第八暁丸(かっぽれ丸)

与那国島の釣り船。カジキはもちろん、深海魚釣りを得意としており、近年メカジキ(ソードフィッシュ)にも注目しています。

呼び名

2006年03月27日 | 日記・エッセイ・コラム

赤ちゃんだもの、今は何から何までやってもらえるいい身分。

女の子が「お姫様」や「お嬢様」ならば、男の子は「お殿様」や「お坊ちゃま」だなぁ~・・・お、とすると、建丸は「たけ様」だ!

こりゃぁ~楽しい!と、母と子だけのまどろんだ時間を過ごしていた。

ある日、いつものように「たけサマ、たけサマ」と言ったら、彼が「何だ?」って。

「あはは~違うよぉ~建丸の事よ。こうして遊ぶのがマイブームなのよ。」「おお、そうか」

彼は アヤタケ で、子供は タケマル。ま、似てるわな。

「たけサマ、どうされました?」「何が?」

「たけサマ、たけサマ・・・」「何だ!?」

だから 違うっつーの!

そりゃぁ~、大事な旦那様って思っちゃいるけれど、新婚じゃあるまいし、今頃こんな風に呼ぶと思う!?

いちいち反応されるとね、何というのかしら?「まどろみの時間」が、「え~~っ!?時間」になっちゃうのよね。。。ほんと。。。


回想

2006年03月06日 | あいちゃん

今日は3月6日。

ちょうど一年前の今日、私は出産のため内地へと向かった。

早いなぁ~・・・あっという間だなぁ~・・・こんな風に晴れてたなぁ~・・・おがさわら丸から自分の船が動いている所、初めて見たんだよなぁ~・・・ふふふ・・・

なぁ~んて、次から次へとその時のシーンが思い出されてきた。

上手く言えないのだが、島では「iモード」(?)が使えないので、歌などがダウンロードできない。彼は、あいちゃんの曲がどうしても着メロ(っていうのかな?)に使いたかったらしく、私に携帯電話を託した。内地ではすぐに入れられるという情報をどこからか仕入れていたからだ。

それくらい全然構わないのだが、朝から「いいか、忘れるな!東京に着いたら真っ先にやれ!で、すぐに(携帯)送るんだぞ!」って、何回も言っていた。

挙句の果てに、私がおがさわら丸に乗った後に、自分の船からマイクで「忘れるなよぉ~!」よ。

そういえば、その日に交わした言葉はこれだけ。

「無理するなよ」とか「風邪引くなよ」とか「元気な子産んでこいよ」とか「じゃぁ行ってこい!」とかなんか他に言うことなかったのかしら?

このぉ~~くそダンナめ!

と、一人でぶーぶー怒っていたことまで思い出した。その時本人に、ちょっと!と言えなかったせいか、今頃妙に怒りが湧き上がってきた。

よく、過去は振り返るな、なんて言うけれど・・・う~ん、本当だ。忘れていた方が幸せなことって、あるもんだわねぇ~

  あー くやしい!