昨日の防災訓練の後の野々市消防署においての、ポンプ車研修において、信じられないことに遭遇しました。第2分団でも、ポンプ車の操作は、教えていますが、やはり基本的な構造や操作を、しっかりプロに教えてもらおうということで、ポンプ車を署に持ち込み研修を行いました。いろんな状況を想定しながら、何度も、放水を行っていましたが、その準備で吸管を、みんなで持ち上げていた時、ふと前の歩道を見たら自転車に乗った老人が車道の方へ転倒しました。思わず「危ない!!」を声を上げ、近くにいた署員の方と駆け寄りました。でも最初、歩道側を見ていたのは、私だけで、みんな誰かがホースに頭でもぶつけたのかな?と思ったそうです。すぐに署員の方が、声をかけますが応答なし、するとすぐに「心肺停止!」の声が、、( ̄○ ̄;) え~~~~!いきなり~~!!見る見る顔から血が引き、足は黄色くなって行きます。今、まさに目の前で人が、死んで行く状態にありました。すぐに署員のAED!の声で、署から持って来たAEDのパッチを貼り「離れて!」の声で、バチン!と一回、反応がないので心臓マッサージ、そして2回目の電気ショックをしようとしたら心肺が動いているとのサイン。すると突然、その方が、「う~~う~~~!」暴れ始めて、署員の方がみんな押さえながら「大丈夫ですよ、消防の者ですよ!」と何度も声をかけるが、それでも暴れるので拘束帯を持って来た時点で「お名前は?」と呼びかけたら、しっかり名前を答えられ、そこからは我に返ったように、住所も生年月日もしっかり答えられました。
駆け寄った時点で、すぐに車道に出て安全確保はしましたが、あとは呆然と見るだけです。その時に、赤い誘導灯を「赤棒持って来い!」と指示したら「赤帽?」って、おい!ここでボケるんか(-_-#) と思いましたが、すぐに全員が、車の誘導に駆けつけてくれました。でも署員の方の冷静な対応は、見ていて感動しました。救命講習どおりのことなんですが、果たして目の前に倒れた人に対しこんな風に出来るのか?と自問自答の我々第2分団のみんなでした。しかしAEDの効果は抜群で、それをリアルに目の前で見れたのは、本当にみんなの財産になったと思います。しかしたまたま訓練中の私達の目の前だったから、対応が早かったけど、署の前と言えども歩道は見えません。いろんな偶然が、重なってその方は、一命を取り留めたのですから、幸運の持ち主だったのでしょう。しかし、この後、何事もなったように署員の方々は、ポンプ車研修に戻ったのですが、情けないのですが私達は、そうは行きません。その晩に打ち上げでは、いつもよりアルコールが進んだのは言うまでもありません。
そして今日、朝、二日酔いの頭で、稲刈りに出発したら雨が、シトシト降ってきました。スタッフの一人に「昨日、天気が良かったのに刈らんしや」と言われましたが、ごもっともです。でも、今日は、決算の期末日で、棚卸し等々の業務があったので、私的には、助かりました。でも台風の影響か、お天気微妙~~(ToT)