よく、テレビなどで日本型雇用か年俸制かという話をすると、
「でも年俸制だといろいろと厳しくて大変でしょう」なんてことを言われる。
でも、先ごろ発表された調査調査によれば、実際に厳しいのは日本型雇用の方かもしれない。
組織への愛着、ワークライフバランス、職場の人間関係、報酬の妥当性
にいたるすべての項目において、日本はアメリカに劣っているのだ。
一言でいうと、日本人サラリーマンは仕事に愛着も満足感も抱いちゃいないということだ。
それでいて実労働時間だけは先進国一長いわけだから、もうほとんど人生=拷問みたいな
ものである。
まあ職務給ではなくて年功序列給なので「給料が割に合わない」と思う人が多いのは
当然なのだけど、それにしてもワークライフバランスや人間関係でも全敗、満足度も
ほぼ半分以下とは驚きだ。なんてひどい国なんだろう。
まだまだ先が長いという人はご愁傷様です。
普通、労働市場では、満足度って何かとトレードオフの関係であると思うのだけど、
何一つメリットがなくて不利益だけついてくるっていうのはある意味凄い。
いや、安定性という意味ではメリットらしきものもあるのだろうけど、それは大手だけの
話だし、大手にしてもいっぺん落ちてしまうと長期失業という形でロックされてしまう
わけで、日本型雇用のメリットっていったいなんだろうか。
今は亡きソ連は、労働者の国なのに生産性も賃金も低くて、しかも全然楽しそうに見えない
という不思議な国だったが、意外と日本も海外から見れば同じようなものかもしれない。
要するに、ソ連も日本も規制が強すぎて労働市場が機能していないというわけだ。
ただし、これは逆に言えば、新たな成長産業なんか見つけなくても、一定の流動性さえ
労働市場に導入できれば、ずいぶんと国民の閉塞感は低減できるということでもある。
「成長よりも成熟した社会を」という人も、これならまんざら悪い話でもないだろう。
言いかえれば、労働市場というのは政治家にとって宝の山みたいなものだろう。
へんな事業に税金つぎ込む前に、新政権には足元を見渡してみることをおススメしたい。
「でも年俸制だといろいろと厳しくて大変でしょう」なんてことを言われる。
でも、先ごろ発表された調査調査によれば、実際に厳しいのは日本型雇用の方かもしれない。
組織への愛着、ワークライフバランス、職場の人間関係、報酬の妥当性
にいたるすべての項目において、日本はアメリカに劣っているのだ。
一言でいうと、日本人サラリーマンは仕事に愛着も満足感も抱いちゃいないということだ。
それでいて実労働時間だけは先進国一長いわけだから、もうほとんど人生=拷問みたいな
ものである。
まあ職務給ではなくて年功序列給なので「給料が割に合わない」と思う人が多いのは
当然なのだけど、それにしてもワークライフバランスや人間関係でも全敗、満足度も
ほぼ半分以下とは驚きだ。なんてひどい国なんだろう。
まだまだ先が長いという人はご愁傷様です。
普通、労働市場では、満足度って何かとトレードオフの関係であると思うのだけど、
何一つメリットがなくて不利益だけついてくるっていうのはある意味凄い。
いや、安定性という意味ではメリットらしきものもあるのだろうけど、それは大手だけの
話だし、大手にしてもいっぺん落ちてしまうと長期失業という形でロックされてしまう
わけで、日本型雇用のメリットっていったいなんだろうか。
今は亡きソ連は、労働者の国なのに生産性も賃金も低くて、しかも全然楽しそうに見えない
という不思議な国だったが、意外と日本も海外から見れば同じようなものかもしれない。
要するに、ソ連も日本も規制が強すぎて労働市場が機能していないというわけだ。
ただし、これは逆に言えば、新たな成長産業なんか見つけなくても、一定の流動性さえ
労働市場に導入できれば、ずいぶんと国民の閉塞感は低減できるということでもある。
「成長よりも成熟した社会を」という人も、これならまんざら悪い話でもないだろう。
言いかえれば、労働市場というのは政治家にとって宝の山みたいなものだろう。
へんな事業に税金つぎ込む前に、新政権には足元を見渡してみることをおススメしたい。
社員の人を見ていると、残業も多いし、問題のあるパートもなかなか辞めさせられない上、頭も上がらないと言う感じです。必ずしも非正規雇用者が弱者なのかなあと自分の職場を見てると思います。
日本の政治家の中で 比較的ワークライフバランスに関心があって自分の政策に取り込もうとしている方はいますか?
あるいは全く日本の政治家にはそういう方はいらっしゃらないのですか?
日米での調査対象の属性の違いは、産業構造、労働市場の構成の違いをそのまま表しているのかもしれませんが、それだけともいい切れないところがあります。
特に日本の方が非正規社員の回答者の割合が多いですね。
「やりがい」とか「割に合わない」という意見についてはこのあたりの影響も大きいかもしれません。
あと日本の方は回答者の勤め先が中小企業に偏っていますね。米国の方は1000人以上の大企業が47.5%と半分近くを占めているところも影響がありそうです。
一概にこの調査の結果だけをもって決めつけてしまうのもよろしくないかと思いました。
お得意のペシミスティックな思考による部分もかなりある
かもしれませんが、それ以上に働いている人の意識
はかなり歪んでしまってますね。
今の左派政権だと労働市場の固定化は進んでも、
規制緩和にはまず行かないでしょうね。
左派政権なのに労働市場に関しては超保守的。。。
笑うに笑えません。
既得権益者を守りながら、全体の苦しみはどんどん
増すばかり、結果として既得権者も大してメリット
もなくなっている。国民がこの矛盾に気がつくまで
まだまだかかりそうですね。
一刻も早く皆さんが感情論から卒業することを切に
願っております。
というか、効率性は無いし(効率性を求めることは悪と見る風習すらありますよね)、働いただけの対価は無いし、一回脱落すれば敗者復活のチャンスすらない。休むことも異常に悪く見られる。
他の国がパラダイスなんて絶対言わないけど、少なくとも日本に比べれば全然ましですよね。
思ったんですが、北朝鮮やソ連を「地上の楽園」と称賛していた老人達は今の日本を「楽園」と捉えているんでしょうか?毎年3万人も自殺者を出すこの社会を。
一方、民間人については、民間の流動化の前に公務員のそれをしてからでなければ役人天国になるだけです。自衛隊、刑務所職員、米軍基地職員・・・どうやって組織のモラル低下なくして流動化・リストラするのかは技術的に難しい(民間では10年ほど前のリストラ・大量出血の経験がありますが)・・・それ以上に各政党の票の出どころなど、党利党略的に難しそうですが。
…つれづれなるままにコメントしたら、赤木さんのtwitterみたいになりました。
これに尽きます。
じゃあ何が有益か?という哲学的な議論をいっこうに起こす気のない日本人はやはり「12歳」だ。
ソ連は規制をなくして自由にしました。
確かに今はBRICsの一角ですが、平均寿命が栄養失調・自殺・アルコール中毒・犯罪で急減し、民主主義自体が信を失いました。
日本もそうすべきでしょうか?
そうでないなら、流動化や規制緩和はしっかりとした機能するセイフティーネット、無条件の生存保障の完備が条件なのでは。
弱肉強食、社会などないでは血族だけが頼りだからと賄賂を取って親族を食わせる構造にもなりかねません。