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赤痢菌に勝ったハチミツ 

2018-12-18 16:55:01 | 日記

昌栄薬品です

渡邊武著 『わかりやすい漢方薬』より

赤痢菌に勝ったハチミツ 漢方では人間の身体の健康な状態、平常なことを「平」といっています。

脉でいえば平脉とか、寒熱温涼平の平とか、正常化ということで、健康を保って病気を予防することです。

それには平気、平常、平熱、平脉という基準があり、これが病気を予防する平均的状態ということになります。

 今の医学的常識では、予防医学というと、いわゆる病原菌に対する予防ということになっています。

試験管内における病原菌の発育を元にして、抗菌性とか、病状とかが測られます。

人体は試験管とはまるで違います。

予防という言葉の範疇が狭くなっていますが、漢方でいう予防とは、平の状態を保つため、病気全体からの予防、防衛を意味しているのです。

 蜂ミツといえば、人間の身体を平常にする健康食の一つであり、漢方では病気予防の薬剤でもあります。

唐時代の本草書には、口から回虫を吐く子供に蜂ミツを飲ませると、腹中の回虫を殺してしまうと書いてあります。

そこで、蜂ミツの効用に唐本草にあるような効用を書いたところ、早速、現代医学の先輩や大学の教授連から「漢方の考え方はおかしい」と、袋叩きにされたことがあります。

大学教授たちの言い分は、「回虫を入れた試験管に蜂ミツを入れたが、生きているじゃないか」とか、「赤痢菌に蜂ミツを入れても、赤痢菌は死にはしないよ」とか、漢方は実証性がないという論でした。

 ちょうどそのころ、東大医学部の詫摩武人教授が小児科の領域で、人工栄養児の研究をされていて、母乳と牛乳を飲んでいる赤ん坊の成長の差について、母乳に比べて牛乳を飲んでいる赤ん坊には、牛乳貧血、牛乳下痢、成長発育が落ちるなどの、三つの欠点があると報告されています。

 要するに、母乳と牛乳では病気に対する抵抗力が大変違うこと、母乳は牛乳より甘く、甘味の中に違いの要素があることがわかりました。

そこで、この母乳の甘味研究から、早速、赤痢になった赤ん坊に、牛乳に蜂ミツを入れて、母乳より甘い程度にして飲ませたところ、三十四時間から四十時間以内で下痢が止まり、便の検査をしてみると、赤痢症状がなくなっているという実証の結果を得ることができました。

試験管の中では、赤痢菌に蜂ミツを入れても菌は死滅しないのに、赤ん坊の身体の中では蜂ミツを飲ますと効力が出てくる。

―これはどういうわけかということになりました。

 人間の腸内には特殊な乳酸菌―ラクトバチルス・ビヒダスという、どんな栄養素をもっても人工的には培養できない乳酸菌があります。

このビヒダス菌は母乳の中にあり、母乳では培養できますが、牛乳には欠けていて培養もできません。

そこでビヒダス菌と蜂ミツが関係があるということになりました。

それで私たちは蜂ミツの薬学的研究に取り組むことになり、蜂ミツの中にはビオチンとかパントテン酸などの微量ビタミン群があり、これが何らかの形でビヒダス菌の繁殖を助長していることがわかりました。

 この人間の腸にある特殊な乳酸菌の繁殖がおくれ生産が落ちてくると、今度は赤痢菌の方が腸内で繁殖してきます。

ここに蜂ミツを入れると乳酸菌が腸で栄養を吸収して、どんどん繁殖し乳酸酸性になります。

赤痢菌は繁殖するための栄養をとられると、環境がわるくなって自滅します。

赤痢菌が乳酸菌に兵糧攻めされ自縄自縛することがわかりました。

牛乳に蜂ミツを入れて飲ませると母乳に近い働きをすることが、はっきり実験研究で立証できたわけです。

 漢方の蜂ミツ薬効論に異論を唱えた大学の教授たちも蜂ミツの利用が多くなり、その薬効が立証されるや、シュンと黙ってしまいました。

蜂ミツは、いわば漢方の健康薬として、病気から守る予防薬として、大切な要素を持っています。

それが唐時代から、漢方の薬効としてはっきり書かれているのです。

大学の先生たちも二千数百年も体得してきた結果には、ついに帽子を取らざるを得なかったというわけです。

しかし、新薬の効力と同列に少しは赤痢菌に蜂ミツの薬効があるという、単純に何でも勝てばいいという算術計算として理解されたにすぎないのです。

 人間が赤痢菌に勝ったのは、人間の腸管にある乳酸菌が、蜂ミツという栄養で繁殖して克服するという、人間の自然の摂理のすばらしさが理解されたからです。

現代科学というのは、山林に雑草が生えれば、新しい薬剤をばらまいて生えないようにしてしまいます。

稻の生育に不都合な田の草は、薬剤で枯らしてしまう考え方で〝邪魔物は殺せ〟という論理が科学の考え方となっています。

そのためには、新しい物質だろうが何だろうがバラまく。

これが科学のおごりとして、今、反省されつつありますが、少なくとも新薬の世界では、まだそうした〝邪魔者は殺せ〟式の考え方が残っているようです。

 漢方薬は病名薬ではありません。

局部の病だけを征服する薬ではないのです。

人間の身体を正常化する薬剤であり、自然の摂理として長い歴史の中で病気と対決し、飲んで克服して得た薬です。

自然を自然で克服するという論理に立っているのです。

それは、試験管の中では赤痢菌どころか回虫も殺せない蜂ミツが、人間の腸に吸収されると、赤痢菌も、回虫もあるいは他の病原菌にも有効に効くということで説明されています。

漢方でいう正常化とか病気の予防とは、この人間の自然を呼びさますことなのです。

東洋の哲理が西洋哲学と違う根本的な問題はここにあるのかもしれません。

 

ゴマ、ハトムギ、ハチミツを健康食三種の神器と呼んでいます

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