Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

天山路あたりまでラーメンを食べに。(維心)

2009年12月31日 | 上海chouchou(たべる)

 昼ごはんは何を食べようか。今日まで ひとりな昼なので、なんでも好きな
    ものを食べられるのだ。

   ということで簡単にラーメンにすることにした。 
   蘭州など西域系の現地ラーメンやさんも捨てがたいのだけれど、日本で
   「中国にもラーメンあるの?」と聞かれることも多いので、日本のラーメンを
   出す店に行ってみることにした。
  
   悩んだのは、天山路×古北路の交差点から古北路をさらに少し北にいった
   「利つう」か「維心」。そのときはこの2店が系列とは知らなかったのだけれど
   とりあえず見て決めようということで。

   天山路×古北路の交差点手前でタクシーを降りる。古北路もここまでくれば
   庶民的になる。

   

   車の通りが非常に激しくなっているけれど、人通りの多さ、信号無視する
   人の多さと、このばらばらでカオスな動きは面白い。

                   

    ここは地下鉄2号線の婁山関路駅がすぐ近い。その上部がショッピング
    センターになっているので、その分人通りも多くなっている。
    そういえばぼくの住んでいる間はずっと工事中のままだった。ついにできた
    わけだ。そのせいで、車の通りがよけいに増えているんだろう。

        

  それでも信号無視している人が変わらないのは面白い。ぼくも人の波に
  ついていくと、道路の中央に取り残されてしまった

  もともと道路の幅に比べて青信号の時間が短すぎるのだ。
  それでも、こんな太い道路でも、人はみんな車の流れをずっとみていて、
  隙あればわたってやろうと狙っている。なんだかのら犬みたいだ

 

  反対側の古北路にはバイクの流れ、過積載のトラック。よくある地元の風景だ

         

  バイクでこれだけの荷物を運ぶおじさん。そうそう、こういうのがまた見たく
  なるから面白い。一番うしろにぶら下げているだけの荷物はきっと、落ちても
  気づくことはないだろう

  ぼくが面白がって写真を撮っているのを  通り過ぎる人が不思議そうに
  眺めていく。そんなこと不思議に思う人は少ないし、観光客がここまで来る
  ことはないからだろう。でもこうやって残しておくのが…

       ぼくの楽しみなんだから  

  そしてバイクの走るほう、古北路の北側を歩いていく。

  「利つう」はちょっと戸の構えが小さすぎて、入るのに気おくれしたので
  「維心」にした。
  ちょうど昼ごはんどきに差しかかるころ。席は空いているのだろうか。

   

  カウンターは空いていて、ぼくのようなひとり客はまだ数名入れるけれど、
  テーブル席はもう結構埋まってきていた。日本人だけでなく中国人の姿も見える
  思うのだけれど、ラーメンというのは和食なのだろうか?

  中国人が開発した、新しい寿司です、と出されたらさすがに少し抵抗がある
  だろうけれど、ラーメンは違うのかもしれない。
  麺というのは和洋中それぞれにあるし、いろいろあっても抵抗が少ない食べ物
  なのかもしれない。そもそもおいしくて清潔なら中国人だって食べるだろう。
  そう思うことにして、注文を。

                     

  店員さんは全部中国人。厨房の中は見てないけれど日本人だろうか?
  店員さんの愛想は悪くないので教育は行き届いているとみえる。
  「維心ラーメン」のセットとして餃子をつける。これで基本の味がわかるから
  チャーシューとかとんこつ、とか無理に最初から頼むことはないのだ。

  中国にきて、日本のラーメンが中国に迎合しようと無理な変化をさせていたり
  単に日本で売れないから中国で勝負みたいなラーメンやさんもあった。
  そういうのを見極めるには最初は、素の形で勝負してもらうほうがいいのだ。
  だいたいラーメンがまずけりゃ餃子だってまずいのだから



  ラーメンはなかなか外見と違ってあっさり気味で、上海にきてから食べ過ぎ
  かなと思っていたおなかにもきちんと入ってくれた。
  餃子も変に甘かったりする部分がなく充分おいしい。

  ネットで事前に調べていて、「ダシの味が一定していない。行くたびに味が
  変わる」ことをクレームしていた方がいらっしゃるけれど、それは中国で期待
  するのは無理だろう。マニュアル化されていないので、料理人ごとに微妙に
  味が違うし、本人も同じ味を出せないだろうし。そこは慣れだろう。

  5年前はモスバーガーだって日本と違う味だったし、店舗ごとに違う味だった。
  マニュアル化するのが苦手なお国柄なのだ。長い目でみればよいのだ。
  麺の長さくらいには

    

 食べ終わって、元「上海WALKER」である「WHENEVER」の最新号を持って帰る。
 これもよくある風景だ。
 こうやって新たな情報を手にして、そしてまた新たなroutineが出来上がる。
 変わるのは雑誌数と雑誌のページ数がちょっと増減するくらいで、そのスタイル
 は変わらないのだ。

             

★らーめん 維心
  上海市長寧区古北路179号
  +86-21-6274-2318
  http://www.chainavi.jp/shanghai/user.html?sid=2915838 (ちゃいなび)


  店をでて北側を望む。そこでやっと車の流れが多い理由を理解する。
  古北路が蘇州河を越える橋が完成しているのだ。それで車の流れが突き
  抜けて、多くなっている。地下鉄の開通とともにこうなったのだろうか。
  たしかにここにラーメンやさんを置く意味はあるかもしれない。
  昔は日本料理は焼き肉やさんくらいしかなかったのだけど、これならやって
  いけるかもしれない。それに競争相手がまだ少ない。

    

 反対にもときた道を向く。古北のあたりのビルが遠くに見える。少し散歩しながら
 家に戻ることにした

              

   日用品、洗濯ばさみとかハンガーとか、そんなものを売り歩くおじさん。
   年末の売上はどうですか?

    



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