さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

来栖~女体山~大窪寺~多和周回トレッキング

2014年02月11日 | トレッキング 女体山系
 今日の休日は、少し長めのトレッキングへと決めていたのだが、いつもの阿讃の山の積雪は半端ではなさそうだ。登山口までの道路の状況も悪そうなので、近場の里山登山と思いながら、遅めに家を出た。

 南へ車を走らせていると、女体山系の山々が白くきれいに見えている。今年に入って、まだ女体山には上がっていないので、女体山に行先を決めた。

 前山ダムの手前では歩き遍路の方が一人、女体山越えかなと思いながら除雪された県道を走る。

 さすがに県道から来栖方面に入ると、路上に雪があり、日陰の部分は夏タイヤでは難しい感じだ。


9:19 前山の来栖神社を出発する

 ここから歩くのは、去年の9月以来だ。水がたくさん流れる、来栖渓谷を横に見ながら歩く。誰かが歩いた足跡が雪の上に見える。

 いつもの空家につながれた犬にほえられ、山おやじの分岐を過ぎ、水田が2枚ある登山道に入る。



9:35 ここで積雪は10㎝を超える



9:47 最終民家手前から登山道へ入る

 登山者か、お遍路さんの足跡が見える、今朝のものか、昨日のものかと思いながら歩いていく。


9:56 急登でイノシシが激しく掘り返している

 この掘り返した土が、登山者の足跡の上にかかっている。ということは、昨日の足跡?


10:05 太郎兵衛館上の峠を越え、女体山方面を見上げる

 深い積雪の登山道をいったん、林道に向けて下る。



10:08 太郎兵衛館横に下りてきた

 さすがにこの積雪では、車が走った跡は見られない。ただ、昼寝方面から上がってきた足跡が着いている。


昼寝方面からの林道 積雪は20㎝

 この20㎝程度の積雪でも、足がとられ堪える。数人の足跡を踏みながら第一登山口を目指す。


10:16 第一登山口に入る


10:28 第二登山口に入る

 ここから女体山山頂まで、まだまだ標高で150m近くは上らないと。雪の中の上りは、きつい。


10:35 少し上がると、一旦展望が広がる


下を見ると、凍り付いた?林道が見える


10:50 途中の休憩所にやっと到着


最後の岩場も足の置き場に気を付けながら上り、 



10:58 山頂直下の岩場に到着 今日は好展望


女体山山頂付近は30、40㎝の積雪


尾根の木々が被った雪も凍っている感じだ

 この後、南側の林道にいったん降りる。今日は、東女体山へとも考えていたが、久しぶりに大窪寺に下り、多和経由で周回することにした。

 大窪寺へは女体山の南斜面を下るのだが、それでも積雪は非常に多い。



11:20 標高で150mほど下って、奥の院にも立ち寄る 



11:28 途中の展望所(休憩所)に立ち寄り、矢筈山を見上げる


休憩所にある看板「大窪寺 女体山の自然」


こちらは大滝山・大相山方面だろう


石田女体山と東女体山

 しばらく素晴らしい展望を楽しみ、再び下る。積雪で、木の階段が見えないので注意しながら下って行く。



11:37 88番札所 大窪寺に到着する

 雪の中だが、次から次に参拝者がやってくる。本堂前を除雪している方にお聞きすると、今朝の雪を除雪しているとのこと。今朝も降ったのかあ・・・

 寒い中歩いてきたので、今日は山門前の食堂で、昼ご飯の打ち込みうどんを食べることにした。店の中に、大きな荷物を持った若いお遍路さんがいたので声をかけると、女体山を越えてきたとのことだ。

 昨日は、前山の道の駅で、3人のお遍路さんが泊まっていたそうだ。雪の中、大きな荷物を担い女体山越えは大変だっただろう・・・



11:58 食事をした店を振り返り出発 青空が広がる


一丁目の丁石(今まで見た中で一番立派な感じ?)

 いつものように国道から外れ、遍路道の県道を通る。国道は除雪されているが、県道は除雪されていない。兼割の集落を通っていく。途中、ところどころに丁石などが見える。

 まずは、5km先の多和の学校跡を目指す。


12:04 矢筈山が右手にしばらく見える


12:16 前回歩いた時にはなかった表示

 遍路道保全のために、様々な表示や看板などが増えてきている。「16丁」の丁石が車道から外れたところに残っているようなので、民家の裏の小道を進んでみたが、ずいぶん奥のようなので引き返した。

 今日は先を急ぎたい。


12:19 国道に出る少し手前で振り返ると矢筈山が遠くなった


12:30 三本松峠に建つ「竹屋口 三十丁石」大窪寺から3.3km

 看板を見ると、250年前に高松の尼僧さんが施主になっている丁石のようだ。


12:33 「でべそ石 三十三丁石」

 この丁石、数年前に新しくバイパスが作られたため、忘れ去られそうな旧道に残る。

 250年前に地元の方が施主となっている。近くに、遍路墓も残っているとかかれてある。なぜ、でべそ石? 丁石に彫られた地蔵も別に出べそではないようだ。


12:36 「雲の峰 三十四丁石」

 看板だけある。丁石は国道の工事で少し移動し、崖の上にあるという。

 看板には大窪寺へ向かう丁石が、250年前に3年をかけて、七十丁まで建てられたと書かれてある。また、丁石の石材は徳島側の砥石谷から切り出されたものとある。和泉層の砂岩だろう。この砂岩で、製糖に使われた大なべを磨いていたと書かれてある。



12:48 廃校の多和小学校を通過


12:51 多和小方面を振り返る 向こうに大滝山が見える

 県道の東を通る助光の旧道を歩いていると、20人ほどの団体お遍路さんがやってきた。女体山越えの予定を積雪のためこのルートに変えてきたようだ。

 しばらく歩いて、県道に出る。除雪されて車道には雪はないが、歩道には除雪された雪が溜まっている。


13:06 額峠の地蔵を通過する

 これを越えて、県道から東側の旧道に入り、大多和を目指す。


13:27 集落まで下りてカゴノキがあった 祠も見える


13:33 大多和の多和神社を通過する


13:40 いつもは車で通りながら見る大きなエノキ

 この後、近道をしようと以前から気になっていた道へ入る。地図にも、破線の道が延びているのだが・・・


傾いた山小屋が3棟あった(いつごろのものか?)

 ここで、破線の道はつぶれていたので引き返した。少しの寄り道。

 後は前に歩いたことのある道を歩き、14:13 来栖神社に戻った。4時間54分のトレッキングだった。 
 後半、大窪寺からの車道歩きが2時間15分、10km以上はあった。雪道を想定しての長靴だったため、後半の車道歩き2時間は少しきつかったかなあ。






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