Pのlog ( 大阪と上海のChouChou)

通称P。shushu(照れちゃう)ような稚拙きわまりない文面で、上海や大阪のchouchouを綴ります。よしなに。

虹をみる夜

2010年12月11日 | 東京chouchou
 友達とまた明日だねと言って、ぼくはひとりでホテルに戻る。

    タワーの見える部屋を予約したので、見えないほうを見ておこうかと
    竹芝桟橋に寄る。小笠原とか伊豆諸島とか東京の離島にむけたフェリー
    の乗り場があり、そのどちらにいくのか待合室でじっと座っている人が
    結構いるのに驚いた。

  東京都とかいうけれど、どのときたいていは離島の存在を忘れている。
  でもこうやって結構な人がいるのだ。

  桟橋には警備員しかいなくて暗く、どちらかというとおさみしい場所になって
  いる。まあこうしないと浮浪者とかヤンキーとかがたむろして大変なんだろう
  けれど、せっかくのこうした夜景をぽつねんと寒空の中みているのも
  なんだかもったいない気分になる。

     きょうこうしてみて、初めてレインボーブリッジが虹色にライトアップ
     することを知った。昔田町のJALホテルに泊まったときに朝あの橋の
     たもとまで散歩したことを思い出した。

  

  それからもう3年が経つなんて驚くばかりだ。ぼくはLDLコレステロールの値
  とか、体重だとかそういうのが変化するばっかりで、なにか価値をあげることが
  あったっけ?とか思いなおしてみるけれど、なんにも思いつかないので
  やめてしまった。あたりは、人影が少なくてカップルというよりもグループと
  いったほうがいいような3~4にんくらいの人たちが散歩しているだけで、その
  後ろのビルには焼肉やさんか?と思うようなレストランがあり、接待とか
  そんなものの最中のようなビジネスマンがいてお互い丸見えなんだけれど
  向こうはそんなどころじゃないようにお話をしているので、ぼくも気にしないで
  背をむけてお台場のほうをみていた。

                     

   さむ

   ぼくは、さあ部屋に戻ろうと呟いてホテルに戻った。

   部屋に戻って、風呂に入ってから東京タワーのライトアップが消えるのを
   待っていた。24時になると、ふっとライトが消えて、ホントに真っ暗になった。

   それを確認して、ぼくはベッドにもぞもぞともぐりこんだ。

   11か月ぶりの東京の夜は、こうしてすぎていった。

     


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