KANTAROOO Blog

某てれび局のCGデザイナーを引退した かんたろの日々
心にわきおこる興味をお届けします。

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ひとひろSHOP
   『 ひとひろSHOP 』

かんたろオリジナル作品を並べるお店です。
時々開けております。
オリジナル作品や道具の販売をしています。

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春の光の暖かさ

2007-03-12 | Diary 
やりたいことが多すぎて 気持ちが先走って、すごくあせる
ひとつづつ丁寧に終わらせて行く事が肝心だと 自分に言い聞かせる。
仕事をしていたときは 丁寧にやっていくというよりも
そのときの自分の気持ちのエゴと時間のなさで 良しとすることが多かった
必要なこと 期限が近づいてることを優先しながらも
丁寧に 丁寧にできるだけのことをやってます。
時間はもう いくらでもあるのだから。

五木寛之さんの「林住期」には
50歳から 人生の黄金時代がやってくると書かれています
0~25歳までは大いに学ぶ
~49歳まで家庭を家族を人生を育てる
50歳あたりは人生の収穫期で
それから先は 死を考える

たしかに 会社勤めのころは
50歳になったら お店をやったり ギャラリーをやったり
プロダクトをつくったり こどもや大人に自分の知ってるモノつくりを
教えたり 一緒にやっていったりしたいな!
やりたいことが山積みだー!
とただ漠然とそうおもっていたけど

おいらは35歳にして退職し
その後 一定の会社に入って仕事らしい仕事をしていない。
完全な主婦業とか家事手伝いとか そういう感じでもない
子供もいない ローンもない 看護する人もいない
なので・・・
これからまさに五木寛之さんの本でいう
その収穫期がはじまったのではないかと考える(笑)
退職してから半年 自分の小さな畑に たくさんの種をまいたつもりです
その種が春になって 一つでも二つでも双葉がのびたら
自由に思う方向へ 伸ばしていこうと思う
またその芽から蔓が延びて葉が茂って お花が咲いたり実がなったり
それを楽しみにしていこう。

今 楽しい事ばかりじゃない人生を送ってるおいらのお友達。
その人の苦痛をすこしでも和らげてあげたい気持ちでいっぱいだけど
もうおいらの手をどんなに伸ばしても 届かない。
ごめんね。
これ以上 どうがんばれば 苦痛が終わるのか
ぜんぜん見通せないから
”がんばって”なんて簡単で残酷な言葉は言わないよ

せめて
”時には がんばらなくてもいいんだよ”と伝えたい。

今は同じ立ち位置から 一緒に同じ風景を見れないけれど
いつもみんなのことを思っています。


もうすぐ 春。

きもちよい
すがすがしい空気と一緒に 春はやって来るよ。
もちろん あなたのところにも ちゃんとね。

だから
うつむいたりしないで
顔を上げてみて
そして 一緒に感じとろうよ。

凍った心を溶かしてくれる 春の光の暖かさ。