するのですが・・・。
やっぱり陰謀?・・・ (tomo)
2007-02-27 14:54:00
あの大爆発は、つい「ああ、やられた!・・・」と思ってしまいました。あの流れでいくと、とても単なる事故とは思えないんですよね。「仕組まれた」ものだとしたら、許せないわ~!玄さんの命、どうしてくれる!ですわ。せっかく出来上がりつつある高炉が炎に包まれるのは、辛いですね。

鉄平が、とうとう出生の秘密を知ってしまいましたね。あの拓哉サマの表情、凄かったわ・・・。芙佐子とは、なんと兄弟ってことですね?何だか、韓流ドラマめいてきましたねえ。来週も、ますます辛い展開になりそうですね。
こんにちは~ (くう)
2007-02-27 15:54:31
鉄平くんには辛いことばかりの話でしたね。
これから、もっともっと大変になっていくわけですが。。。
原作にない裁判が、どう生きるのかが楽しみです。
あと3話で収まるのかしら~(?_?)
私も!! (Lady-e)
2007-02-27 17:11:38
自分ところにはかくの忘れたんですが
あの別の手って 作業人に
バルブを緩めて事故を起させた
って思ってしまった・・・
ありえそうですよね? ヤツラ!なら

しかし ふっこ
自分の親が死んですぐに
その場を離れるのか?って
私としては、軽蔑の視線でございました(^^;
みょうがの芯さん♪ (かりん)
2007-02-27 21:11:53
こんばんは!

鉄平と銀平は兄弟だということですよね。
でも、あれが真相ならばおじ、おいになるの?
どうもよくわかりません・・・

裁判なんて・・不毛な気がしますがねえ。
ここまで血が入り組むと第三者に判断してもらう事もあるということですか。
まこさん♪ (かりん)
2007-02-27 21:21:53
こんばんは!

本当、今週はでかいエピが次々と襲ってきて混乱状態でしたねえ。
悲劇のストーリーとはいえ酷いことばかりで悲惨でした。
冒頭のシーンは別の手と言っていたのが、人足を引っこ抜く事なのか他のことなのかいまひとつわからなかったです。
でもやりそうですよね?そう考えるのが自然なくらいですわ。

天は大介に味方したかも・・たったわずかの時間。
でも天はちゃんと見ているでしょう。
人の恨みをかったらどうなるか・・これから勉強することになりますよ(苦笑

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