さぬき 里山 自然探訪&トレッキング

香川を中心とした里山の自然探訪と四国の山のトレッキングの記録です。

来栖神社~太郎兵衛峠 遍路道トレッキング

2014年08月15日 | トレッキング 女体山系
 今年の夏は、8月に入ってとにかく雨が多い。それも、土日ごとに結構な雨量を観測している。

 大忙しの8月前半を終え、午後から少し時間ができたので、雨の合間を見て出かけてみた。さぬき市長尾を目指して車を走らせていると、三木町のさぬき新道沿いでは早くも稲の穂が垂れ始めている。8月後半には稲刈りだろうが、雨ばかりで、田が乾かず心配なことだろう。日照不足も心配なところだ。

 例年ならもっと賑わっている前山道の駅を過ぎ、来栖神社方面への道へ入る。


田の岸がへっついでいる

 この周辺は、大雨のたびにあちこちが崩れ被害が出ている。この田の岸も修理中のようだ。



14:10 来栖神社に車を止め、歩き出す

 2月の雪以来のこの道、久しぶりだ。


いつもの大エノキ(雨が多く苔蒸している)


さらに近づいて撮る 渓谷沿いに生育するエノキらしい


14:25 空家の飼い犬に吠えられる 元気そうだ

 稲が作られているのを見て安心する。山の水田では、次から次に耕作放棄地が増えている。


 道端には、ミズヒキやキンミズヒキ、センニンソウやボタンズルの花が見える。山の斜面からは、ニイニイゼミ、アブラゼミ、ミンミンゼミ、ツクツクボウシ、ヒグラシといったセミのの鳴き声が聞こえる。セミも雨の合間を見て、忙しそうに鳴いている。
 
 ここまでの道は台風の後の整備は終わっているように見える。

 やまおやじの分岐を右に入り、いったん登山道に入る。


14:29 ここの水田もまだつくられている

 イノシシが多い所なので、周囲に電流柵を巡らせている。田の周囲には、クワイやコナギなどが見える。

 登山道を抜け最終民家につながる車道に入るが、ここからは転石や大量の落ち葉、枯れ枝が路上に目立つ。

 ダイコンソウの黄色い花やツルニガクサの紫を見ながら歩き、最終民家への分岐を右に入り、登山道へ。


最終民家の棚田も何とか稲作りが続いている


登山道(遍路道)は草深い


14:53 ユキモチソウの立派な株を見る

 残念なことに、オオキツネノカミソリは既に花期を過ぎ、唯一ヤブランの花が見える。

 沢を渡り、太郎兵衛峠への急登へ入るが、しんどい。ここのところの運動不足、蒸し暑さもかなりのものだ。

 ここで、雨が降り始めたので傘をさしながら、引き返すことにした。引き返す途中、行きでは出会わなかったニホンザルの群れ。頭上の高い樹の枝を渡っている。この時期何を食べているのだろうか。

 前山ダムから女体山までの中間地点の表示から、直進して初めての道へ進む。予想では、大多和の集落へ出るのでは・・・

 民家が数件あり、工場もあり、神社もありの細い車道を進む。


昔のままの木製の「ユル」が残る池がある


15:22 多和神社の少し北 大クヌギの近くに出てきた



15:38 県道から来栖神社への道に入った所からの風景

 1時間30分にも満たないトレッキングだった。トレーニングしないと・・・



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