万華鏡の楽しみ ガラス色の幸せ

万華鏡の魅力、ガラス色の幸せを伝えたいと思います

きら星のごとく

2011-08-18 22:20:12 | 万華鏡ブログ

久しぶりの投稿になります。 今日はアメリカから届いたばかりの万華鏡をご紹介します。
スティーブ&ペギー・キテルソン夫妻の作品で「Galaxy」といいます。 銀河とか、銀河系という意味ですが、私はきら星という雰囲気かなと思いました。

輝きに満ちた筒はダイクロイックガラス。 でもこんな独特の質感のあるものを見るのは、初めてです。キテルソン夫妻はこれまでもダイクロイックガラスを筒のデザインにした作品を数多く作ってきましたが、表面に透明なガラスを重ね、滑らかな感じに仕上げていました。
今年のコンベンションで、コージー・ベーカーさんを偲んでのオークションで、初めて発表された独特のガラスの焼き方です。

中の映像はペギーさんのお気に入りのひとつ、3ポイントの映像です。 ミラーの角度は60度の組み方で、オブジェクトの映り込む部分が大きく、オブジェクトの形や組み合わせが映像にシンプルに反映されるミラーシステムです。 そのシンプルさが、単純さに繋がるリスクがあるミラーシステムですが、そこはさすがのペギーさんの腕の見せ所で、陰影や色合い、質感などの組み合わせが素晴らしい映像展開です。

薄いベールをかぶったような重なりがとても素敵で、一番気に入っているところです。

華やかさも忘れません。

絵の具で描いたような色の流れはどうやって生まれるのでしょう?

オブジェクトセルの横からのぞくと、ペギーさんが作り上げてきたオブジェクトの数々が見えます。 このオブジェクトとこのオブジェクトが一緒に見えたら、どんな風に見えるのかな?などと想像しながら、セルを回し続けてしまいます。

下の写真は筒の反対側の色合いです。 光のあたり具合で、虹色の輝き方も違いますが、とにかく「きら星のごとく」の輝きに目を奪われる万華鏡です。 
金色の部分に手を添え、オブジェクトセルを回転させて、映像の変化を楽しみます。

 

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