満願堂の目の前の通りは東西にのびていて、そこから合羽橋まで抜けられそうだった。
たぬき通り、と書かれたその通りには電柱のようにそこかしこに、さまざまな格好をしたたぬきの置物がある。
「ここはたぬき通り。このたぬきは全部違うカッコしてるんだよ。
願掛けたぬきさんなんだよ」
12匹いるというたぬきは全部違うんだ、と人力車のお兄さんが乗せている子どもに説明してあげるのを聞きながら
ぼくらもへえと言って歩いていく。
そこをまっすぐに突きぬけていくと、そこが目指す食器街、かっぱ橋道具街だった。
けっこう、飲食店用の食器や厨房器具なんかが揃う。大阪の道具屋筋は道路をはさんでいないアーケードの中で
こじんまりしてるけど、ここは大きな道路をはさんだ日本橋電器街みたいな様子で、けっこうサイズがでかい
友人がいろんなものを物色して購入している横から、ぼくも自分でもっていなかった食器をいくつか購入。
かわいめの麺鉢とかれんげとか、本当は焼魚を置くのにちょうどいいお皿とか、いろんなものがあったけど
東京から持って帰る大変さを考えて断念。
けっこうこういうの、おもしろい
タジン鍋やら、営業用のフライパンやら、ワイングラスやら。そんなものを見ながら
歩いていると結構時間がすぎて、脚の疲れも感じなくなっていた。
でもおなかすいたね。東京駅に行く前にごはんをたべよう
そう決めると、浅草駅のほうにむかって雷門通りを渡ろうとする。大きなオープン型の観光バスが通り過ぎる。
まるで上海の淮海中路を走るバスみたいだ。手をふるってのも、なんだかオープンすぎる気がしたし、日本人は
こういうとき、なぜか大人ははしゃがずにまっすぐ前をみて座っている。
不思議な人種なのかもしれない
駅に戻る途中でこんな焼肉やさんをみた。犬は何の役割なんだろう。。。
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