3月27日日曜日3年B組金八先生の特番スペシャル番組が4時間にわたって放映されました。久し振りに視聴しました。
昔懐かしい面々が随分と成長した姿で、役を演じていて、いまだに衰えない教師金八先生の人間愛の教育の凄さに、驚きと畏敬の念を禁じ得ませんでした。
教師の端くれとして、僅かな期間を教壇に立った者として、金八先生の求めてやまなかった、教え子達への人間愛の溢れる教育の営みを、改めて共有することができたような気がします。
思えば、私にも二人の金八先生がおり、かれこれ50年近く親交を暖めています。
一人は北海道留萌市東光小学校の担任I先生、もう一人は大分県由布市湯布院小学校の担任のE先生です。
お二人とも元気に健在で、半世紀以上の付き合いをしています。
両先生共に、社会正義に対する、毅然とした自己主張と仲間を思いやる人間愛そして、最後まで諦めないという不屈のハングリー精神をおしえられたように思います。
転校生として、言葉の訛りの違いから、徹底的にいじめられらていた吉百舌鳥をハングリー精神で鍛えあげ、卒業式ではトップクラスの成績優秀者として表彰を受けるまでに、鍛え上げてくれました。
叉、クラスで当時の学級費175円が紛失した際、E先生は自らの指導が過っていたから、紛失事件が発生したことを恥じるとして、その日のホームルームの時間に、自らの左手腕の内側を、五山竹の棒で175回打ちすえたのでした。打ちすえた腕の内側は真っ赤に腫れ上がり、学級の児童全員で号泣しました。翌日、先生の下へ紛失した175円が戻ったのですが、先生は誰が戻したのかは、最後まで明らかにされませんでした。
私は、振り返ってみると確かに、こうした人間味溢れる教師の生き方や考え方に大きな薫陶を受け、長い人生を歩んでこれたように、思います。
確かに金八先生は実在しないかもしれませんが、金八先生の生き様は脈々と視聴者の心の中に、生き続けるに違いないと、思いました。涙をためてのテレビドラマでしたが、大地震津波災害に対する、全国民の優しい思いやりの気持にも通じるドラマ放映であったと思いました。
コメンテーターの皆さんはどう感じられましたか?