Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

北堀江椿 【堀江を見下ろす月末】

2010年09月30日 | 大阪chouchou(堀江・新町・船場・本町)

 本日の場所は、またもや北堀江「椿」。だいたい行った回数は数えている
    ものなのだけれど、ここばかりは何度きたかもう数えられなくなってしまった。
    KYOKOさんには不評なんだけれど、ここは和食の中でもかなりぼくにあって
    いると思えるからだ。

    

   本日は偶然かなり前に予約できていたからか、個室がとれた。しかも
   実際通されてみると、入ったことのない奥の奥に通された。

  

  なんだか会社の仕事の密談をするみたいなところで、友人と笑ってしまった
  ただ、窓があるせいで開放的で景色はとてもいい。
  ぼくは堀江を見下ろす景色に初めて出会うことができた。

  長堀通を向こうに、その一本前の小路を行き交ったり、9月30日のせいか
  送別会なのだろうか、花束を持った人に拍手したりするスーツ姿の群れを
  見下ろしているのをみると、なんだかとてもうれしくなる。

     
                    

  お通しがきて、ぼくは注文したワインを飲む
  あまり酔って頭が痛くなったりすると  さすがに月度処理の夜だけに
  なにかあって駆けつけることになると、大変なので控えめに。

           

    景色は間接照明を多用して、雰囲気がよい中、ぼくたちは注文した
    食べ物がやってくるのを待っている。

  

   生ハムのサラダをつまむ。
   ぼくらはそれぞれの近況を語りだす。それが終わると上海時代のできごと
   を知りたがる友人に話して聞かせる。
   ある種の事柄は、新聞で少しゆがんだ視点で何かを飛ばしてでもそれを
   「正しく」伝えられるといゆがんでくる。
   でもここではそういう事象ではなく、ただただ普通にむこうの生活を語った。

              

    というわけで、ぼくが上海で過ごした不思議なできごとや、どんくさいこと
    をした笑い話はよくウケていた。たいていの人にはへえがいくつもつく
    話しであったりする。説明の仕方にもよるのだろうけれど

      

   鱧をゆびきでいただき、鶏肉や野菜を少しずつ食べているだけなのは
   友人の少食さにあわせているためだ。個室にいるせいかそれも何だか
   高級感にあふれてくる。ちょっとしか頼んでいないにも関わらず、逆に
   話しに専念できてよかったかもしれない。

                             

    友人はドッグ・トレーナーをしていたころの話をしてくれた。
    バイトかもしれないけど、そんな仕事をしていた人の話を知らないので
    それはとても面白かった。犬の調教師といえば少し言いすぎかも
    しれない。戯れているわけではないだろうから、保母さん的に犬に
    やさしく教えるのかもしれない。ぼくの年代の(限られた特殊な世代
    の、限られたあきれた一群かもしれないけど  )中ではとても考え難い
    根気のいる仕事にきこえるけれど、友人の世代では楽しそうな仕事に
    聞こえる。いまの仕事よりずっと楽しかったと語っているのを聞くと
    人生のとらえかたって視点によってすぐ変わるんだと思う。

            

  ぼくは締めに鯛茶漬けを頼んだ。2杯目のワインを飲み終えてひと息ついた
  あとに、さらさらと流し込んでみるとお腹が結構満腹になった。
  悪くない夜になっている

    

  まだ金曜日でもないけれど、それでもぼくの頭の中はうきたつ雰囲気で
  お勘定をすませて外にでたぼくらと行き交う人もなんだかすこしほっと
  した雰囲気のようにみえる。

                 

  それはあくまでぼくの中の架空の世界の話かもしれないし、飲んでここを歩く
  人みんなの虚構の中かもしれないけれど、それでも上半期おわってみんな
  お疲れ様と限定的な世界で、みんな自分をほめているだけかもしれないけど
  まあそんな夜があってもいいんじゃないかと思う。

  けっこうぼくには大変な時期でもあったから。 

     

  
  この日はとてもおもしろい夜になった。
  ぼくたちはけらけら笑いながら、帰り路をあるいていた。
  それでもなんとか家までは辿り着いた。ワインにも雰囲気にも酔っていた
  のかもしれない。

  2010年度の上半期の最後の夜。
  システムの処理も、真夏の繁忙期が継続して、たくさんの実績データを
  抱えた上半期であったにも関わらず、最短に近い優秀な処理時間で無事
  終了した。誰かからさりげなくもらった、なにかのごほうびの夜だったのかも
  しれない。
                                        
                                     
Lady Gaga - Poker Face


   きらびやかな夜にはきらびやかな曲を。
   80年代のなつかしいMelodyにのせて、踊りまくるLady Gagaを。

   Pokerと恋愛の腕前を勝ち誇るGagaの詞の勝気さは、Madonnaや
   Christina Aguileraとcharacterがややかぶっていても、彼女らを凌いで
   売れ続けているGagaの自信が曲や詞によく出ている。

   Bauhaus的ですらあった’Bad Romance’やただただ猥雑な’Just Dance’や
   ’Talephone’と違ってとてもきらびやかなPVで悪くないと思っていたら
   auの新CM(andoroidを使ったsmart phoneのやつ)に使われている。
   Gagaがプールから爬虫類のようにくねりながら飛び出してくるopeningを
   みていると、彼女の特殊性を「カッコいい」と認識できるお茶の間コード
   ギリギリなPVなんだと驚いてしまった。
  
   あるいは今夜のぼくらもそんなふうにカッコよかったのかもしれない。
   だって堀江を見下ろす部屋でごはんを食べていたのだから
   あくまで視点の問題かもしれないけれど  

     


 



★北堀江 椿
  大阪市西区北堀江1-9-1
  06-4390-4966
  http://www.opefac.com/produce/result/index.html



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