知的財産研究室

弁護士高橋淳のブロクです。最高裁HPに掲載される最新判例等の知財に関する話題を取り上げます。

エレベータ審取

2012-02-12 17:38:56 | 最新知財裁判例
エレベータ審取 平成23年(行ケ)第10109号 審決取消請求事件 請求棄却 本件は拒絶査定不服審判不成立審決に対して取消を求めるものです。 争点は新規性・進歩性の有無です。 裁判所の判断は22ページ以下。 本判決は、まず、各種公報の記載から、「荷役機械等に使用されるワイヤロープにおいては, 強度が高くかつ細く軽量な性能を有するものが好ましいとされているところであり, 高強度のワイヤロ . . . 本文を読む

気泡シート審取

2012-02-12 17:13:45 | 最新知財裁判例
気泡シート審取 平成23年(行ケ)第10130号 審決取消請求事件 請求認容 本件は無効審決に対して取消を求めるものです。 争点は進歩性の有無です。 裁判所の判断は31ページ以下。 本判決は、まず、審決の「プラスチックフィルム等を用いる包装材において, 新たな機能を付与しようとすれば新たな機能を有する層を付加するのは当業者の技術常識といえ,逆に,従来複数の層により達成されていた機能を例 . . . 本文を読む

フルオロエラストマー審取

2012-02-12 16:41:00 | 最新知財裁判例
フルオロエラストマー審取 平成23年(行ケ)第10053号 審決取消請求事件 本件は拒絶査定不服審判に対して取消を求めるものです。 争点は新規性の有無です。 裁判所の判断は14ページ以下。 本判決は、まず、原告の「本願発明のフルオロエラストマーは刊行物1発明におけるような従来の懸濁重合法とは異なる特定の方法で初めて得られるものであって,重合方法の相違も本願発明と刊行物1発明の相違点となる . . . 本文を読む

久保克行「コーポレート・ガバナンス 経営者の交代と報酬はどうあるべきか」を読ん考えたこと(その1)

2012-02-03 11:41:24 | 会社法
1 本書の構成 本書の構成を僕の理解した限りで大まかに述べると以下のとおりである。 まず、第1章において、コーポレート・ガバナンスを経営者の規律のメカニズムとして位置づけ、そのメカニズムとして、「経営者の交代」と金銭的インセンティブとしての「報酬」があることを指摘する。 次に、第2章及び第3章において、「経営者の交代」と「報酬」に関して、実証データに基づく分析と検討が加えられる。 この検討 . . . 本文を読む

プロダクト・バイ・プロセス・クレームについての知財高裁大合議判決

2012-02-01 14:32:18 | 最新知財裁判例
平成22(ネ)10043号 1 判決の内容 1-1 特許権侵害訴訟における特許発明の技術的範囲の確定について 本判決は、まず、特許権侵害訴訟における特許発明の技術的範囲の確定について、「特許法70条は,その第1項で「特許発明の技術的範囲は,願書に添付した特許請求の範囲の記載に基づいて定めなければならない」とし,その第2項で「前項の場合においては,願書に添付した明細書の記載及び図面を考慮して, . . . 本文を読む

ファイスブック

Intellecual property/知的財産

Facebookページも宣伝

応援有難うございます。


にほんブログ村

ブログ開設以来、順調にアクセス数が伸びており、嬉しく思っております。

これも皆様方のおかげです。

「にほんブログ村」に登録しましたので、当ブログを応援してれいただける方は、下記クリックしていただけると嬉しいです。

にほんブログ村 本ブログへ