西部劇と懐かしのカントリー&ウェスタン日記

現代とはかけ離れたOld Countryの世界ですがずっと続けていきます。興味のある方は時々のぞいてみて下さい。

懐かしのカントリー&ウェスタン 8 [ ボブ・ウィルス(1) ]

2007年10月27日 | ボブ・ウィルスを歌う
Bob Wills (1)
米国盤 Harmony HL-7036  Bob Wills Special

(1)San Antonio Rose (2)Trouble In Mind (3)Take Me Back To Tulsa (4)Big Beaver (5)Roly Poly (6)I Can't Go On This Way (7)Time Changes Everything (8)Miss Molly (9)The Convict And The Rose (10)New San Antonio Rose


カントリー・ミュージックの分野でウェスタン・スイングほどウキウキするような音楽はないなぁ~と個人的には思っていますが・・・・僕は下手の横好きでフィドル(カントリーやブルーグラスの世界ではヴァイオリンのことをこう呼びます)が好きでチョコチョコ練習しているんですが、ブルーグラスよりもウェスタン・スイングスタイルのフィドルの方がずっと好きです。自分の性格がおとなし目のためかスイング感とおしゃれな感じの方に魅かれます。
 ところでWestern Swingは何もボブ・ウィルス(1905~1975年テキサス州出身)に始まった訳ではなくて1930年代頃以来アメリカ南西部(テキサス、オクラホマ、アーカンソーの各州あたり)を中心に人気のあった音楽で、ボブ・ウィルス以外にも多くの名手が輩出していてその歴史は部厚い一冊の本が出来るくらい深い歴史を持っています。しかし、Western Swingを一般に広めたのはボブ・ウィルスの功績だといっても過言ではなさそうです。
1934年に自分のバンドThe Texas Playboysを結成してから1975年に亡くなるまでWestern Swing一筋でした。白いテンガロンハットにカウボーイブーツ、葉巻のくわえタバコに自慢のフィドル・・・・のトレードマークで「San Antonio Rose」「Time Changes Everything」「Take Me Back To Tulsa」等の名曲限りなしというところです。
音的にはSwing JazzやBlues 、Countryの入り混じったようなメインボーカルとスイングする演奏( 時にトランペットやサキソフォンが入ったりする )、そしてボブ自身のフィドル演奏で「Silver Bells(ボブのお気に入り)」「Maiden's Prayer(乙女の祈り)」等をやってくれます。  長年の相棒だったトミー・ダンカンがメインボーカルだった頃が一番ボブが活き活きしていた時代だった・・・・・と言われていますが、歌の合間に”アッハー!サン・アントニオ ロ~ズ” とか ”Take It Away Le~on!( バンドのスチールギター奏者だったレオン・マコーリフに一丁いこうぜ、レオン! )” とか ”O~pen Now!"、”Thomas(トミー・ダンカンのこと)Comin'!” などタイミングのよい掛け声を入れて雰囲気を盛り上げているのも特徴になっています。
このレコードでは歌無しと歌入りの「San Antonio Rose」が入っていますが、この名曲は全てがここから始まったのでした。ウェスタン・スィングの全盛時代の雰囲気が詰まったLPレコードです。なお、今はボブについてのCDは沢山出ていますので色々な時代のボブ・ウィルスの音に接することが出来ます・・・ほんとにいい時代だなあ。 つづく

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