連合が非正規雇用の待遇向上を正規以上に打ち出したそうだ。
まあ、電話相談窓口よりは一歩前進と言ってもいいだろう。
ただ、具体的にどれくらい引き上げるのか、具体的な目標が含まれていないので、
即効性は薄いだろう。
一方、Ronzaでも、コテコテの“大企業悪玉論”でお馴染みの竹信さんが、
同一労働同一賃金について述べている。
日本の労働市場には、同一価値労働同一賃金を図るモノサシがない。
終身雇用の会社人間を基本としてきたため、会社を越えて職務の価値を
計る仕組みが発達しなかったからだ。
ようやく構造的な問題についても勉強してくれたようだが、氏もここでばったり
思考停止してしまい、後半は何を言っているのかまったくわからない。
本気で同一労働同一賃金をやろうと思ったら、方法は一つしかない。
たとえば現状、朝日新聞が竹富さんと同じ学歴、年齢の女性を採用しようとしたら、
1500万以上払わないといけない。
だから、雇うのは22歳のピチピチの男の子がメインで、そこから外れる人は非正規
として雇用するわけだ。
というわけで、年齢、学歴によらない流動的な処遇を労使で決めていただくのが、唯一
同一労働同一賃金への道筋である。
そのための基本法でも作って、その流れを後押しする以外にないだろう。
ただ、そうすると当然、一千万以上貰っている正社員の中には、どかんと下がる人も
出てくるわけだ。連合の「とりあえず言ってみました的なスローガン」にせよ、
竹信さんの支離滅裂な作文にせよ、その向こうには正社員のジレンマが透けて見える。
まあ、電話相談窓口よりは一歩前進と言ってもいいだろう。
ただ、具体的にどれくらい引き上げるのか、具体的な目標が含まれていないので、
即効性は薄いだろう。
一方、Ronzaでも、コテコテの“大企業悪玉論”でお馴染みの竹信さんが、
同一労働同一賃金について述べている。
日本の労働市場には、同一価値労働同一賃金を図るモノサシがない。
終身雇用の会社人間を基本としてきたため、会社を越えて職務の価値を
計る仕組みが発達しなかったからだ。
ようやく構造的な問題についても勉強してくれたようだが、氏もここでばったり
思考停止してしまい、後半は何を言っているのかまったくわからない。
本気で同一労働同一賃金をやろうと思ったら、方法は一つしかない。
たとえば現状、朝日新聞が竹富さんと同じ学歴、年齢の女性を採用しようとしたら、
1500万以上払わないといけない。
だから、雇うのは22歳のピチピチの男の子がメインで、そこから外れる人は非正規
として雇用するわけだ。
というわけで、年齢、学歴によらない流動的な処遇を労使で決めていただくのが、唯一
同一労働同一賃金への道筋である。
そのための基本法でも作って、その流れを後押しする以外にないだろう。
ただ、そうすると当然、一千万以上貰っている正社員の中には、どかんと下がる人も
出てくるわけだ。連合の「とりあえず言ってみました的なスローガン」にせよ、
竹信さんの支離滅裂な作文にせよ、その向こうには正社員のジレンマが透けて見える。
これは結局"プロレス"なんですよ。
フェアな環境で達成される「結果」であって、ルールをフェアにしろというのとはちょっとずれているので、スローガンとして微妙ではないかと。
更に、頭の悪い左派に都合良く解釈されやすい言葉なので。
城さんたちの活動に加えて
湯浅雨宮ユニオンの運動があったればこそ。
なんでこの三者をここの人たちはそんなに毛嫌いするのか心底から分からない。
「有り難い事だけど、もしかして僕も組合費を払わなければいけなくなるのかな?」(非正規雇用者)
「毎月結構な額の組合費を取られているけど、その組合費で、組合費を払っていない彼ら(非正規雇用者)まで助けてやるのか?」「彼らからも徴収して、その分俺達の組合費を値下げしてほしいよな」(正規従業員)
今思えば、どちらの言い分も正論です。しかし、その後組合が非正規雇用者の待遇向上に向けたアクションを起こしたという話は全く聞かなかったので、単なるリップサービスだったのかとも思えます。
(あの頃は今回みたいにニュースにもなりませんでしたし)
しかしニュースになってしまった今回は、リップサービスでは拙いでしょう。さらに上記のような組合費云々の議論も沸き起こるかも知れないと思いました。
SAPIOで大前研一さんがこれからの労働組合は低コストで生活出来るような社会を目指した方がよいという(私には そう理解できました)レポートを書いていました。
正規雇用の人々でも 非正規雇用の人々からも必要とされるような労働組合がこれからは出てくるでしょうか?またこれからの社会に必要とされるような労働組合になるためにはどういう方向に労働組合は進む努力と工夫が 必要でしょうか?
皆さんはどう思いますか?
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-10-23/2010102306_01_1.html
派遣法の抜け穴告発
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-10-23/2010102304_02_1.html
結局、非正規雇用は正社員との裏表の関係があることから目を背けては駄目なのですね。
城さんのコラムや書籍を熟読後はしんぶん赤旗の新しい読み方が身についた感じがします(笑)(他のメディアへの見方にも変化ありです・・これが今のメディアリテラシー??)
景気が好調な時には低賃金の非正規雇用を増やして対応し、生産が落ち込めばまっ先に非正規雇用のクビを切る→○事実
ただ、大企業が・・・どうこう指摘してますけど、その大企業自体を経営、運営してるのは正社員側トップ陣だろうと。その辺まで斬り込んでくれないと結局うやむやなまま具体的な解決策に結びつかないのですね。
企業社会だけではなく教員の世界も似た状況のようで・・・・・
あとこれも若手教員も正規になっても自治体の財政赤字もあって給与が殆ど上がらない仕組みになってるとか・・・・日本はいきなり破綻はしないかもしれないけど30~40歳より下の世代は皆どこかしら人生詰んでいるとしか言いようがない気がしてきた・・・orz
非正規教員、7人に1人 財政難で毎年増加し10万人超
http://www.asahi.com/national/update/1023/TKY201010230163_01.html
小・中学校 非正規教員が9人に1人
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik10/2010-08-18/2010081802_01_1.html
結論:若者マニフェストがんばりましょう!!!
*みんなドンドン登録するんだ。
この流れから逃れるには海外で働くか外資で働くか、あるいはいつでも転職できるような実力を身につけるかどれかしか選択の道はありません。
官僚社会内部も、やはり階級社会で、キャリア対ノンキャリ、学閥、閨閥が未だに支配しているような世界でしょう。
どの社会でも、能力や実力、業績、家柄、学歴、地縁などで階級ができてしまうことは仕方がないことです。それでも、特に日本の教育・雇用・(組織内の)昇進システムは、超・硬直的で、トップダウン方式だと思いますね。
一度、レールから外れると再挑戦や敗者復活はない。また、リーダーや上司が優秀で、器量が大きい人なら部下もいいのですが、反対の場合が多いのでは?そして、上の者が下の人間を見下すのね。
今回は本気でジレンマを隠せなくなって来ている。
とりあえずそこが進展しているのかもしれない。