大成する者は、幼いときから人並み外れてすぐれていることのたとえ。
こいつは子ヤギのときからぐうたらだったろう。
柵に腕をついてヤギを見てたら、その僕の腕を枕に昼寝を始めた。腕をどかすとそのまま柵を枕に眠った。
白目をむいて爆睡し始めた。無為徒食。こんなのは早めに人が食うべきだ。
この言葉も思い出す。この爆睡ヤギとは無縁の言葉だが、「虎子地に落ちて牛を食らうの気あり」
トラは子供の頃から闘争心を持つ。トラの本分を忘れていない。・・・ここまでいって思い出すのはかならずこの言葉。
「栴檀は双葉より芳し」 すなはち、白檀(びゃくだん)の大木もわずか双葉が出たばかりの頃から白檀として芳香を放つ。
おい、アホヤギ。オマエは植物の栴檀の木に及ばない。たしかにそこには価値判断の余地があり、3m四方の中で生殖のみに頑張り一生を送る。ま、それも良しか。
いやいや、負け犬の遠吠えはよせ。どう考えても猫の大きさの子トラが牛に向かう姿は凛々しい。マヌケ顔をした不潔なアホ高校生、いやヤギにはなりたくない。
ここでありがた迷惑の典型がかならず顔を出す。だから仕事頑張れとか、言われたことをやり遂げろとか、とにかく何でもいいから頑張るのはいいことだとか言うたいてい痴呆が進んだ老人。
昔の人はそんなアホな、言いなり小僧の、課長どまりの人間を正当化しようと思って言ったのではない。
アホヤギの横にある栴檀通りは小学校に通じていた。150年になる栴檀の大木は何を願って植えられたのか分からんのか。明治の人は私財をなげうち、その私財のないものは無償で労力を提供し「邑(むら)ニ不学ノ戸ナカラシメン」と願い小学校を建てた。そして栴檀の苗木を植えたのだ。
そこを出た小学生は立派に日本の近代化に貢献した。昼寝自体は悪くないが、アホヤギのように昼寝のみをしていても出来なかったことだ。
いま安部に気に入られようと、低能文部官僚はこっそり小学校の設置基準を改め、小学校の設置密度を下げる通知を出した。
つまり一定の人口、面積の中には小学校を義務的に置かなければならなくなっているが、その数を減らした。何が地方創生か。バカ。地方破壊だ。思いつきで無駄な商品券をばら撒いて目をそらそうとするな。今年はさらに廃校が進む。
ここは福岡市から都市高で15分。糸島市博物館。展示物より多い無駄な公務員に腹が立つが展示物は一級品だ。 内行花紋鏡。
伊都国歴史博物館所蔵