か ら け ん


ずっと走り続けてきました。一休みしてまわりを見ます。
そしてまた走ります。

自然にやさしくない合鴨農法

2018年11月11日 | 社会・経済

やさしくない理由はきちんと後で述べる。

まずはその合鴨農法という農業破壊が登場した時の様子から。いつも登場するとき派手なものはどこか胡散臭いし、まがい物である。従来の単作化学肥料に頼る小規模農業はいきづまるので合鴨農法を取り入れるべきだと、環境保護の無能団体が説いて回った。

JAでも盛んに合鴨の利点が強調された。問題は強調する人の中に百姓をしたことない人がいるということだ。

これだけ機械化されたら百姓がきつい仕事なんて環境団体かなんかの有害鳥獣人間が言うことだ。百姓はきつくはないが頭を使う。使わないやつもいるがそいつは後10年も百姓はできない。

だからとっくに生物利用の農法は研究している。そしてだめだということも知っている。

ちょうど、プルトニウムを混ぜて無限の燃料を得るのだという核燃料サイクルの話を当時通産省で聞いた。バカにするな。それぐらいの基礎は知っている。出来もせんだろ。「もんじゅ」だ。

これと同じごまかしだ。

同様に、10年は効果があろうが20年目に破綻する。百姓とは1000年続けるものだ。だから4000万の年収は必要だ。内部留保という。筑後地方は日本で一番年収が高い百姓が住む。

合鴨が失敗しても、お上は責任を取らない。合鴨農法を力説した人間は僕を罵倒したが今僕の反論に何と返事する。生活が懸かってないくせに偉そうに指図するな。

欠陥

合鴨はその管理も実験農場の広さならいいが、実際2町歩以上になると生きものだから維持管理が大変だ。ジジババにはできない。

合鴨は稲も食う。

合鴨は雑草を選択的に食う。ということは生物の多様性を損ないさらには残った草ははほかの草を駆逐するための化学物質を出す(青酸系)。つまり合鴨が見向きもしない雑草が生い茂りその草は稲を上回る。

犬、猫、トンビによる合鴨の捕食をふせぐには200メートル四方に柵、と網が必要だ。合鴨農法推進宣伝員がやってくれるんだな。

合鴨はその足で水田の水を撹拌するが、その時様々な菌やリン酸が舞い上がり水生昆虫、昆虫幼生は増える。このとき合鴨は植物のみならず水辺の動物も選択的に捕食する。残った動物は増殖し植物以上に急速に影響が出る。農家は害虫の大発生に対処するため農薬の大量ストックが必要になる。農薬にも消費期限がある(わざと安全のため)。よって農薬代は、合鴨がいようといまいと変わらない。

20万から30万/月の合鴨の餌代。

合鴨がいない。                    WIKI

さあどうする。

合鴨でなかったら(アヒルなど)地球上で成功しているところもある。よく研究して生態系のバランスや合鴨の食性を知るべきだった。数百年の試行錯誤は短期間の研究より真理に近い。

都合が悪くなったら逃げられる位置にいてよっぽど革命のように毎年偉そうに薬や農機や経営について講演する。頭にくる。その中の一つが合鴨だ。

おい、低級官僚、お前のことだ。

努力しない言いなり百姓が貧乏するのは自業自得、またの名を自己責任だが、ありもしない革命的合鴨農法的なやり方を百姓に強制するな。それは詐欺だ。

農協さえなかったら日本の農業はここまで落ちぶれることはなかった。えらそうにうそを言うな。

 

韓国でも合鴨農法はあった。日本人に自慢したいのか、日本からの視察団に同行させられた。6haを1区画とし20区画でそれをやるそうだ。それを単位としていくつかの単位があり広めていくという。

さすがに地平線の見える水田は爽快だ。もちろん失敗したが日本と違うところは泣きつかない。やる気がある。借金は何とも思わない。向上心があり機を見るに敏でありその判断力の基礎たる頭がよろしい。粘るボクサーのようだ。豹変をいとわず勉強熱心である。

日本は2,3年後からコメの輸入国になる。山間部、都市周辺から田がなくなるからだ。現在、非能率農業温存補助金政策により、消費者は韓国よりまずいコメを7倍の価格で食っている。それを鴨ごときで挽回できると農水省は言った。確かに言った。

   

 


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