英語と書評 de 海馬之玄関

KABU&元KABUのブログ

海馬之斬鉄剣:朝日新聞の素人憲法論批判――改憲のための改憲、所謂「改憲の自己目的化」は立憲主義と矛盾するか(余滴)

2017年11月19日 08時48分41秒 | 日々感じたこととか
    本稿は下記拙稿の続編というか余滴(「解題」的な後書き)です。而して、実は、朝日新聞の「(憲法を考える)「改憲」ってなんのために? 本来はどうあるべきか…ケンポウさんに聞く」(2017年10月31日)という記事を目にしたとき、「改憲」についての朝日新聞というか日本のリベラル派の本音――衣の下の鎧の狙い――がストレートにまとめられていると感じていました。と . . . 本文を読む
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海馬之斬鉄剣:朝日新聞の素人憲法論を一刀両断――改憲のための改憲、所謂「改憲の自己目的化」は立憲主義と矛盾するか(下)

2017年10月31日 15時18分26秒 | 日々感じたこととか
  ◆原理としての立憲主義――あるいは、「憲法」という言葉の意味所謂「立憲主義」なるものは――実は、「立憲主義:constitutionalism」自体、「民主主義:democracy」や「市民社会:civil society」、または、「保守―リベラル:conservatism ― liberalism」に負けず劣らず、時代とともに語義が変遷を重ね、かつ、それを用いる諸々の東西南北、 . . . 本文を読む
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海馬之斬鉄剣:朝日新聞の素人憲法論を一刀両断――改憲のための改憲、所謂「改憲の自己目的化」は立憲主義と矛盾するか(上)

2017年10月28日 13時50分10秒 | 日々感じたこととか
  ◆憲法典の改正には限界も制約も存在しない今回の衆議院総選挙での安倍自民党圧勝を受けて、いよいよ、この国の戦後という時代の虚妄と不実の象徴、現行の占領憲法の破棄もしくは改正が現実的の政治のスケジュールにあがってきたように思います。いよいよですね。保守派のみなさん、でも、勝負はこれからです。お互い各自の持ち場で頑張りましょう。 而して、護憲と「憲法愛」を唱えるリベラル派は――改憲に向かう現下の . . . 本文を読む
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<改訂版>衆議院解散に「大義」なるものは必要か

2017年09月25日 09時32分54秒 | 日々感じたこととか
    >衆議院解散に「大義」なるものは必要か 安倍総理が今月末召集予定の臨時国会で冒頭解散に打って出る意向を示唆されました。而して、2017年9月18日に新聞各紙がこの首相の意向を報ずるやいなや、民進党、および、リベラル派の牛耳る日本のマスメディア界隈では、この「冒頭解散」に対して猛烈な批判が展開されているようです。 曰く、「大義なき解散」「森友問題―加計問題隠しの姑 . . . 本文を読む
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衆議院解散に「大義」なるものは必要か

2017年09月21日 17時19分12秒 | 日々感じたこととか
>衆議院解散に「大義」なるものは必要か 安倍総理が今月末召集予定の臨時国会で冒頭解散に打って出る意向を示唆されました。而して、2017年9月18日に新聞各紙がこの首相の意向を報ずるやいなや、民進党、および、リベラル派の牛耳る日本のマスメディア界隈では、この「冒頭解散」に対して猛烈な批判が展開されているようです。 曰く、「大義なき解散」「森友問題―加計問題隠しの姑息な解散」「野党が弱っている . . . 本文を読む
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憲法問題を巡るリベラル派のご立腹の理由の推測とその理由や根拠を検討する暇潰し的な考察

2017年08月25日 12時51分57秒 | 日々感じたこととか
    安倍政権による「集団的自衛権」を巡る政府憲法解釈の見直し、あるいは、安全保障関連法制の制定に対して、それは「立憲主義」に反するものだという主張が朝日新聞や毎日新聞といったリベラル派からいまだに出ているようです。 安全保障関連法制は違憲であるという認識を越えて、それらはーー多くの憲法研究者からの批判が寄せられているというのに、かつ、政府自体が長年唱えてきた占領憲法9 . . . 本文を読む
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<再論>天皇制と国民主権は矛盾するか(下)

2017年08月14日 07時47分27秒 | 日々感じたこととか
  ◆天皇制の意味と射程-丸山真男の蹉跌丸山真男氏は、「超国家主義の論理と心理」(『世界』1946年5月号所収;『現代政治の思想と行動』(未来社・1956年-1957年)に所収, pp.13-15)にこう記しています。 ヨーロッパ近代国家は「中性国家」たることにひとつの特色がある。中性国家は真理とか道徳に関して中立的立場をとり、そうした価値判断はもっぱら他の社会的集団(たとえば教会) . . . 本文を読む
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<再論>天皇制と国民主権は矛盾するか(中)

2017年08月14日 07時40分54秒 | 日々感じたこととか
  ◆国民主権の意味と無意味蓋し、国民主権の原理とは専断的な君主制の支配に対するアンチテーゼ、例えば、「王権神授説」に対する、すなわち、君主制支配に対する対抗イデオロギーにすぎません。よって、歴史的に専断的な君主制が地球上から(北朝鮮を唯一の例外としてでしょうか?)消滅してしまった現在、(北朝鮮の「臣民」の方々を除けば?)この本来の意味での国民主権のイデオロギーに存在価値はないのです。 . . . 本文を読む
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<再論>天皇制と国民主権は矛盾するか(上)

2017年08月14日 07時34分38秒 | 日々感じたこととか
  天照大神   日本の憲法において「天皇制」は必須の内容である。 なぜならば、現在の法哲学の地平における憲法理解、すなわち、憲法を、「憲法典を含む諸々の実質的意味の成文憲法のみならず、憲法の概念・憲法の事物の本性、および、憲法を巡る慣習が織り成し編み上げる規範の体系。近代に特有の「主権国家=国民国家」内部で、最高の授権規範であり制限規範である規範の体系」と理解する立場 . . . 本文を読む
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<再論>平和主義とは何か--戦前の日本は「軍国主義」だったのか?--(下)

2017年08月13日 10時06分52秒 | 日々感じたこととか
      ◆軍国主義の意味猪木正道『軍国日本の興亡』(中公新書・1995年)によれば、「軍国主義とは戦争を賛美し、国家および社会において軍人および軍事力に特権的・優越的な地位を与え、政治、経済、社会、文化のあらゆる領域を軍事化しようとする」ことらしい。もちろん、どのような言葉をどのような意味に用いるかは、かなりの程度論者の自由でしょうが、私は、概略、この猪木先 . . . 本文を読む
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