睡眠時無呼吸症候群格闘絵巻

睡眠時無呼吸症候群について語ります

最近雨ばっかり

2006-04-15 | 診察・検査
診察なので早朝から出かけてきました。
今回はCPAPを途中で外すこともほとんどなく、データ解析によると呼吸の停止もわずかしかないことから、かなり効果があがっているものと思われます。
ただ、設定しているCPAPの圧の最高点まで到達していることも多いため、少し様子をみてさらに圧を上げるかどうか決めることになりました。
しかし、圧を上げるとCPAPのモーター音が気になるという意見が多いらしく、ちょっと微妙なレベルに来ているんだなと思います。
その音で目が覚めたらCPAPの意味がないので・・・。

CPAPのマスクを装着するときに使う、メッシュ状の布を新規でもらって来ました。
商品名は「ソモノマスク」というんだそうです。
袋に貼ってあるラベルにそう書いてあります。
輸入販売業者名という欄がありますが、これって輸入しなくても簡単に製造できるのでは?

仲間を発見

2006-03-19 | 診察・検査
先日、二ヶ月ぶりで診察に行って来ました。
ここのところ旅行に行く機会が多いので、すっかり診察日を忘れてしまっていたので、今回はかなり長い期間が空いてしまいました。
ここのところCPAPがうまく機能しているようで、とくに問題点はないのですが、次回は本体だけでなく一式を持ち込んで装着具合のテストをすることになりました。
また、余談でありますが友人も重度の無呼吸症候群であることが判明し、CPAPの装着をしているのだそうです。自分が知らないだけで、実はお仲間が周囲に大勢いるのかもしれません。

今回の診察結果

2005-12-24 | 診察・検査
前回の診察時に、CPAPの圧力を上げました。
夜中にCPAPを無意識に外してしまう回数が非常に多く、その理由は空気の圧力が足りていないからかもしれないということでした。
上げた圧力でどういう結果が出るのか。
今回の診察でいちばん気になるのはその点です。

さて、いよいよ本題に入ります。
結果は写真の通りです。
圧力の強弱によって色分けされたグラフになるのですが、これは呼吸の状態によってCPAPが自動的に圧力を計算し、そのときに必要な空気を送り出す仕組みになっているからです。
前回までは上限が7.0(単位が何かは不明)に設定されていましたので、上限いっぱいまで行ってブルーが多くなっていました。
ここまでの点は以前の記事を参照してください。
で、今回の結果を見るとピンク色がかなり多くなっています。
これは、新たに設定した上限の9.0に到達していることを表します。
使用を開始してから目覚めるまでずっと上限に到達している日もあります。
余談ですが、今回はいつもの先生が都合により急遽休診となり、初めて対面する先生でしたが、このグラフを見てびっくりされていました。
まだ圧力が足りないかもしれないなあ、、、とおっしゃっていましたが、とりあえず今回は様子見ということで設定の変更はしていません。このグラフを見ると自分でもけっこう驚くわけですが、本当の上限はいったいどれぐらいなのかが気になります。
次回の診察では、その辺のことを相談するつもりです。

CPAPの効果は今のところ限定的

2005-11-13 | 診察・検査
診察に行って来ました。
相変わらず寝ている間にCPAPを外してしまうことが頻繁にあって、この一ヶ月だけでも約10回ほどになります。
ということは、三日に一回ぐらいのペースで朝まで装着していないということです。
装着に慣れてくると、週に1回か2回ぐらいになるそうですが、私の場合はまだそこまでに至っていません。

CPAPから送り出される空気の強さをグラフで見ましたが、最高値の7に到達していることが頻繁にあり、強さが不足(酸素が足りない)状態になってしまい、CPAPの効果が薄れているのではないかという疑いが発生しました。
結局、脳が覚醒してしまって、そのときに顔に付いているマスクをうっとおしく感じて無意識に外してしまうのではないかと思われます。
また、いびきのような振動も記録されているようで、その点からしてもCPAPの効果がきちんと現れていないことが分かりました。
その結果、今日からCPAPの強さを4~9に上げることになりました。

完全に外れていたときは日中かなり眠くなるので、きちんと装着できているときは効果があがっていると思うのですが、外してしまっては何の意味もなくなってしまいます。
これでなんとか外す回数が減ってくれればいいのですが。
次回の診察まで経過を見ることになります

入院中に散髪しました

2005-09-07 | 診察・検査
晴れて「睡眠時無呼吸症候群」と診断されたわけですから、今度は治療方法の検討をしなければなりません。
治療方法にはいくつかありますが、ごく一般的に採用されているCPAP(Continuous Positive Airway Pressure:経鼻的持続陽圧呼吸療法)を採用することになりました。
これは、寝ている間に鼻から一定の圧力で空気を送り込み、気道が塞がるのを防いで無呼吸状態を無くそうとする方法です。
写真にあるのがそのCPAPの本体です。
ここから掃除機のホースみたいなのが出ていて、その先は人工呼吸器みたいな感じになっています。
これを鼻に被せて寝るわけですが、見た目は戦闘機のパイロットみたいになります。
検査用の電極を付けたときには頭にネットを付けるため、パイロットを通り越して冷凍ミカンになったような気分です。
あの、赤いネットに入ったおいしいミカン。
最近はまったく見かけなくなりましたが、いまでもどこかで売られているのでしょうか。
検査技師さんがちょうど同世代らしく、この話題で大いに盛り上がりました。

この装置の装着練習と、効果があるかどうかを検査するため、三泊の入院をしてきましたが、電極を体中に付ける、おそろしく寝苦しい検査ももちろん含まれていました。
そのうえ、昼間は病院にいても仕方がないので、仕事に行ってもいいと医師から言われ、せっかく休めると思っていたのがとんでもない方向に進んでしまいました。

幸いなことに、自宅も職場も病院からわりと近いので、毎朝6時に起床していったん帰宅し、風呂に入って着替えを鞄に詰め、そのまま仕事をしに行って夕方には病院に帰るという日々を送りました。
こう書くとハードに見えるかもしれませんが、病院に帰って詰所の前を通るときにおもわず「ただいま~」と言ってしまうぐらい、これがなかなか快適な生活でした。
昔はテレビを見ようと思えば業者に頼んで持ってきてもらったものですが、私が入院していた病院は各ベッド脇に液晶テレビが備え付けてあって、プリペイドカードを買えばすぐ見られるようになっています。
もっとも、私はあまりテレビを見ないタイプの人間なので、入院期間中には一度もテレビを見ませんでしたが。
さらに、病院の食事はマズいのが常識と思っていましたが、これがなかなか旨かったので驚きました。
ただ、やはり病院の食事というだけあって、量はすごく少なかったですけど。
ま、それは仕方のないことですね。
看護師さんも親切な方ばかりで、そこが病院でなくマンションだったら契約しているところです。

さて、話をCPAPに戻します。
初めて装着した日、まず思ったのは「鼻が痛い」ということでした。
鼻から勝手に空気が入ってくるので、ものすごく違和感もありました。
はっきり言ってなかなか寝付けません。
結局、三日とも夜中に無意識のうちに装置を外していたようです。
治療の一環とはいえ、これはなかなかの苦痛です。
最終日に主治医と相談した結果、専用の加湿器を付けようということになりました。
そんないいものがあるなら、最初から言ってほしかった。。。
この加湿器については後日談がありますので、それはまた別の機会に披露したいと思います。

退院後は自宅でCPAPを使用していますが、月に一度外来で診察を受けることになっています。
装置のなかに状態を記憶する部分があって、呼吸の状態なんかが分かるようになっているらしく、本体を持って行くとデータを抜き取って分析してくれるそうです。
なかなかの優れものです。

まずは最初の第一歩

2005-09-03 | 診察・検査
「睡眠時無呼吸症候群」という言葉を聞かれたことはありますか?
最近になって認知度が高まってきましたが、まだまだその実態については知られていないのではないかと思います。
これから、私の実際の経験をもとに、この病気に対するいろいろなことを書いていきたいと思います。

まず、「睡眠時無呼吸症候群」だと診断されるまでの経緯について説明します。
仕事はデスクワークなのですが、日中とても我慢できないような眠気に襲われることがよくあります。
家族や旅行に行った友達から、いびきがうるさいとよく言われます。
内科で診察を受けたところ、簡単に自宅で検査ができる装置を貸してもらいました。
これは寝る前に指先にクリップみたいなものをはめて、装置の本体は腕時計のような感じで手首に巻きます。
おもむろにスイッチを入れると、血液中の酸素濃度が記録されていくそうです。
この簡易検査の結果、睡眠時無呼吸症候群の疑いが非常に濃くなりました。
正常な状態では、酸素濃度は90%以上だそうですが、私の場合は時間帯によって70%ぐらいまで低下していました。

そこで、紹介状を書いてもらって、正式な検査のできる環境が整った病院に行くことになりました。
正式な検査は一泊入院して行われます。
頭、顔、あご、のど、胴体などなど、あちこちに検査用の電極を付けて、睡眠の深さや目の動き、体の向きなど、あらゆるデータをとります。
この結果、正式に「睡眠時無呼吸症候群」であると診断されました。
だいたいの経緯はこんなところです。