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渡辺武著 わかりやすい漢方薬 5 慢性病の漢方治療法  糖尿病は千年のぜいたく病  成人病の中で、糖尿病というのは、現代医学ではやっかいな病気です。

2021-06-07 15:54:50 | 日記

昌栄薬品

渡辺武著 わかりやすい漢方薬

第三章 漢方薬は何に効くか

5 慢性病の漢方治療法

糖尿病は千年のぜいたく病

 成人病の中で、糖尿病というのは、現代医学ではやっかいな病気です。

世界保健機構(WHО)でも、糖尿病をテーマとしてとりあげて、その効果的治療法を追及しておりますが、漢方では今からおよそ二千百年前の漢方書に、糖尿病に効く薬のことが記されています。

 この漢方書は『金匱要略』といって、宋時代に発掘された金の櫃に入っていたもので、漢方医学の聖典ともいうべき本なのです。

その中に記されている『八味腎気丸』という薬が、実は糖尿病の薬だったのです。従って、糖尿病は人類にとって、最も古くからあった病の一つといえるのでしょう。

 糖尿病のおもな症状は―

  • ①排尿が極端に多かったり、少なかったりする。就寝後の小便が多くなる。
  • ②皮膚のつやがなくなり、カサカサしたり、化膿しやすくなったりする。
  • ③九竅―眼、鼻、口、耳、尿道、肛門―に異変が起る。口が渇いてくる。
  • ④足腰が弱くなる。
  • ⑤精力が減退する。

 こうした症状から身体に力感がなくなり、引っ込み思案になったり、頭がぼんやりしてファイトがなくなってきます。

この症状の中でも、とくに、ノドや口の渇きがよく見受けられる特徴なので、まだ糖尿病がよくわかっていなかった時代には、糖尿病のことを「消渇(しょうかち)」と呼んでいました。

 糖尿病というのは、体の新陳代謝機能が衰えて、エネルギー源である糖分が血液や尿から流出してしまって、そのために様々な症状が現われることなのです。

かつては、もっぱら老人病やぜいたく病とされていたこの病気も、最近では飲食物の不調和や生活環境の悪化によるストレスなどから、若年層にも増えて来つつあります。

江戸時代、八味丸は新婚の人たちが利用した薬ですが、今は同じ若年層の人たちの糖尿病の薬として使われています。

 八味丸の主薬は、地黄(あかやぢおうの根茎)であって、これは糖尿による栄養障害や貧血に効果的な増血剤としての働きがあります。

従って、八味丸のことを八味地黄湯と呼ぶこともあります。

 男女の発病率で比べると、女性の方が多くかかるといわれています。

女性は妊娠ということで、ホルモンが変調を起しやすいことが原因だといわれています。

四十歳から五十歳までの発病が最も多く、全患者の七〇%を占めているといわれます。

最近は子供や若年層にも糖尿病がふえているということは、子供たちが早くから成人病にかかるということ―老化が始まっているということなのです。

肥満児などは、もう人間の機能はフル回転、心臓は働きっ放しですし、腎機能も胃もフル回転です。

これは子供を若年寄に育てているようなものなのです。

 糖尿病は一般に肥満型の人に起りやすい病気です。

発病する数年前から急に太り始めてきます。

ところが発病すると、食欲もあり栄養もとっているのにどんどんやせてきます。

 糖尿病というのは、合併症といわれる他の病気が起こりやすい状態になり、心臓病、腎臓病、高血圧、神経痛、自律神経失調症などを起します。

尿から糖分はたれ流し、血液の中の糖分が多くなり、これでは内臓の五臓六腑だって、〝順法闘争〟をしたくなるわけです。

また、長く糖尿病が続くと眼底出血も起し、白内障や虹彩炎など、眼の病気を起す原因にもなるのです。

 

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