徳島に住むカメさんのつぶやき

 さながらカメさんのような一老人が、小さな池(徳島県の片田舎)から覗き見た世の中の出来事や心象風景などを書き留めたもの。

我がよき友 Ⅱ

2017年11月04日 | 随想
 歳をとると辛いことや悲しいことも増えるが、それ以上に嬉しいことや楽しいことの
味わいも、また増してくるものである。

 今朝も一番にメールソフトを開くと、むかしの職場の同僚からの嬉しいメールが目に
飛び込んできた。
 色々と近況を知らせてくれたあと、「年内にも食事会を持ちませんか」とのお誘いの
言葉があり私の都合を聞いてくれていた。

 先日も山友達から食事会の案内を頂戴して小躍りしたばかりであるが、今回のお誘いも
本当に嬉しかった。
 今日一日がルンルン気分だったのは、勿論である。

 すると、夕方の事である。
めずらしく、小中学の同級生が我が家に来てくれた。幼馴染とは言え、何十年ぶりのこと
である。
 最初は誰だかピンと来なかったが、名乗りを聞くとすぐに小学校時代に立ち返った。
「おー、◯◯ちゃんか!」「おー、そうじゃ!」と、肩を叩き、手を取り合った。 

 聞けば、還暦同窓会以来の集まりを開きたいという。
重症の腸閉塞のため、ずっと欠席続きの同窓会だった。
 数え歳で言えば、既に80歳! 幹事の◯◯ちゃんの「もうこれが、最後の同窓会になる
だろう」との話も、あながち誇張とは言えないだろう。

 “人は人中、田は田中” という諺があるが、人は人の中でこそ育ち、また生かされる。
そんな人と人との縁を深く感じさせられる、素敵な一日だった。

 さあ、楽しみが二つも増えた!!
 

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