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リベラル勢力を増やそう!

2017-09-30 18:00:50 | より良き我国のために
 25日からの約一週間、総選挙情勢はめまぐるしい変貌を遂げています。小池都知事が代表となって希望の党が創設されるや否や、民進党は略解党してこれに吸収されようとしています。「安倍政権を倒すためなら何でもする」という前原代表の言葉に民進党内ではさしたる反対も無かったようです。

 「安倍政権を倒す」ことには何の異論もありません。しかしこれで民進党内のリベラル勢力がはじき出されることになりそうです。小池代表は民進党議員からの公認申請に対して一人一人吟味した上で公認するとしています。「リベラルはダメ」と明言してもいます。小池代表は日本会議の国会議員懇談会副会長でもあり、同顧問の安倍総理同様右派の政治家です。小池都知事は去る1日の関東大震災朝鮮人犠牲者追悼式典に歴代の知事が昨年まで寄せていた追悼文を今年は出しませんでした。記者会見では「(虐殺の事実は)歴史家がひもとくものではないかと思っている」と述べましたが、かつての中国等侵略に対する安倍総理の「侵略の定義はまだ定まっていない」という言葉と同様、我が国の過去の悪行を認めまいとする右派の政治家の片鱗が現れています。

 希望の党は選挙公約として「原発ゼロ」を掲げています。また改憲については「9条改定ありきではない」としていますから、選挙後も公約通りなら、安倍政権よりはマシと言えるでしょう。ただし安保政策は安倍政権と変わりがありません。何故なら小池氏は第一次安倍内閣で国家安全保障問題担当首相補佐官を務め、15年に強行採決された平和安全法制(戦争法案)の企画立案に参画しており、当然ながら採決で賛成したのです。

 来月の総選挙を自民党、希望の党の何れが制するかは分かりません。しかしどちらも改憲勢力であり、このままでは維新の会と合わせて2/3の議席に至る可能性は高くなります。これを阻止するためにはリベラル勢力を増やして1/3以上の議席を確保しなければなりません。我が国を再び「戦争する国」にしてはならないと考える国民の皆さん、今立ち上がってください。今声を挙げてください。そして共産党、社民党、民進党リベラル派を核としたリベラル勢力が1/3に達するまで増やしましょう。

 現憲法の平和主義、国民主権、基本的人権尊重の3原則は先の大戦で国内外合わせて数千万人の命と引き換えに贖われたものです。この3原則を守りたいと思う国民は過半数を超えています。ならば今こそこの国民の総意に沿った政治を選び取ろうではありませんか。