歴史と中国

成都市の西南交通大学で教鞭をとっていましたが、帰国。四川省(成都市)を中心に中国紹介記事及び日本歴史関係記事を載せます。

慕田峪長城―中国雑感〔16〕―

2014年10月06日 13時53分08秒 | 観光(中国)

北京行を利用して、2014年9月29日(月)、慕田峪長城に行ってきました。慕田峪長城は北京市懐柔区渤海鎮慕田村にあり、市内北北東約60kmに位置しています。東の1号楼(大角楼)から西の23号楼まで約2250mが開放されています。本年6月に改修が終わり、慕田峪村井手前に駐車場と游客中心(チケット売り場)が設けられて、中心から商業ストリートを過ぎると専用バス乗り場で、ここから南チケットチェック口手前(約3km)までを結んでいます。開放時間は7時~17時30分(4~10月)・8時~17時(11~3月)、入場料45元、専用バス15元(往復)・10元(片道)、ロープウェー100元(往復)・80元(片道)、スライダー100元(往復)・80元(片道)です。市内からは東直門外発の867旅游専線(7時・8時30分、帰路14時・16時 16元)です。

上り下りとも徒歩で、8号楼から14号楼を巡りました。さて、写真1は、10号楼手前から8号楼を見たもので、後部上方に見えるのは大角楼(1号楼)です。

 

写真2は、10号楼を過ぎて11号楼(右手)へ分かれ道のところから、13・14号楼を見上げたものです。

写真3は、本道を上がったところから、逆の後方へと10号楼から大角楼への長城を撮ったものです。手前左手の路が11号楼への長城です。中段右手に見えるのは6号楼のロープウェー乗り場です(スライダー下りもここです)。

写真4は、12号楼を過ぎて見た10号楼からの湾曲した長城です。写真に見るように、慕田峪長城の特異点は胸壁の両側共に射撃用の凹みが切られていることです。この胸壁は本地点のみで、対倭寇戦の名将として知られる威継光(1528~1588年)が慶・万暦年間に修復完成したものです。敵が長城線を超えても、背後から攻撃できるようにしたそうです。

 

写真5は、14号楼付近からの15号楼~23号楼への遠望です。

写真6は、14号楼を過ぎて、19号楼~21号楼への急坂の長城のところを撮ったものです。

 

なお、慕田峪長城の公式サイト『慕田峪長城』はhttp://www.mutianyugreatwall.com/です。また、フォトアルバム「北京・慕田峪長城」はhttps://1drv.ms/f/s!AruGzfkJTqxngpkTqhB8YnDtWnkK6Aです。最後は公式サイトの慕田峪長城案内図です。

(2014.10.06)

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