睡眠時無呼吸症候群格闘絵巻

睡眠時無呼吸症候群について語ります

睡眠時無呼吸症候群 成人男性の13% 京大研究班 推定の3倍超

2005-11-19 | 格闘日記
睡眠時無呼吸症候群に関する興味深い記事がありましたので紹介します。


寝ている間に断続的に呼吸が止まって深い眠りがとれず、日中に眠気を引き起こす睡眠時無呼吸症候群が、成人男性の約13%にみられることを、京都大医学研究科の角谷寛・助教授(睡眠科学)らの研究チームが、17日までに確認した。こうした調査は国内では例がなく、これまで推定されていた値の3倍以上になるという。
 睡眠障害に伴う病気の割合や影響を探るため、大阪府内11カ所で働く流通業の事務職と現場労働の20-50代男性306人(平均年齢44歳)を、質問票や専門医の診断、調査機器を使って昨春から1人当たり1週間かけて調べ、173人分をまとめた。
 睡眠中に起きる10秒以上の呼吸停止や低呼吸の回数は、1時間当たり5回未満(正常)の人が33%、5回以上(軽症)が39%、15回以上(中度症)が19%、30回以上(重症)が9%。軽症以上の人のうち、睡魔に日中襲われる睡眠時無呼吸症候群の人は13・3%に上った。
 重症者のうち8割に肥満、9割にいびきをかく特徴がみられた。日中に「眠い」と感じる人は重症で3割、中度症、軽症、正常はともに2割いて、自覚症状との関係は少ないことも分かった。健康上の理由で会社を休む人の割合は、正常に比べて重症者は4倍だった。
 睡眠時無呼吸症候群は一昨年に起きた山陽新幹線運転士の居眠り事故で注目され、交通事故や労災につながると指摘される。
 また、低酸素状態やストレスなどで高血圧や脳卒中、心筋梗塞(こうそく)の原因になるとも考えられている。米国では睡眠障害による経済損失は年間7兆円とのデータもある。
 角谷助教授は「睡眠時無呼吸症候群は国内では多角的な実態調査がなく有病率は男性で3-4%と考えられてきた。眠気を感じる人だけ調べたのでは問題を見過ごす可能性があり注意が必要だ」と話している。

出典はこちら

CPAPの効果は今のところ限定的

2005-11-13 | 診察・検査
診察に行って来ました。
相変わらず寝ている間にCPAPを外してしまうことが頻繁にあって、この一ヶ月だけでも約10回ほどになります。
ということは、三日に一回ぐらいのペースで朝まで装着していないということです。
装着に慣れてくると、週に1回か2回ぐらいになるそうですが、私の場合はまだそこまでに至っていません。

CPAPから送り出される空気の強さをグラフで見ましたが、最高値の7に到達していることが頻繁にあり、強さが不足(酸素が足りない)状態になってしまい、CPAPの効果が薄れているのではないかという疑いが発生しました。
結局、脳が覚醒してしまって、そのときに顔に付いているマスクをうっとおしく感じて無意識に外してしまうのではないかと思われます。
また、いびきのような振動も記録されているようで、その点からしてもCPAPの効果がきちんと現れていないことが分かりました。
その結果、今日からCPAPの強さを4~9に上げることになりました。

完全に外れていたときは日中かなり眠くなるので、きちんと装着できているときは効果があがっていると思うのですが、外してしまっては何の意味もなくなってしまいます。
これでなんとか外す回数が減ってくれればいいのですが。
次回の診察まで経過を見ることになります

診察日が近づいてきました

2005-11-08 | 格闘日記
最近ふと思い出したこと。
9月に書いたとおり、CPAPに加湿器を付け加えることになっていたのですがすっかり忘れていました。
そろそろ空気も乾燥してくる季節ですし、それもあって最近ますます使い勝手が悪くなってきたのかもしれません。
せっかく精製水も買ってあるというのに。
と、言いつつも面倒なので週末までこのままということで・・・。
しかし、週末は診察日なんだなあ。
また診察時のことは早めに書きたいと思います。

自宅で簡単に検査できます

2005-11-06 | 格闘日記
睡眠時無呼吸症候群かどうか、自宅で簡単な検査ができる方法がありますので紹介します。
いびきがうるさいとか、それが時々とまっていると言われたことのある方など、一度これを使って医学的なチェックをしてみてはいかがでしょうか。

セブンイレブンが取り扱いをしていますので、希望すれば検査キットを店頭で受け取ることもできるようです。
もちろん検査するのはセブンイレブンではありませんが。
検査後は専門医の紹介もあるそうですから、睡眠時無呼吸症候群と診断された場合は、どこの病院に行けばいいのか迷うことも無いと思います。

詳しいことはサイトを参照してください。
こちらからどうぞ。

CPAPが記録している資料

2005-11-06 | 格闘日記
これは月に一回受診するとき、病院でもらって来る資料です。
くしゃくしゃになっていますが、なんとかスキャンできましたので公開したいと思います。
CPAPによって送り込まれた空気の圧力が、日ごと時間帯ごとに表示されています。
これを見ると何時に寝て何時に起きたかも分かります。
自分で言うのもなんですが、ちょっと夜更かしが多すぎますね。
仕事から帰ってくるのが遅いというのもありますが、もうちょっと早く寝るように心がけないといけません。

SASは自覚症状が無いのが普通です

2005-11-05 | 格闘日記
ここ数日は朝までCPAPを装着したまま眠れています。
人間の本能といいますか、顔に変なものがくっついていると、つい取り払いたくなるものですよねえ。
この点については前回の診察時に相談したのですが、やはり慣れるしかないそうです。
眠っているときは意識して外さないようにできませんから、確かにこればっかりは慣れるしかしょうがないですね。

来週の土曜日は三度目の診察なのですが、過去二回の診察はいずれもうっかり忘れてしまいそうになりました。
そのうち診察に行くのを忘れてしまう日が来るのではないかとドキドキしています。

さて、JR西日本の福知山線脱線事故のあと、運転士が睡眠時無呼吸(SAS)ではないか検査をはじめたそうです。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20051102-00000115-yom-soci
私の記憶違いでなければ、SASが世間一般に認知されるようになったきっかけは、新幹線の運転士がSASだったため、しばらくのあいだ居眠り運転されていたとの報道だったと思います。
この病気のいちばん恐ろしいところは、自覚症状のない人がほとんどだということではないでしょうか。
最近はいろんなブログでSASの話題を見かけますが、家族が「いびきがひどいから」と診察を勧め、検査を受けたらSASだと診断されたケースが非常に多いように思います。
そういう記事を読むと、体を電極だらけにされるあの検査を受けたんだなあと思って、なんだか妙な連帯感を感じてしまう今日このごろです。
新幹線は最新鋭の安全管理システムがあるからまだいいのですが、これが在来線やバスなら大変なことになってしまいます。
この間の脱線事故の運転士がSASであったのかどうかは分かりませんが、その可能性も全く否定する根拠はないと思います。
やはり人の命を預かる以上、必ず検査は受けておいて欲しいと思います。
その方が、本人も周囲も不幸にならずに済むからです。
そろそろCPAPを装着して寝ることにします。
おやすみなさい

ガン検査はもっと高い

2005-11-04 | 関係ない話
睡眠時無呼吸症候群の治療にはお金がかかると既に書きましたが、なんとガンの検査で22万円もかかるものがあるそうです。
国立がんセンター検診がそうなのですが、発見率が5%を超えて精度がすごく高いんだそうです。
全然知りませんでしたが、こんな数字で精度が高いんですね。
ほとんどの臓器と組織を検査する総合検診では、女性が225,750円、男性が189,000円とのこと。
検査でこの金額はちょっと高いなあ。
上には上があるもんですね。

治療コストは高い

2005-11-03 | 格闘日記
毎月一回診察を受けに病院へ行きますが、当然その都度の診察料が必要になります。
CPAPはレンタルしていますので、その料金も同時に支払うことになります。
診察料とレンタル料の内訳は分かりませんが、前回の支払額は4,600円でした(いつもこれぐらい)。
この金額で年間支払額を計算すると、なんと55,200円になります。
正常な体の機能を維持するために必要な額として、高いか安いかは人によって判断が分かれると思いますが、私としてはけっこう負担に感じています。
社会人になった当初は、病院での自己負担は1割だったのになあ。
今は3割になっていますから、負担額も3倍になっています。
CPAPレンタルには保険が適用されますから、1割負担のままなら月々の負担は1,533円で済んだのに

久しぶりに朝までCPAPを装着

2005-11-01 | 格闘日記
夕べは久しぶりに朝までCPAPを装着したままでした。
最近は必ず朝になるまでに外してしまうのですが、これは久しぶりの快挙と言ってもいいでしょう。
やはりきちんと装着しているときと、そうでないときは寝起きの状態が違います。
きちんと眠れたときはすがすがしい気分になれるのですが、そうでないときは「だるい」とか「しんどい」という気持ちになります。