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懐かしい餃子の王将☆その王将でも持ち帰り容器が有料化! 

2008年01月23日 17時36分19秒 | 徒然日記


●王将フードサービス、持ち帰り容器を有料化-来月から一律10円
【京都】王将フードサービスは22日、同社が全国展開する「餃子の王将」全店で、商品を持ち帰る際の「お持ち帰り容器」を2月から有料化すると発表した。原材料・包装資材価格の高騰が長期化すると判断、企業努力では吸収しきれないとしている。負担額は容器サイズにかかわらず、1個につき一律10円。餃子の王将直営店で容器代の負担を消費者に求めるのは初めて。(日刊工業新聞:1月23日8時34分)



懐かしい餃子の王将。京都で大学生をしている頃、王将は私のような貧乏学生の「強い味方」でした。今では全国展開している餃子の王将も、70年代末の当時はまだ発祥の地の京都から大阪進出を果たしたばかりで、東京にもまだ西日暮里と下北沢など数店舗しか出店していなかったと思います。

当時、私が通っていた、今出川通りをはさんで京都御所に面しているD大学(以下、「同志社大学」と記します。)の近辺では月に1~2回、餃子の王将が「餃子のタダ券」を配っていた。20枚くらいの「タダ券」が入っていた定型の茶封筒を配っていたのです。凄い! 

といっても、京都市といっても広うござんして、京都市全域に散らばる王将のある一店舗だけでしか使えないそんな「タダ券」が1枚ずつ20種類入っていたのですよ。だから、普通は封筒の中で使えるのは多くて2~3枚。でもね、でもですね。サークルの部室に(同志社大学では「Box」と呼んでいましたが、サークルのBoxに)そんな茶封筒を皆で持ちより毎回仕分けしていたのです。仕分けの結果は! 

そう、下宿やバイト先の所在地によって各自当たり外れはありましたが、大学1~2年生の頃(関西では大学の学年を「回生」で呼びますから、大学1~2回生の頃)左京区の修学院に住んでいた私は「餃子の王将修学院店」の餃子のタダ券を20枚くらい手にしていた。そうなると、ちょっとした小金持気分(?)

でも、「タダ券」を使うのが恥ずかしいというかお店の人に悪いとか、まだ(?)そう感じていた10代のKABU君は、仕送りまで1週間を切ったころから、文字通り「背に腹はかえられず」いよいよそのタダ券を懐にして当時京福電鉄の修学院駅横にあった餃子の王将修学院店に<餃子をもらい>に行ったものでした。なんか後ろめたい気持ちでしたが、<もらった>餃子を下宿に持って帰るとちょうどセットしていたご飯が炊きあがる。炊きたてのご飯と出来立ての王将の餃子。いやー、正直、世の中でこんな美味しいものはオーストラリア人講師の前で食べる(調査捕鯨でとれた)鯨のステーキくらいしか他にないと思います。

けれども、そんな行動パターンが数日、しかも(間を置いて)数カ月と続くと、温厚な方が多い王将の店長でも流石に嫌味も言いたくなるのもわかる。ある日、店長さんにこう言われた(汗)

「おいにーちゃん、この餃子入れる容器かて仕入値はタダちゃうんやで、無料っうー決まりやさかい本当はお客に言うたらあかんねんけどな、今度からはなんか餃子入れるもんもってきてくれへんか」

「ところで、にーちゃん、なんや毎月<引換券>で餃子買いに来てくれてるよーやけど、にーちゃんはなんかバイトとかしとらへんのか」

「なに、サークルが忙しゅうて会場準備とか模擬試験のテスト監督とか単発でしかバイトはやってへんやて。なんのサークルしとん」「えーっ、法律のサークル? それで、刑法とドイツ語勉強しとるってか」「あほか、あかん、わしゃー法律と横文字は大の苦手やんねん(笑) そやけど、同志社の学生ちゅーたら、勉強はせんと酒と女と麻雀ばっかや思とったがな。あんた真面目なんやな」

「ふっ、酒と女は好きやけど麻雀はやらへんてか、このー、厨房とあんま変わらん顔しとって口だけは一丁前やな(爆)、ほいで、ところであれか、にーちゃんどこの生まれやねん」「なんやて福岡県か! わしも若い頃、というたかて今でも十分若いんやけどな、もっと若い頃にな、福岡出身の親方によーけお世話になったんことあんのよ」「よっしゃ、これからはな、<引換券で買いに>来るときにはな、タッパー二つもってきー」・・・。





それ以来、私は餃子の王将の「容器」を貰ったことも使ったことはありません。タッパーと<タダ券>を持参。そして、その店長は(「申し送り」があったのか、次の店長も)<引換券>所定の餃子一皿分の他に、授業員やバイトの方の賄い料理の残りをもう一つのタッパーに入れてくださった。そう、それからは、炊きたてのご飯と出来立ての王将の餃子+「ポパイ」または「鳥の唐揚げ」または「回鍋肉」または「ニラレバ」(流石に、「酢豚」はなかったと思うけど♪)。いやー、正直、これ以上美味しいものは世の中には、九州の実家の母のみそ汁と寛子ちゃんが作ってくれるベーコンエッグしかないよ。そう今でも思います。

そんな、王将の持ち帰り容器も来月から有料化。資源高騰と世界同時株安の影響が王将の餃子の持ち帰り容器にまで波及したということでしょうか。国内要因がすべてではないにしても、(その「再起を願っての叱咤激励」の言葉なのですが→)「根性なしの安倍前首相」の退陣から無為無策無方向の福田若旦那政権、そして、政局のためには政策も国益も道具として弄することを毫も恥じない小沢代表率いる民主党による政治的空白のつけがこんな形で世の中に現れてきているということか。

このニュースに接して、懐かしい京都での大学生活と、そして、もっと懐かしい郷里が目に浮かびました。日本全国を覆っている<地方の衰退>という現象も、実は、王将の持ち帰り容器が来月から有料化されるというような(国際経済の流れに端を発した国内政治の帰結である)小さな小さな諸事実の積み重ねの上に現出した現象に他ならない。

よって、たった10円の持ち帰り容器の有料化一つとっても、まして、捕鯨文化の維持や拉致問題の解決、更には、日本の安全保障や日本の国際競争力の維持発展という国民一人ひとりの運命と地域社会の存続に関して、主権を守り国益を守る政治の役割は国際化の時代、グローバル化の時代だからこそ大きいのだ。そんなあたり前の事実とともに、京都と郷里の過去と現在の風景がこのニュースに接したときに目に浮かびました。

それにしても、懐かしい餃子の王将。ほとんど利用したことはないけれど、それがゆえに一層私にとって愛着のある王将の持ち帰り容器。有料化される前、今月中に、西日暮里か下北沢か駒込の王将に行こうかしら。タッパーを2個持って。



【地方再生と域外進学を考えるために参考自薦記事】

・地方再生と日本再生を郷里で思う(上)(下)
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-67.html
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-68.html
 

・B29とバブルと地方の再生☆地方再生を賭した自民党総裁選
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-69.html

・OMUTA, my Hometown
 http://kabu2kaiba.blog119.fc2.com/blog-entry-290.html




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