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リコーオートハーフ 初期型

2011-09-19 | カメラ紹介

 オートハーフは好きなカメラなので何台かありますが
 これは初期型の中でも はじめのモデルだと思います
 
 初期型はレリーズ(シャッター)の位置が前にある型なのですが さらに最初期型になると 裏ブタのフィルム押さえの支えに モルトが使われています。


 二代目になると普通のカメラのように 受けも金具になり
 耐久性は良くなるのですが 最初期型だとモルト受けですから 経年変化でへたってきたり 最悪溶けてきたりします。

 使う側は びっくりしますが そういうところも愛さなければと思います。
 修理も難しくないし嫌いではありません。

 なんだか英国車ミニのサスペンション(昔のものはウレタンで支えていました)
 のようでほほえましいです。

 もうひとつ初期型は 裏ブタが外れないように ロックがかかります。

 そしてロックをかけると シャッターもロックされるので 知らないで使っていると
 シャッターの故障かと あわてます。
 
 ロックをはずすとシャッターは下りますが その代わり裏ブタを間違ってあける危険が増します。


 なんだかなーと思いますが 知っていると便利で使いやすいです。

 このロックは後のモデルでは採用されませんでした
 やはり初心者用を想定していますから 難しい装置は受け入れられなかったのでしょうね

 このカメラは ややオーバー目(1.5段くらい)の露出で
 ジャンクで出ていました
 このカメラはISO200までしか設定がありませんから
 ISO100のフィルムをいれても補正し切れません

 でも使うにはそんなに困りません
 全体オーバーでも 写したいものが適正の場合もあるし
 最初からオーバー目で撮りたい時もあるので 計算しながら使えばいいしね

 何十年も前のカメラが 動いてレンズの状態もいいというのは
 それだけで奇跡に近いことなのですから 
  



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