今回の経済対策7.2兆円は全体的にばら撒き色が強く、その先のビジョンがまるで
見えない。仕分け会議の熱はいったいなんだったのか。
特に問題なのは、亀井さんのごり押しでねじ込まれた1000億の公共事業だ。
そんなことに使うのなら、スパコンの700億の方がよっぽどマシだ。
今回の経済対策を巡る連立政権内のドタバタを見てもわかるとおり、国民新党には
根深い公共事業依存体質があるようだ。マニフェストでも国債発行で200兆円の財政
出動を掲げているだけのことはある。
彼らに成長戦略など期待してないが、財政問題についてはどう考えているんだろうか。
と思っていたら、週刊新潮で藤原正彦センセイがこんな噴飯もののことを書いていた(12.10号)。
・日本は財政危機というが、金融資産がいっぱいあるから純債務で見ると大したことない。
・日本の国債は95%を日本国民が買っているから問題ない。
・公共事業はそれ以上の税収を生むから良いことだ。
一応書いておくと、金融資産と言ったって年金預かり金も入っているし、財政投融資
の貸付金300兆円のうちかなりの部分は溶けてしまっていると思われる。
(じゃなかったらこんなに成長率が鈍化してはいない)
「自国民が持っているから安心」なんて意味不明で、いまどき全国民一丸となって
国債を買い支えるとでも思っているのか。
というか、保守ってこんなに頭が悪いのか。
藤原センセイは、「本を読まない国民の目線とはテレビのワイドショーの意見と同じ」
と嘆いて見せるが、センセイの本こそワイドショー並みですよ。
共産党なんていまやカルトみたいなものだが、実は保守もとっくに死滅していたのだろう。
「構造改革路線の推進」と「美しい国」という二つのエンジンを積んだ安倍内閣が、
迷走の末に早期瓦解したのは、一方のエンジンがハリボテだったからに違いない。
ちなみに、今、保守の看板を掲げているのは、自民の族議員残党と、保守っぽい
ヨタ話で日銭を稼ぐ商売人くらいだろう。
前者が国民新党であり、後者が藤原センセイというわけだ。
自民党が「保守という言葉の再定義」を図っていろいろ模索しているようだが、
こんなのと一緒にされたんじゃ名前変えたくなるのも分かる。
個人的には、こういうものはまず中身があって、後から第三者がレッテルを貼るもの
だと考えている。最初から“保守”だの“品格”だのの看板を掲げる人間というのは
他に語るべき中身が無いのだろう。
見えない。仕分け会議の熱はいったいなんだったのか。
特に問題なのは、亀井さんのごり押しでねじ込まれた1000億の公共事業だ。
そんなことに使うのなら、スパコンの700億の方がよっぽどマシだ。
今回の経済対策を巡る連立政権内のドタバタを見てもわかるとおり、国民新党には
根深い公共事業依存体質があるようだ。マニフェストでも国債発行で200兆円の財政
出動を掲げているだけのことはある。
彼らに成長戦略など期待してないが、財政問題についてはどう考えているんだろうか。
と思っていたら、週刊新潮で藤原正彦センセイがこんな噴飯もののことを書いていた(12.10号)。
・日本は財政危機というが、金融資産がいっぱいあるから純債務で見ると大したことない。
・日本の国債は95%を日本国民が買っているから問題ない。
・公共事業はそれ以上の税収を生むから良いことだ。
一応書いておくと、金融資産と言ったって年金預かり金も入っているし、財政投融資
の貸付金300兆円のうちかなりの部分は溶けてしまっていると思われる。
(じゃなかったらこんなに成長率が鈍化してはいない)
「自国民が持っているから安心」なんて意味不明で、いまどき全国民一丸となって
国債を買い支えるとでも思っているのか。
というか、保守ってこんなに頭が悪いのか。
藤原センセイは、「本を読まない国民の目線とはテレビのワイドショーの意見と同じ」
と嘆いて見せるが、センセイの本こそワイドショー並みですよ。
共産党なんていまやカルトみたいなものだが、実は保守もとっくに死滅していたのだろう。
「構造改革路線の推進」と「美しい国」という二つのエンジンを積んだ安倍内閣が、
迷走の末に早期瓦解したのは、一方のエンジンがハリボテだったからに違いない。
ちなみに、今、保守の看板を掲げているのは、自民の族議員残党と、保守っぽい
ヨタ話で日銭を稼ぐ商売人くらいだろう。
前者が国民新党であり、後者が藤原センセイというわけだ。
自民党が「保守という言葉の再定義」を図っていろいろ模索しているようだが、
こんなのと一緒にされたんじゃ名前変えたくなるのも分かる。
個人的には、こういうものはまず中身があって、後から第三者がレッテルを貼るもの
だと考えている。最初から“保守”だの“品格”だのの看板を掲げる人間というのは
他に語るべき中身が無いのだろう。
しかも、それを具体的データを示しながらやるもんだからそれなりに説得力があるように見える。(ブログ上で伊藤教授をけちょんけちょんにけなしていました。)
実際のところどうなんでしょう?
誰か三橋さんにデータを示しつつ論理的に反撃できる人はいないんでしょうか。
個人的には池田さんと討論してもらいたいな。とは思いますが。
その二つが組み合わさったシロモノが「保守」ではないかと個人的には思いますが。
いかがでしょうか?
いつも拝見させていただいております。
新卒至上主義のため、多数の(主に既卒無職)会計士試験合格者が就職できずにいます。
私は幸運にも職に就けていますが、同じ資格を目指した人間が就職すらできずにいる現状を悲しく思います。
城さん、頑張って労働市場の改革を行って下さい!
金融庁の小手先改良では、本質が改善されません。
よく言われる日本の資産とは、個人資産の合計(家計の総資産)を指すのが普通だと思います。
それは、平成19年現在で約1,500兆円強。
そのうち年金準備金等が404兆円。
証券分などを差し引いて、直ぐに動かせる現金及び預金の資産は、結局780兆円ほどしかありません。
この金額では、既に現在の政府の国債残高860兆円を支払えないのです。
日本の個人資産がいっぱいあるだのという幻想を振り撒いて無責任なことを言っているのは、殆ど俗流の評論家しかいません。
藤原氏は、既に学者でも何でもないということでしょう。
自分の世界をわきまえないで、人様に説教と幻想振り撒いている輩は、右であれ左であれ、有害無益だという好例でしょうね。
随分と本が売れているようで、ああいうおかしな理屈が世間に出回るのは危険です。
国家破産の定義を債務不履行に限定して、インフレは実質債務不履行なのに、これは債務不履行ではないと狭義の定義におさめて屁理屈を展開するのは理解できません。
三橋さんの理屈ではジンバブエでも債務不履行ではないそうです。
http://ameblo.jp/takaakimitsuhashi/
ジンバブエが債務不履行じゃないと定義されて納得する人がどれだけいるのでしょう?
正直に言えばオレはバカすぎて城さんの言ってることの2割くらいしか理解できてないけど公共事業が税収を生まないことだけは分かる。どうゆう数学の理論を使って「公共事業が税収を生む」と導き出したんだろう?その数式を俺に教えてほしい。
「日本経済をボロボロにする人々」の12月9日の記事がありますよ。モリタク批判の後に三橋批判が展開されてます。