Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

KYOKOがでてきた日(堀江)

2008年08月16日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 KYOKOといっても村上龍の小説のキャラ風な人でもなんでもありません。
    単に奥さんです。
    本日京都で用事があるとのこと。ぼくも控えめな休日出勤で会社に。
    夕方待ち合わせて晩ごはんを食べることに。

かなり勇気のいるできごとだ。 どこに行ったらいいんだろう。
この困惑具合が誰か共有できる人はいるんだろうか(いやいない)反語調・・

建築設計士の奥さんは見る目が厳しいし、だいたい僕と趣味が違うので
いろいろ言うだろうし・・
choiceを考えるときこんな難しい人はなかなかいない 

とりあえず仕方ないので、結局routineのようになりつつある、いつもどおりの
北堀江「椿」に向かう。

堀江に向かう途中。いつもみているRoy Lichtensteinの絵の表情も心なしか
緊張してるように見える。

   

写していると、奥さんからこれも撮っておいてよと指示がとぶ(なにさま?)
よくわからないけど、確かにおしゃれなので一枚。



椿に到着。外観はKYOKOさんのお気に召したようだ 

     

一番奥の個室に通される。これがなんだか赤っぽい部屋でした。

    

KYOKOさん一言。「なんだかエロい部屋ね」

うーん・・・うまくいかないものです。 

ごはんの味は悪くなかったけど、会話はあまりうまくなかったな・・

これからの生活環境やお互いの仕事について話すのだけれどかみあわない
ことこのうえない。こちらは聞いているつもりなんだけど、向こう側には
少し前の僕のイメージしかないらしい。当然こちらでした苦労については
直接みていないので理解していないのはわかるけれど、それを頭ごなしに
否定されても話が成り立たないのだけれど・・・

まあしかたないのかもしれない。
この距離がベストではないけど、これくらい離れた距離が限界なんだろうと
思っている。

the Porcupine Dilemma(ヤマアラシのジレンマ)。ジグムント・フロイトが
ショーペンハウエルの寓話をもとに説明したこの感覚に関して、KYOKOは
どう感じているだろうか。

少なくとも、日本では新しい環境を作るために視覚的かつ物理的な行動が
必要な時期なのだけれど。

先は長い。あせっても仕方ない。彼女も向こうの仕事で困っていて、焦って
いることも事実。
向こうに合せることはもうできないけれど、聞いてあげることやアドバイス
できることはまだあるだろう。



食べ終わって一段落。ひとつのメニューがまだ来ていないことがわかる。
魚を焼く時間が長かったのだろうか。KYOKOさんはすげなく「遅いからもう
いいですよ。行かないといけないので」。。

上海に長くいるということは。こういうことだ。
合理的かつ効率的。
いたって正しい。そして受け入れないといけない。上海と大阪ではなく
彼女と僕の距離感覚として。
Dilemmaは続く。そう。現在も最適とはいえないまでも適正な距離として
そこに存在しているのだ。
JALの換算では777マイル。 


★椿
  大阪市西区北堀江1-9-1
  06-4390-4966

食べたあと、堀江を散策する。もちろんKYOKOさんのinspirationのために



         

かなり美容院が多い。このあたりに住んでいる人は、おしゃれな美容院を
選ぶだけで毎月変えていっても、2年くらいかかりそうだ。

激戦区、ということだろうか。上海で美容院の店舗設計の多いKYOKOさん
はどんどん写真を撮る。

   

 

合間に寿司やさんを発見!なんだかおしゃれな寿司やさん。今度いつか
いこうと思う

        

  

30分以上、もしかしたら1時間近く歩いたかもしれない。さあ、帰ろうと言う
ぼくに

「ああ、もう一軒いくよ。飲みにね」

え?まだ行くんですか・・・



夜は長い。まだ21時だからだろうか・・

     

都会では星が見えないというけれど、高級な星ならちゃんと見える。
Diorの上に大きな★があることに今日気づいた。

そう、堀江から今度は鰻谷に歩いているぼくらでした・・





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