夫が亡くなり一人暮らしとなってから、一年と数か月が経過しました。
寒い冬の師走、毎日病院へ通いながら、せめて 来春の桜の季節までは生き延びてほしいと願い、それを信じて疑わなかった私でしたが。
その祈りもむなしく、思いがけない急逝でした。
それから二度目の桜の季節がもうすぐ訪れます。
その間、体調をひどく崩すような事は、私は意外にもなく、今日まで無事に過ごすことができました。
73歳のお誕生日が目の前です。
結婚後の私のこれまでの半生。
突発的な体の異変で、入院といったことが、再々ありました。
大きな出来事を何とか気力で乗り越えると、ホッとして、その後、どっと疲れが出るようです。
ところが、夫の死といった一番のショックを被り、その後も緊張の連続がしばらく続いた私でしたが・・・・・・。
今のところ、そのような大きな体の不調は起きていません。
しっかりしなければとの思いが、私の心身を支え、元気づけてくれていたのかもしれません。
お彼岸の墓参で帰省の途上、寄った京都で目にした梅の花です。
大学の卒業式における学長の祝辞の言葉が、今も忘れられません。
「寒風にさらされても凛と咲く梅の花ような女性になりなさい」
表現はうろ覚えのため、正確ではありませんが。
ところが、この頃になって、気のゆるみが顕著になってきたような気がして仕方がない私です。
以前は一時的に気分が落ち込んでも、20分程度の仮眠をとると、すぐ元の元気な自分に戻れたものでした。
その立ち直りの早やさが、自分の一番の取り柄だとさえ、思っていたのですが。
最近は、自分のそのような気持ちから抜け出せないで、寝るわけでもなく、だらだら時間を過ごしてしまう、なんてことがよくあります。
そして、いつまでたっても元気が出ない。
そんな自分は大嫌い!です。
自分の暮らしが暗くなるだけで、何一ついい事がありませんもの。
恐らく、陰に日向に、無口な旦那様ながら、その存在が、私の暮らしの張りであり元気の素だったのでしょう。
その支えを失った今、自分ひとりで頑張って暮らす知恵をもっともっと身に付けなければ、と思うこのごろです。
今のところ、今年から週に二回(去年は三回でした)になった、下校後から塾に行くまでの孫息子のK君のお相手、週末、次女家と共にする夕食が、何よりの気晴らしになています。
でも、心に元気がない時は、それさえおっくうに。
何よりも大切なことは、、自分の日々の暮らしを素敵に紡ぐこと。
私の精神衛生上、それが一番大切なことだと思います。
暮らしの設計も、最近は迷いが多くて困りものですので、早く迷走中の生活リズムを立て直しましょう。
そして「今日が一番素敵」の思いで、日々のひと時ひと時を大切に、丁寧に暮らしたいもの、と
強く願っています。
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昨日は、上の画像のレシピ付き献立を載せています。