県教委元課長ら書類送検 浜名湖ボート転覆死亡事故で
2013.2.12 12:04
浜松市の浜名湖で平成22年、校外学習中にボートが転覆し、乗っていた愛知県豊橋市立章南中学1年、西野花菜さん=当時(12)=が水死した事故で、静岡県警捜査1課などは12日、安全確保義務を怠ったとして、静岡県教委の課長(59)や訓練を行った施設「静岡県立三ケ日青年の家」(浜松市北区)の所長(55)=いずれも当時=ら6人を業務上過失致死の疑いで、静岡地検浜松支部に書類送検した。
事故は、22年6月18日に発生。荒天の浜名湖で西野さんら1年生18人と教諭2人が乗った手こぎ式カッターボートが、波風で立ち往生しモーターボートで曳航中に転覆、西野さんが水死した。
事故をめぐっては、「青年の家」設置者の静岡県の担当者ら3人が、荒天時の訓練マニュアルを作成しておらず、事故当日には、施設所長や現地の引率責任者の元中学校長(62)ら3人が、訓練を実施するかどうかの協議をしていなかった。
遺族は昨年5月に静岡県や豊橋市などに損害賠償を求めて提訴していたが、昨年12月に和解が成立。しかし、県警は「和解は両親にとって苦渋の選択。刑事責任を看過することはできない」として、形事責任の追及に踏み切った。
( ▲ 産経ニュース)
*****
「豊橋市しっかり受け止めて」
浜名湖転覆 元校長ら書類送検
遺族が会見
浜名湖でボートが転覆し、愛知県豊橋市立章南中学校1年の西野花菜さん(当時12)が水死した事故をめぐり、当時の中学校長(62)らが業務上過失致死容疑で書類送検されたのを受け、西野さんの父、友章さん(53)が12日に記者会見した。「学校の責任者が容疑者になったことを、豊橋市はしっかり受け止めてほしい」と訴えた。
事故は2010年6月、中学校の野外活動中に起きた。静岡県警によると、風雨が強く白波がたって天候悪化が予想されるのに、元校長は県訓練を主催した「静岡県立三ケ日青年の家」(浜松市)と協議せず、訓練をさせた疑いがある。
友章さんらは、引率教員にも責任があるとして昨年5月、損害賠償を求めて豊橋市などを提訴。同年10月に豊橋市市長が責任を認め、謝罪する内容の和解が成立した。
しかし、この日の会見は「市は、一歩進んだ再発防止の取り組みをせず、『忘れよう』としていると感じる」と指摘。書類送検を機に「二度と事故を起こさないためには今までで良いのか、議論の機会になってくれたらいい。娘の事故を忘れられるのが一番つらい」と話した。豊橋市長に対しても「何らかの方法で、どう受け止めたかを確認したい」と求めた。
豊橋市側は12日、「内容を確認していない」として、会見を開いていない。
( ▲ 12/13朝日新聞社会面 )
( ← 12/12 夕刊 → ) ( ← 12/13 三河版 )
*****
昨日2/12 7時半頃、いつもの浜松細江署N刑事から電話があった。
「今日送致します。
その前に補佐と一緒に、西野さん宅へ報告に伺います。
今から出発しますので、9時過ぎると思います。」
2012年12/6 N刑事から、
書類送検は1月、伸びても2月と聞いていたが、
送検前に警察が豊橋の我が家に来て、遺族を尊重し報告してもらえるとは思わず、
私は驚くと同時に、涙が止まらなかった。
10時半に静岡県警本部で記者会見があるということで、
我が家はマスコミからの電話取材に追われ、携帯電話の電源を切って警察を待った。
9時過ぎに、N刑事と静岡県警犯罪被害者対策課補佐の年配の男性が現れた。
二人が焼香を終え、
補佐:「送検は6名です。」と、一人一人の名前を報告された。
主人と私は、6名という人数の多さに驚くと同時に、
章南中校長の名前もあり、安堵した。
ようやく学校の刑事責任が踏み込まれた
*****
主人:「 起訴か不起訴かも、時間はかかりますか? 」
補佐:「そんなに 時間はかからないでしょう。」
2013.2.12 12:04
浜松市の浜名湖で平成22年、校外学習中にボートが転覆し、乗っていた愛知県豊橋市立章南中学1年、西野花菜さん=当時(12)=が水死した事故で、静岡県警捜査1課などは12日、安全確保義務を怠ったとして、静岡県教委の課長(59)や訓練を行った施設「静岡県立三ケ日青年の家」(浜松市北区)の所長(55)=いずれも当時=ら6人を業務上過失致死の疑いで、静岡地検浜松支部に書類送検した。
事故は、22年6月18日に発生。荒天の浜名湖で西野さんら1年生18人と教諭2人が乗った手こぎ式カッターボートが、波風で立ち往生しモーターボートで曳航中に転覆、西野さんが水死した。
事故をめぐっては、「青年の家」設置者の静岡県の担当者ら3人が、荒天時の訓練マニュアルを作成しておらず、事故当日には、施設所長や現地の引率責任者の元中学校長(62)ら3人が、訓練を実施するかどうかの協議をしていなかった。
遺族は昨年5月に静岡県や豊橋市などに損害賠償を求めて提訴していたが、昨年12月に和解が成立。しかし、県警は「和解は両親にとって苦渋の選択。刑事責任を看過することはできない」として、形事責任の追及に踏み切った。
( ▲ 産経ニュース)
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「豊橋市しっかり受け止めて」
浜名湖転覆 元校長ら書類送検
遺族が会見
浜名湖でボートが転覆し、愛知県豊橋市立章南中学校1年の西野花菜さん(当時12)が水死した事故をめぐり、当時の中学校長(62)らが業務上過失致死容疑で書類送検されたのを受け、西野さんの父、友章さん(53)が12日に記者会見した。「学校の責任者が容疑者になったことを、豊橋市はしっかり受け止めてほしい」と訴えた。
事故は2010年6月、中学校の野外活動中に起きた。静岡県警によると、風雨が強く白波がたって天候悪化が予想されるのに、元校長は県訓練を主催した「静岡県立三ケ日青年の家」(浜松市)と協議せず、訓練をさせた疑いがある。
友章さんらは、引率教員にも責任があるとして昨年5月、損害賠償を求めて豊橋市などを提訴。同年10月に豊橋市市長が責任を認め、謝罪する内容の和解が成立した。
しかし、この日の会見は「市は、一歩進んだ再発防止の取り組みをせず、『忘れよう』としていると感じる」と指摘。書類送検を機に「二度と事故を起こさないためには今までで良いのか、議論の機会になってくれたらいい。娘の事故を忘れられるのが一番つらい」と話した。豊橋市長に対しても「何らかの方法で、どう受け止めたかを確認したい」と求めた。
豊橋市側は12日、「内容を確認していない」として、会見を開いていない。
( ▲ 12/13朝日新聞社会面 )
( ← 12/12 夕刊 → ) ( ← 12/13 三河版 )
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昨日2/12 7時半頃、いつもの浜松細江署N刑事から電話があった。
「今日送致します。
その前に補佐と一緒に、西野さん宅へ報告に伺います。
今から出発しますので、9時過ぎると思います。」
2012年12/6 N刑事から、
書類送検は1月、伸びても2月と聞いていたが、
送検前に警察が豊橋の我が家に来て、遺族を尊重し報告してもらえるとは思わず、
私は驚くと同時に、涙が止まらなかった。
10時半に静岡県警本部で記者会見があるということで、
我が家はマスコミからの電話取材に追われ、携帯電話の電源を切って警察を待った。
9時過ぎに、N刑事と静岡県警犯罪被害者対策課補佐の年配の男性が現れた。
二人が焼香を終え、
補佐:「送検は6名です。」と、一人一人の名前を報告された。
主人と私は、6名という人数の多さに驚くと同時に、
章南中校長の名前もあり、安堵した。
ようやく学校の刑事責任が踏み込まれた
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主人:「 起訴か不起訴かも、時間はかかりますか? 」
補佐:「そんなに 時間はかからないでしょう。」
↓当時の事を思い出したくない人は絶対見ないでください。
http://www.tv-sdt.co.jp/nnn/news8804805.html
遺族の側から、事故の検証と今後二度とこのような悲惨な思いをする人がでないように、形ある回答を求めるのは当然の権利と感じます。
一緒に事故に遭って命の危険を感じた生徒や自分のお子さんを守りたいご家族が思い出したくない気持ちもわかります。
でも12歳の少女が亡くなった事実を、無かった事にはできないのだから、罪を憎んで人を憎まずの精神で、再発防止、風化防止の取り組みが進展することを願っています。
罪を憎んで人を憎まずの言葉は、以前施設長に言った私の気持ちそのものです。
二度とこのような悲劇を起こしてはなりません。
いつもコメントをありがとうござます
あなたが書いたコメントを消されたらどう思いますか?あなたならすぐ裁判起こすとか言いそうですね。
本筋が見えていないコメントは、削除させて頂いています。