英語と書評 de 海馬之玄関

KABU&元KABUのブログ

<改訂版>渡辺明永世竜王誕生に思う「定跡」と「人格」の弁証法的交錯

2017年06月20日 10時53分22秒 | 日々感じたこととか
  昨年末のプロデビュー以来、破竹の連勝モードを維持している中学生棋士に世間の注目が集まっているようです。14歳とはいえ相手は将棋のプロ。KABUのような単なる下手の将棋好き程度ではその藤井聡太四段がどれくらい――他のプロ棋士やアマチュアの県代表クラスと比べて――強いのか。また、藤井四段の棋風は他の有名どころのプロ棋士と比べてどんな特徴があるのかなどはまったくわかりません。はい、きっぱ . . . 本文を読む
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<アーカイブ>戦争は人為か自然か?

2017年06月19日 17時48分17秒 | 日々感じたこととか
  【解題】 本稿の大元の考察は12年前――1回り前の干支の年!――と、超大昔のものです。けれども、現在、ニューヨークの国連本部で、正にいま「核兵器禁止条約の交渉会議」が開催されている2017年の今こそ、本稿は読み返すに価するもの、鴨。そう感じたので――ここ数年書いた関連記事のリンクURLを加えて――再録することにしました。 蓋し、そう、例えば、核兵器禁止条約の如き発想。「条約をつ . . . 本文を読む
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まずは「加憲」でいいのではないですか――改憲派こそ「憲法」に期待しすぎるのやめませよう(下)

2017年06月03日 07時46分44秒 | 日々感じたこととか
◆問題の所在、それは、憲法理解の貧困加憲に批判的な保守派とリベラル派の議論は--「言語ゲーム」を俎上に載せた際にウィトゲンシュタインの語った--「家族的類似性」を濃厚に帯びる「シャム双生児」であり、それらは議論や理路の出発点を共有してはいないか。すなわち、両者は、「憲法=憲法典」と<憲法=ある国の実定法秩序体系>の双方に関して--次のような当然備えておくべき4個の「パラダイム:認識と常識」を看過す . . . 本文を読む
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まずは「加憲」でいいのではないですか――改憲派こそ「憲法」に期待しすぎるのやめませよう(上)

2017年06月03日 07時27分04秒 | 日々感じたこととか
  >まずは「加憲」でいいのではないですか――改憲派こそ「憲法」に期待しすぎるのやめませよう ◆問題の背景と問題の輪郭安倍総理が先日(5月3日「占領憲法の押し付けを忘れない記念日」のビデオメッセージで)、憲法に自衛隊を明記する「加憲」に言及されました。要は、現行の占領憲法の9条の条項はそのまま残して、そいでもって新たに第3項なりを加えて、その追加条項で自衛隊の意義と存在を謳うというア . . . 本文を読む
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<再論>憲法と常識(下)

2017年05月21日 14時38分59秒 | 日々感じたこととか
                     【Common Law and Equity】◆憲法としての常識「憲法」という言葉には様々な意味があります。而して、常識と憲法の連関性を考える場合には「実質的な意味の憲法」と「形式的な意味の憲法」を区別しておくことが肝要だと思います。蓋し、「形式的な意味の憲法」とは所謂「憲法典」のことであり、「実質的な意味の憲法」とは国家権力の正当性と正統性の . . . 本文を読む
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<再論>憲法と常識(上)

2017年05月21日 14時15分30秒 | 日々感じたこととか
◆序先日、所謂「テロ等準備罪」が衆議院法務委員会で、与党および維新の賛成多数で可決されたことに対して、日本のリベラルメディアの中には「採決強行」とか「強行採決」とネガティブな印象操作がみられるようです。例えば、「「共謀罪」衆院委で強行採決 自公維が賛成、可決」(朝日新聞・2017年5月19日)とか「赤狩りと同じ 「テロリスト」国家の胸一つ-立憲主義に危機感も」(毎日新聞・2017年5月17日)。 . . . 本文を読む
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<再論>保守主義の再定義(下)・・・占領憲法の改正/破棄の思想的前哨として

2017年05月20日 13時16分13秒 | 日々感じたこととか
  ◆国家と保守主義保守主義は国家権力の積極的行使には疑義を呈する社会思想です。この一点では、保守主義は資本主義、就中、自由放任の旗幟を鮮明にした新自由主義と極めて良好な関係にあると言える。他方、保守主義は、地域の文化と生態学的社会構造を解体し伝統と歴史を相対化・無力化する資本主義の傾向(その制御が難しいという意味で盲目的で、かつ、時間的にも地域的にも無限の資本の自己増殖性)とは鋭く対 . . . 本文を読む
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<再論>保守主義の再定義(中)・・・占領憲法の改正/破棄の思想的前哨として

2017年05月20日 13時13分38秒 | 日々感じたこととか
  <承前>   本節の帰結を定式化すれば以下の通り、 (甲)伝統とは事実ではなく表象である。それは「世界Ⅲ」にその場を占めている(乙)伝統の価値は事実から演繹されるのではなく伝統に価値を置くコミュニティーメンバーの心性によって効力を獲得する (丙)民族が異なれば、また、時代が異なれば、あるいは、属する社会階層や居住する地域の生態学的社会構造(自然を媒介にした人と人と . . . 本文を読む
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<再論>保守主義の再定義(上)・・・占領憲法の改正/破棄の思想的前哨として

2017年05月20日 13時08分17秒 | 日々感じたこととか
  保守主義とは何か? トランプ大統領の誕生とEU崩壊が秒読み段階にいった現在、このテーマが日本でも世界でもいよいよ実践的な重要性を帯びてきていると思います。グローバル化、すなわち、資本主義の一層の昂進に対して人類はいかにしてその生活と生存と文化を守ることができるのか。あるいは、資本主義と鋭く対立する側面も持ちながらも、ある意味、グローバル化の裏面でもあるリベラリズムの浸透、「地球市民 . . . 本文を読む
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<追補>ナショナリズムの祝祭としてのオリンピックーー東京2020を朗らかに迎えるために

2017年05月19日 06時58分14秒 | 日々感じたこととか
  2014年02月25日 12時52分59秒 | 日々感じたこととか 日本のリベラル派の言論の中では、「右傾化」とか「前のめり」とか、「偏狭なナショナリズム」とか「政治的中立」等々の意味不明の言葉が流布しているようです。蓋し、朝日新聞の社説を見ればこれらの指示対象を欠く<詩的言語>の展示即売会状態。そして、例えば、安倍政権の右傾化を危惧する朝日新聞元主筆の若宮啓 . . . 本文を読む
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